2018年11月28日

遅刻をしない 〜若手の先生方へのアドバイスD〜

ここでいう「遅刻をしない」、というのは、生徒指導の話ではない。
教員自身の話である。
別に若手の先生に限ったことではないが、遅刻の常習者は社会的信用を失っていく。

私も以前勤めた学校で、遅刻常習の先生が、翌年クビになる、という出来事があった。
彼は週三回くらいの割合で、職員打ち合わせに遅刻した。
数分くらいのものだが、年間としてカウントしたら膨大な遅刻日数になる。
その姿を見て、教頭らは「許せない」、と思ったのだろう。

私が最初に専任教諭として勤めた学校は、系列の大学があったが、年5回の遅刻で、大学への推薦が消えた。
「結構遅刻にシビアなんだなぁ…。」
と、新人ながらに厳しく思ったことを思い出す。
その学校は、いわゆる皆勤する生徒も多く、大学の先生による入試の面接で、
「皆勤賞の競争をしているのか?」
などと、揶揄されていた。
「そのときは、大学の先生と高校の先生では価値観が違うんだな。」
と、思うことにした。
だが、今でもどちらが正しいかは分からない。

『教師が時間に対していいい加減で、生徒に説得力ある指導ができるのか。』
というのが、私の考えである。

社会では、多くの組織が出勤時間や退勤時間が決まっている。
学校現場は、ひたすら残業が続いて、いつまでも仕事が終わらない傾向にある。
だからといって、自分の判断で、出勤時間を遅らせてよいわけではない。
現に、生徒は登校し、スケジュール通りに動いているのだ。

今の私の学校でも、時々寝坊して遅れてくる先生もいるが、ちょっと情けないと思う。
私は、出勤する日の朝は、目覚ましなどなくても起きることができる。
さすがに夜中の2時、3時まで起きていたら、目覚ましをかけるが、それでも緊張して目が覚める。
だから、遅刻をしてくる同僚に、
「仕事に対する緊張感が足りないんじゃないか。」
そう、思っていたが、どうやら本当に起きられない人は、世の中には一定数、いるらしい。

さすがに、「他の人よりもいち早く出勤して、お湯を沸かして、お茶の準備をして…」、という時代ではないが、新人が遅れてくると、やはり風当たりは強いはずだ。

自動車通勤なら、渋滞のリスクもある。
電車なら、『遅延証明書』でとりあえず遅刻は免れる野かも知れないが、たとえ、いつも通りに出勤できなくても、遅刻しないくらいの、意気込みは大事ではないだろうか。

私の場合、以前は出勤時間の一時間以上前に学校に着いていた。
朝は、静かに集中して仕事ができるので、遅くまで残って仕事をするよりも効率がよいのだ。
それに、通勤途中に多少のことあっても、遅刻にならないことも多い。

職員打ち合わせ中に、そろそろとドアを開けて、申し訳なさそうに職員室に入室してくる様は、あまり美しくない。だったら、「一時間遅れて行こう」と、遅刻を申請する方も、公立校には多いと聞く。

「自分の不注意で、生徒や他の先生に迷惑をかけまい。」
という強い使命感があれ、遅刻常習になることはあり得ないだろう。

若手の先生方に、是非伝えておきたいことがある。
それは、
「勤務時刻の遅刻はもちろんだが、授業の遅刻も駄目ですよ。」
ということだ。

「どうか始業のチャイムで授業を始め、終業のチャイムで授業を終えて下さい。」
そして、
「その他、ありとあらゆる機会で、『時間を守る』ことに力を注いで下さい。」

そうした日常からの努力が、生徒と関わるときに必ず効いてくるものだ。
信頼感は、日常の凡事徹底から生まれる。








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