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2019年09月27日

看取り犬

『看取り犬 文福の奇跡』(東邦出版)
雑誌に書評が出ていたのだ。
犬好きの私には、興味をそそられる本であったが、買うか買うまいか、一週間ほど迷った末に、ようやく購入した。
なかなか感度的な書籍であった。

看取り犬とは、死期の近づいた人間に寄り添い、その死を看取る犬のことである。
ペットと共に入所できる特別養護老人ホームでの出来事をまとめたものである。

文福(ぶんぷく)というのは、数いる犬の中で、人の死期を感じ取る犬の名前だ。
彼は、施設の住人の死期が近づくと、その部屋の前から動かない。
そして、いよいよ臨終が近づくと、ベットの上に上がり、臨終が近づいた老人の顔をなめる、と言う。

そのときたいていの老人は、かすかな笑顔になり、安らかにあの世に旅立つのだそうだ。

こうした主として犬たちの物語臭が、この書籍の内容だ。

その中で、実際の物語とは外れるが、次のような気になる記述があった。

『愛犬、愛猫が4〜5歳になると、飼い主は皆、「あと10年一緒にいられるかな」と思うようになる。6〜7歳になると、「まだ寿命が半分残っているといいな」と考えるようになる。8〜9歳になると、「できればあと5年は生きて欲しい」と願うようになる。10歳を超えると、「せめて1年は無事生きて欲しい」と願うようになる。幸運にも15歳を超えることができたら、一日一日が、神様からの贈り物だと感謝するようになるのだ。』

私の愛犬は1歳。借りている成犬は9歳。

先日お世話になっている犬舎に行くと、14歳と15歳のカップルの柴犬が元気に私を迎えてくれた。

彼らは特に人間に媚びるわけでもないが、それでいてきっちり主人に忠実だ。
私は、そんな柴犬が好きだ。

私の愛犬P太は、相変わらず人見知りをして、生徒に散歩させると、すぐに草むらに逃げ込み隠れようとする。一方成犬Kは、何事もなく、楽しそうに歩いている。

先日は、あまりに動かないので、散歩の後半は私が抱きかかえた。
その後は、少し落ち着いて、しっぽを上げて歩いてくれた。

私との散歩のときは、Kばかりを追い回しているP太だが、あまり知らない人が来ると、途端に態度を変える。

もう一歳と一ヶ月を過ぎたぞ。

できの悪い子ほど可愛いのは、人間と同じだ。
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