2018年08月28日
NX 特別仕様車 “Black Sequence”(2019年モデル)はお買い得か?
ベース車両は、定番グレードの「IPackage」です。
2019年モデルの車両価格は以下の通り。(AWD仕様は一律+26万円高)
NX300 ・・・4,591,000円
NX300h・・・5,231,000円
一方、特別仕様車の価格は以下の通り。(AWD仕様は一律+26万円高)
上記ベース車両より、一律12万円アップしています。
NX300 ・・・4,711,000円 (+12万円)
NX300h・・・・5,351,000円(+12万円)
なお、NXの特別仕様車といえば、2017年のマイナーチェンジ前に発売された、「Urban Style」があります。
このときはベース車両(IPackage)の一律10万円のアップでした。
■NX 特別仕様車 Urban Style を初めて見た! (2017/5/18)
http://www.namaxchang.com/article/450040976.html?1535365471
さて、今回の特別仕様車 “Black Sequence”の特別装備は以下の通りとされています。
[ ]内は推定価格
・L-texシート(特別仕様車専用アクセントホワイト) [価格不明]
・スピンドルグリル&フレーム [価格不明…5万円程度?]
・フェンダーアーチモール [約151,200円…DOP参考価格]
・18インチタイヤ&アルミホイール(ダークメタ塗装+切削光輝) [+37,800円…MOP参考価格]
・パーキングサポートブレーキ [+28,080円]
・ドアミラーブラック塗装 [価格不明(ほぼ無償)]
・ドアミラー足元照明 [+31,320円…トヨタブランド車のDOP参考価格]
その他、ニュースリリースには記載されていませんがおそらく次の装備も備えていると思われます。
( ”Urban Style”も備えていましたし、画像でも黒く見える・・・)
・前後ドアメッキモール ブラック塗装 [価格不明]
まず、わかり易い例として、「アルミホイール」、「パーキングサポートブレーキ」、「ドアミラー足元照明」の3つ合計で約「97,200円」となります。今回の価格アップは12万円ですので、残り「約22,800円」の差額で、各パーツが「ブラックスタイリング化&専用内装」になると考えればわかりやすいのではないでしょうか?
この中でも特に、「フェンダーアーチモール塗装」は、ディーラーオプションで「151,200円」かかりますし、パーツを取り寄せて塗装業者で塗装したとしても「10万円」程度は見込まれます。また、「スピンドルグリル塗装」についても価格換算すると「5万円超」が見込まれます。つまり、フェンダーが樹脂なのでカラード化したい、と考える方にとっては非常に魅力的な選択肢になると思います。
「ドアミラーブラック塗装」に関しては、”F SPORT”のものを流用すると思われますので、こちらはほとんどコストは掛からないと思います。
なお、2014年以降の新型車(NX・RC・LC)では、アウタードアハンドルに照明がつく代わりに、「ドアミラーのウェルカムライト」は廃止されていますが、今回のNXはドアハンドルの照明を維持したまま、ドアミラーのウェルカムライトが追加されるものであり、この仕様はレクサス初となります。なお、既存車両への移設は近接センサーや配線追加が必要となると思われるため結構ハードルが高いと思います。
「前後ドアメッキモールブラック塗装」(が装備されていると仮定すると)に関しては、換装の難易度が高いと思われ、交換はあまり現実的ではありませんので、特別仕様車ならではの装備といえます。
以上のように、黒っぽい内外装カラーリングが好きな方にとっては、価格アップはわずか数万円であり、なかなかお買い得な特別仕様車と思いますが、次の点は要注意です。
■ボディカラーが 次の3色のみ、内装カラーが1種類のみ。
・ソニッククォーツ〈085〉
・ソニックチタニウム〈1J7〉
・グラファイトブラックガラスフレーク〈223>
■「IPackage」ベースのため、以下の装備等が選択できない。
・減衰力可変サスペンション(AVS機能)
・運転席・助手席ベンチレーション
・ハンズフリーパワーバックドア
・マークレビンソン”プレミアムサラウンドサウンドシステム
・電動式 後席6:4分割可倒式シート (リクライニング&電動格納機能)