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2014年10月20日

尊氏の反逆「太平記9」

関東での北条残党は手強く、尊氏の弟直義は各地で敗戦を続けていた。事態を案じた尊氏は自ら兵を率いて

これを鎮圧すべく参内して帝に拝謁し、大義を得るため征夷大将軍に任じてくれるよう帝に働きかけるが尊氏の

力量を恐れた帝はこれを拒絶する。

しかし背に腹は変えられず帝の命に背き尊氏は執事の高師直(根本明)とともに兵を関東に出した。

そのころ、京都で尊氏と一夜をともにした藤夜叉(宮沢りえ)は小役人に斬られひん死の重傷を負っていた。

知らせを聞いて尊氏は藤夜叉のもとに駆け付け藤夜叉との間にできた不知哉丸と対面する。

一方直義は三河まで落ち延び撤退するおり護良親王を北条に奪われることを恐れ殺害するのである。

藤夜叉の死も見届けることなく疾風のように関東に駆け付けた尊氏は北条残党を壊滅させ鎌倉に入り登子や

千寿王も後に続く。そのころ奥羽では反乱軍相手に北畠親子が戦っていた。北畠は足利の真意を知るべく京に使いを

出すが、京では名和長年らが足利討つべしと息巻いていた。

帝も護良親王逝去の知らせを受け嘆き悲しむ。

帝は尊氏のもとに勅使を送るが高師直や直義はこれに反対し追い返す。

このことは帝と尊氏の対立が決定的になったことを意味した。帝は新田義貞を呼び足利討伐の綸旨を下す。

新田は6万の大軍を率いて三河に攻め込んだ。だが尊氏は優柔不断で賊軍になることを恐れ帝の怒りを鎮めるため突如出家する。

しかし出家したとて新田が攻撃の手を緩めない。

そんな尊氏の態度を危惧して佐々木判官が尊氏のもとに赴き督戦する。

直義らが新田軍にさんざん打ち破られたことを聞いた尊氏は逆賊の汚名を受けても新田と戦うことを決意するのだった。


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posted by ハヤテ at 14:15| (カテゴリなし)
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