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2014年10月26日

高師直のクーデター「太平記 13」

高師直を執事から解任した直義だったが追撃の手をゆるめなかった。口実を設けて三条の直義亭におびき寄せ

暗殺しようとしたのである。このたくらみを直義の家臣のひとりから伝え聞き師直は屋敷を脱出した。

そのころ鎌倉にいた尊氏の嫡子義詮(片岡孝太郎)は、この謀略を知りながらな尊氏が下手人を罰しないのかいらだっていた。

すべて直冬に奪われることの恐れもあった。

一方尊氏はそんな騒ぎをよそに邸内で申楽三昧であった。屋敷を訪れた佐々木判官がほとんど出席者のいない宴を

怪訝に思ったが、尊氏はひそかに手を打っていた。

尊氏の意を受けて師直、師泰兄弟が五万の兵を率いて三条の直義亭を急襲したのだ。斯波高経、吉良満義、桃井刑部(高橋悦史)らが直義亭にいたが

狼狽し直義は尊氏亭に逃げ込んだ。師直は直義を追って尊氏の将軍亭を五万の兵で取り囲んだ。

これは尊氏の思惑通りだった。尊氏は嫌がる直義を政治から遠ざけ変わって嫡子義詮を呼び戻し政務にあたらせることを直義に迫る。


しかし言うことを聞かない直義に手を焼いた尊氏だったが、判官が中に入り、屋敷の外の師直が足利一族もろとも滅ぼす野心がちらついている。

早く決断せねば大変なことになると告げるとさすがの直義も折れ、師直は執事に復帰しクーデターは
成功したのである。

鎌倉より呼び戻された義詮に政務が引き継がれ直義は権力を失った。

直義の養子になっていた直冬(筒井道隆)も長門探題を解任され不満に思った直冬は西国へと流れていった。


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posted by ハヤテ at 16:22| (カテゴリなし)
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