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2020年03月02日

安倍首相のヒステリー発動2(二月廿八日)



 日本では、今回の新型ウイルス騒動に関して、それっぽい症状が出ている人を病院で全員検査することを主張している人もいるようだが、個人的には正気を疑う。仮に自分が今日本にいたとして、感染を疑えなくはない症状がでた場合に、医者に行くかというと、断じて否である。仕事には無理して行ってしまうかな。

 医者に行かない理由は、簡単に言えば、風邪で熱が出たぐらいで医者に行くかよと言う話なのだけど、そこには一応自分なりのリスク計算がある。風邪にしても今回の新型ウィルスのもたらす病気にしても飲めば治るという特効薬はないわけである。せいぜい市販のものよりは効果の高い症状を抑える薬の処方箋をもらって薬局で買えるようになるだけで、それ以外は医者に行かなかった場合と差はない。
 体調が悪い中医者まで出向く行き帰りの体力的な負担を考えると、予約なしでいった場合には待ち時間も長くなるわけだし、家にある市販の薬を飲んで寝てしまった方がましである。医者の診察を受けたからこれで安心と思える人なら話は違うのだろうし、医者に行かなければどうしようもないところまで行けば、タクシー呼んででも行くだろうけどさ。いやその場合は救急車か。

 もう一つの問題は、医者、病院というところは、病気の人が集まる場所だということである。言い換えれば、現在チェコでも日本でも避けるように言われている、人がたくさん集まる場所以上に病気をうつされる可能性が高い場所だということになる。たかだか風邪で病院に出かけて待合室で別の病気をもらって帰ってきたなんてことになりかねない。風邪で体が弱っていると他の病気にもかかりやすくなるわけだし。
 今回の病気で言えば、仮に一般の患者と、新型ウイルスの感染者の待合室、診察室が別々になっているとしても、新型ウイルスの検査に集まる人が全員感染者というわけではないし、中には病気だと思い込んでいるだけの人さえいる可能性があるのである。そんなところにのこのこと出かけた場合、自分が感染していたら、他の人にうつすことになるし、感染していなかったらうつされることになる。そんな恐ろしいこと、できないと考えるのが普通じゃないのか。
 感染を恐れるということであれば、今回首相が休校を要請した学校や、自粛ブームになりつつあるイベントよりも病院にいくことのほうが恐ろしい。学校やイベントの場合は、健康な人が大半なのに対して、病院は健康な人は医療関係者を除けば、ほとんどいないのである。

 中国の武漢であんな恐ろしい事態が発生したのも、パニックになった人たちが、本当の感染者も、疑いがあるだけの人もこぞって病院に押し寄せたことが原因ではないのか。その数が病院で対応できる数を大きく超えた結果、大半は待合室どころか廊下にまで放置され、体力と病気に対する抵抗力を失ったことで、重症化し亡くなる人が増えたということのように思われる。犠牲者の中には病院に来たときには感染していなかった人も大いに違いない。
 そして、医者など病院関係者に関しては、不眠不休に近い体制での対応を強いられ、体力的にも精神的にも追い詰められたのが、犠牲者を出した原因であろう。過労の状態だと風邪をひきやすく、ひくと症状が重くなりがちで、治るのに時間がかかるというのは、われわれ一般の人間でも実感できるところである。ただでさえ過労の人が多いという医者に過度の負担をかけて医療体制を崩壊させないためにも、風邪ぐらいでは病院には行かないほうがいいのである。

 だから、安倍首相はこれまでどおり、マスコミや野党に何を批判されても無視して手をこまねいていればよかったのだ。それをマスコミのヒステリックな批判に引きづられて自分もヒステリーを起して、意味不明の対策を打ち出してしまった。こんなんで日本大丈夫かね。

 マスコミのクソ報道や安部首相の突然発的な対策とやらを見るに付け、今の日本で病気を正しい知識を元に、正しいレベルで恐れるというのは不可能に近いということを思い知らされる。安部首相がやるべきだったことは、学校の休校ではなく、自ら旗を振った「働き方改革」とやらの一環として、風邪を引いて熱が出たり、体調が悪くなったりした場合には、仕事を休める環境を作り出すことだろう。子供が学校を病欠する場合には親も休み、親が病欠の場合には子供も休めればなおさらいい。
 そうすれば、職場でも学校でも、通勤途中の電車の中でも、感染者の割合を大きく下げることができるし、仮にいたとしても周りが健康な人ばかりであれば、大きな問題は発生しないはずである。学校なんて、先生も生徒も風邪などで体調が悪い人は休むということさえ徹底すれば、不特定多数と接触することがないのだから、感染のリスクは限りなく低くなるはずだ。休校だからといって子供たちが家でおとなしくしているとも思えないし、塾や予備校なんかは休みにできないだろうし、学校が休みになってもあんまり意味はありそうにない。

 学校で集団感染が起こりやすいのは、風邪などで具合が悪くても休まないことを美徳とする日本的なメンタリティのせいである。以前チェコの日系企業の人から、日本から来ている社員に対して、熱を出したら出社禁止というルールを制定しなければならなかったという話を聞いたことがある。日本人は風邪であれインフルエンザであれ、高熱がでても頑張って出社してしまう。その結果、社内に感染が広まってしまうのである。
 一方チェコ人は体調不良で休むことをためらわないので、一人の日本人が一日無理して頑張った結果、チェコ人社員に欠勤者続出で大変なことになったらしい。しかも病院で病欠の証明書をもらうと最低でも一週間は出勤を禁止されるから、問題は一日二日では終わらないのである。日本ならうつされた人も頑張って出社するから大きな問題にはならないんだろうけど。

 自粛が要請されている人を集めるイベントに関しては、大金出してチケットを買った人に、熱があるなら来るなと強制するのは無理だろうし、イベント業者に返金させることも難しいだろうから、中止や延期が続出しているのも仕方がないのだろうなあ。
2020年2月29日25時。

















posted by olomoučan at 07:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言
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