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2018年12月18日

チェコのチーム三連勝(十二月十三日)



 今週行われたサッカーのチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグのグループステージ最終戦で、チェコから出場している三つのチームが、三つとも勝利を挙げた。チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグの本戦にチェコのチームが合わせて三チーム進出するということ自体が滅多にないことを考えると、同じ週にチェコのチームが3連勝するというのが初めてのことだったとしても不思議はない。

 最初は、水曜日のプルゼニュである。最終節の相手は、勝ち抜けを決めているASローマ。ジェコがけがで欠場中のためチェコ人のパトリク・シクが出場するのも楽しみだった。グループの状況は、レアルとASローマが、それぞれ1位、2位でも勝ち抜けを決め、プルゼニュとCSKAがヨーロッパリーグの春の部に出場できる3位の座を争うという構図だった。
 大本命のレアルがモスクワでCSKAに負けるという余計なことをしてくれたおかげで、本来なら直接対決の結果で、プルゼニュの3位が決まっているはずのところが、最低でも最終節でCSKAと同じ勝ち点を取らなければならないという状況に追い込まれていた。つまり、プルゼニュが3位に入るためには、CSKAが勝った場合には、勝たなければならなかったのである。

 CSKAが負ければ、負けても問題なかったのだけど、クラブ・ワールドカップを間近に控えるレアルは、そちらに気が向いていたのか、前半終了時点で0−2で負けていた。プルゼニュのほうは0−0で、このまま試合が終わればプルゼニュは4位に転落するところだった。後半に入って、最近ヤブロネツ時代の輝きを取り戻しつつあるコバジークのゴールで先制したものの、リンベルスキーのミスから失点して同点に追いつかれたのだが、コバジークのシュートをキーパーがはじいたところにいたホリーが押し込んで勝ち越し。そのまま最後までリードを守ってプルゼニュが勝利し、グループ3位とヨーロッパリーグ行きを決めた。
 プルゼニュは、これが確か三回目のチャンピオンズリーグなのだが、毎回3位でヨーロッパリーグに勝ち残っている。グループ上位2位に入るようなヨーロッパのトップチームにはかなわなくても、何とか3位の座を勝ち取るのブルバ率いるプルゼニュのしぶとさなのである。今回は勝ち点7で3位になったのだが、これはプルゼニュがチャンピオンズリーグで獲得した最高の勝ち点で、そのおかげで臨時収入となるボーナスも過去最高の額になったのだとか。でも、レアルは最下位のCSKAに2敗で、他は全勝だったのか。何とも不思議な成績である。

 木曜日のヨーロッパリーグでは、まず初出場で未だ勝利のないヤブロネツが、グループ首位を決めているディナモ・キエフと対戦した。ウクライナのキエフは雪が降っていたようで、オレンジ色のボールを使用していた。すでに最下位での敗退が決まっているヤブロネツが、前半10分ぐらいにあげた得点を最後まで守り切って、初勝利を挙げた。得点者はドレザルではなくドレジャル。
 これまで、試合の最後の最後に失点して、勝てた試合が引き分けになったり、引き分けの試合に負けたりしてきたヤブロネツだが、この試合も最後のほうは守りに入ってあわやというシーンがあったようだが、これまでの失敗を糧に、最後まで失点を許さなかったようだ。キエフがすでに一位通過を決めていて、無理して勝ったり引き分けたりする必要がなかったというのも大きいのだろうけど、勝ちは勝ちで、ヤブロネツにとっては価値ある初勝利である。今まで予選でもほとんど勝てていないからなあ。

 午後9時からの試合で、最後のチェコチームとして登場したのは、負けなければ2位での勝ち抜けが決まるスラビア・プラハである。相手は1位通過が決まっているゼニト・ペトロフラット、ではなくてサンクトペテルブルク。昔はチェコ人が監督、選手として活躍したチームだが、現在は誰もいないのかな。前半は0−0で終了したが、後半に入ってズムルハルとストフのゴールが決まったスラビアが2−0で危なげなく勝利した。特にストフのゴールは思わず声が漏れてしまうような見事なゴールだった。気温が−4度ぐらいまで下がる中、スタジアムに集まった1万5千人を越える観客も大喜びだっただろう。

 チェコのチーム3連勝で、国別クラブランキングでも、1.2ポイント加算して、順位を一つ16位に上げている。もう一つ上げて15位にしておきたいところである。15位までは5チーム、ヨーロッパのカップ戦に送り込むことができるが、16位以下は4チームになるのである。そのためにはヨーロッパリーグでスラビアと、プルゼニュが最低でも1ポイント獲得する必要がある。そうすれば、14位のデンマークを抜くことができる。ただ17位のクロアチアもディナモ・ザグレブが勝ち残っていて、逆転される可能性は残っている。
 今週の結果は、対戦相手がすでに勝ち抜けどころか順位まで確定していて、勝ち負けにそれほどこだわる必要のないチームだったおかげでもあろう。しかし、これまではこんな状況であっても、勝てないチームが多かったのだ。それを考えると3チームとも勝ったというのは、チェコのサッカーが上昇気流に乗り始めている証拠なのかもしれない。代表もいい方向に回り始めたようだし。

 オロモウツの人間としては、プルゼニュのホリー、ヤブロネツのドレジャルというオロモウツ育ちの選手たちが得点を決めたのが嬉しい。この二人がオロモウツにいてくれたら、オロモウツもここまで点が取れないなんてことはなかったのだろうけど。イラク代表に誘われているというユニスが化けてくれるといいんだけど、ネシュポルとかドボジャークあたりをよそからつれてくるぐらいだったら、ユニスの成長と不調のプルシェクの再覚醒にかけてもいいと思う。
 明日はバニークとの試合である。オロモウツでの試合だったら、試合前の時間帯には街に出ないほうがいいなあ。確認したら試合が行なわれるのはオストラバだった。ふう。

2018年12月13日23時25分。








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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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