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2018年07月17日

サマースクールに向けて(七月十六日)



 十年以上ぶりに参加するサマースクールが来週の月曜日から始まるのだが、今のままでは出た甲斐のあるサマースクールにするのは難しい。何せ午前8時45分という時間から一コマ目の授業が始まるのである。不断の自堕落な生活を改善した上で、サマースクールに臨まなければ、完全に目が覚めて頭が動き始めるころには、授業が終わっているということになりかねない。
 ということで、今週は生活のリズムを変える過渡期として使用することにした。普段も六時半ぐらいには起床しているわけだし、普段よりもめちゃくちゃ早く起きるわけではない。問題は8時にはうちを出る必要があるということだ。現状では朝起きてからしばらく、というには長いかもしれないけれども、ぼんやりしてからでないと動き始められない人間にはちとつらい。
 それに、ここ数年重要な仕事はできるだけ午後に固めて、午前中は例外を除くとその日のウォーミングアップ的なことしかしていないので、たまに朝早くから重要な仕事が入ると疲れが倍増する。午前中から体も頭もしっかり活動できるように慣らしておかないと、疲労困憊で授業どころではなくなるかもしれない。その一環として七月に入ってから早寝早起きを目指しているのだが、宵っ張りの朝寝坊人間には、早起きはできても、早寝がなかなかできない。早寝ができないと、早起きしてもそのまま活動的な状態にはなれないのである。

 仕方がないので、無理やり朝早くから仕事に出て、普段はあれこれ読んでいる時間にこの記事を書いている。読むという受動的な作業は寝ぼけた頭で何とかなっても、書くという能動的な作業は寝ぼけた頭ではなかなか進まないから、その日の分を午前中に書き終えることができるようになれば、頭が順応したということだと考えられる(かもしれない)。午前中いっぱい使って記事一本しな書けないのは情けないことではあるけれども、さらに情けないことに、この記事は午前中に書きあがらなかった。うーん。サマースクールの授業は午後1時までだから、今日の分は何とかそれまでに書き上げよう。いやちょっと足が出るかも。
 午前中から動き回ったことで疲れが出れば、早寝できるかもしれない。今日一日では無理でも、一週間続ければなんとかなるかな。目標は11時に寝て6時前に起きる生活である。これが定着すれば、勤勉立ったチェコ語を勉強していたころの自分に戻れるかもしれない。あの頃はほぼ毎日8時から授業だったんだよな。師匠の時間が空いているのがそこだったから、というか娘さんを学校に送り出してからとなると、その時間が一番よかったのであってこちらが希望したわけではない。

 思い返してみれば、毎晩飲み歩いてお酒の残った頭で、授業を受けることも多かったから、毎日すっきりさっぱりした頭で勉強していたとも言いにくいのか。日本でも週一で通っていた語学学校では、一日の祖事が終わった後の疲れ果てた頭で勉強していたわけだし、かつてのサマースクールでも時差ボケだったり、前日飲みに行ったりで頭の回転が悪いことが多かった。チェコ語の勉強ってそんな条件の悪い中で積み重ねてきたのか。だから、英語と違って、酔っぱらってもある程度はチェコ語で話せるようになったのかな。
 その一方で、だから、語彙は増えたけれども、文法的な正確さが置き去りにされたという面もあるわけで、今回のサマースクールの目標が論文を書くためのチェコ語(主催者の側にはそんな意図は全くないだろうが、こちらの目的意識がはっきりしていれば、どんな授業の内容であってもこちらの目的に活用できるはず)である以上は、文法的な正確さを追及するのは当然のことである。ならば、それができるように体調を調整しておくのは当然というものである。

 リハビリ初日の文章がぐだぐだになるのは予定通りとはいえ、明日はもう少しまともな文章が、もう少し早く書き上げられることを願って、今日は筆を擱く。
2018年7月16日13時15分。







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チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















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