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2016年08月08日

ヨーロッパリーグ予選のチェコチーム、あるいはオーストリアのお粗末(八月五日)



 ヨーロッパリーグの予選に出場するチェコのチームは、昨シーズンの三位と四位のスロバン・リベレツ、ムラダー・ボレスラフのにチームに、ムラダー・ボレスラフがMOLカップに優勝したおかげで順番が回ってきた五位のスラビア・プラハの三チームである。このうち、スラビアは二回戦に登場して、エストニアのチーム相手にやっとこさっとこ勝ち抜けての三回戦である。

 二位のリベレツの相手は、オーストリアのアドミラ何とか、確かウィーンの一地区を本拠地とするチームじゃなかったかな。オーストリアで行なわれた初戦はひどかった。エゴン・ブーフの活躍でリベレツが勝ったので、結果は最高だったし内容も悪くなかったのだと思う。最悪だったのは、スタジアムと運営である。
 本来ならこの試合はテレビで見られるはずではなかったのだが、たまたまケーブルテレビでオーストリアのテレビ局が入っているうちのの実家にいて、最後の20分ほどだけ、ドイツ語のコメントを聞いても何のことやらわからなかったが、音なしで見ることができた。しかし、本来なら最後の20分も見られなかったはずなのである。十一時ごろにもう終わっているだろうと、テレテキストで結果を確認したら、この試合だけなぜか終わっていなかった。首をかしげながらチャンネルを変えていると、オーストリアのテレビ局で、サッカーの試合を放送していた。よく見たら、リベレツの試合だったので、そのまま最後まで見ることにしたのである。
 サッカーの試合という面では、最後の20分間には、特筆すべきことは何も、いやアドミラの選手が元オロモウツのナブラーティルを突き倒して退場になったの以外は、何も起こらなかった。しかし、突然照明が消えて真っ暗になるという事態が、たったの二十分の間に二回も発生したのだ。二回目は確か90分の試合時間が終わってロスタイムとか、アディショナルタイムとか言われる時間に入ってからで、そのまま終了にしてもよかっただろうに、審判は律儀に照明が戻ってからプレーを再開した。こんなことチェコでも最近は起こらないし、以前起こったときも、比較的すぐ復旧されたと思うのだが、オーストリアではなかなか照明が戻ってくることはなかった。
 後で確認したところ、照明が消えたのは二回だけではなく、三回起こったらしい。一回目が一番ひどく復旧まで三十分以上かかったらしい。時間がかかった理由は、電源を管理する部屋の鍵が見つからなかったことだと言うからひどい話である。そのおかげで、最後の20分だけでも見られたから、とも考えたが、こんなことを起こしたチームにはペナルティがあってもよさそうな気がする。しかも試合の終盤には、髭もじゃらの変な変装をしてメッセージらしきものを書いたファンがグランドに侵入するのを放置して、何回目かの試合の中断を招いていていたし。
 しかし、しかしである。ニュースによれば、この試合で起こったとんでもない出来事はこれだけではなかったらしい。ハーフタイムには主審が怪我のために続行を断念し、後半から笛を吹いたのは第四審判だったらしい。まあこれは不可抗力で、運営側のミスというわけではないのだろうけれども、オーストリアお粗末過ぎるぞと言いたくなってしまう。

 選手の話では、照明が復旧できなかったときには、翌日の金曜日に残った分を続行するというプランもあったらしいのだが、国内リーグならともかく、この手のヨーロッパのカップ戦では、主催者側の開催能力の欠如ということで、没収試合にしてアウェー側の勝利ということにするのが一番いいような気がする。実際リベレツは週末にチェコリーグの第一節を控えていたわけで、金曜日に試合の残りを続行するということになった場合には、国内リーグの日程や結果にまで影響を与えてしまいかねないのである。
 いや、リベレツがその第一節でムラダー・ボレスラフに0−3であっさり負けてしまったのは、アドミラとの試合で、試合以外の部分で神経をすり減らしていたことにも原因があるのかもしれない。選手がグラウンドに乱入したファンが、実は自爆テロのために爆弾を身に付けているのではないかと、昨今のヨーロッパの情勢から考えると、そしてこの日のオーストリア側の運営体制から考えても、ありえなくはない想像をして、恐ろしかったとコメントしていたし。

 リベレツでの第二戦は、木曜日ではなく水曜日に行なわれた。そのおかげでチェコテレビが放送してくれたのだが、前半は素晴らしかった。積極的に攻めて二点とって勝ち抜けをほぼ確定させてしまったのだから。初戦で大活躍だったブーフがほとんど目立っていなかったのは、相手に警戒されたからなのか、いつもの悪いときのブーフだったのか。後者かな。
 後半は、典型的な悪いときのチェコチームで、積極的に前に出なくなり、相手にボールを持たれて、無駄に攻め込まれていた。相手があまり強いチームではなかったので、そのまま問題なく勝ちぬけに成功したけど、リベレツはアウェーで3−0で勝って戻ってきたのに、ホームで守りに入りすぎて延長だったか、PK戦だったかの果てに敗退したという過去があるから、試合が終わるまでは安心も信用もできないのである。

 リベレツの次の相手は、スパルタク・モスクワを破ったキプロスのチームになったようだ。チェコのチームとキプロスのチームというと、何年か前にヤブロネツが手も足も出ずに敗退したのを思い出す。リベレツはヨーロッパ・リーグ本戦の経験も豊富だから勝ち抜いてくれると思いたい。プラハとプルゼニュだけがヨーロッパの舞台で活躍するようでは、さびしすぎる。

8月6日12時。


 ムラダー・ボレスラフは、一勝一敗だったけど得失点差で敗退。スラビアは二戦とも引き分けだったけどアウェーゴールの差でせこく勝ち抜け。8月7日追記。
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