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2016年08月07日

チャンピオンズリーグ予選のチェコチーム(八月四日)



 今日は、ではなくて明日は(建前は大切である)、午後から出かけて書いている時間がなくなるのが明らかなので、さっと書き始めてさっと書き終われるテーマにしよう。ということで、火曜日から三日連続でぼんやりと見ていたサッカーの試合である。ヨーロッパのカップ戦にチェコのチームが出ていないと、あまり興味が持てなくなるので、二チームぐらいには本戦まで進んでほしいところである。理想はチャンピオンズリーグに一チーム、ヨーロッパリーグに一チームなんだけど、贅沢な望みかな。

 それではまず、優勝チームのプルゼニュから。このチーム、ブルバが監督だった時代には、本戦では相手が強すぎてても足も出ないこともあったけど、予選では無類の強さを発揮していた。前半は負けていても、後半には別のチームのようになって逆転することも多かったのだけど、ここしばらくそんな強かったプルゼニュの姿は見られていない。
 プルゼニュが今シーズン最初の公式戦として臨んだのが、チャンピオンズリーグ予選のリーグ優勝チーム部門のカラバフとの試合だった。カラバフは、どこかで聞いたことがある名前だと思ったら、アゼルバイジャンとアルメニアの間で帰属問題が起こっているナゴルノカラバフ地方の名称から頭に残っていたようだ。もちろんこの地域のチームではなく、アゼルバイジャンの首都バクーのチームらしい。
 プルゼニュでの初戦は、特に言うことはない。ゼロゼロで終わったし。バラネクの退場までは、そんなに悪い印象は受けなかった。ただ、去年のシーズンでベテランのライトラルや怪我から復帰したジェズニーチェクをベンチに追いやる活躍を見せたマテユーのできがひどいのが気になった。肝心なところで特に相手にプレッシャーをかけられているわけでもないのに、見方ではなく相手へのパスを連発して、攻撃のリズムを破壊していた。

 バクーでの二戦目はひどかった。前半にマテユーのミスからあっさり失点すると、それまで多少はあったチャンスも作れなくなり、後半に入ると相手に決定的なチャンスを何度も作られ、三点、四点は取られてもおかしくない状況だった。審判が怪しいファウルをいくつか見逃してくれたのも大きい。もう駄目だな、こりゃと思っていた80分過ぎそれまで効果的なプレーのできていなかったクレメンチークがコピツのパスからあっさり得点を決めて、同点。試合はそのまま終わってアウェーゴールの差でプルゼニュが四回戦、もしくはプレイオフへの進出を決めた。
 このわけのわからない勝負強さは、ブルバ時代に似ているかもしれない。ただ、出場した選手で調子がよさそうなのがコピツしかいないんだよなあ。そのコピツを先発で使わない監督もちょっと気になる。リーグ戦よりも、こっちの予選のほうが大切だろうに。でも、プルゼニュは三回戦を突破したからいいのである。これで最低でもヨーロッパリーグへの参戦は決定したし。

 それが適わなかったのが二位でチャンピオンズリーグの予選出場権を得たスパルタである。このチームの試合は、チェコテレビでの放送がなかった関係で見られていないのだが、選手や監督のコメントを聞く限り、結果だけでなく内容の面でも、プルゼニュ以上にひどかったらしい。相手はブルガリアのステアウア・ブカレスト。勝てない相手ではなかったのだろうけれども、プラハでの初戦は1対1で引き分け、二戦目は0対2であっさり敗退が決まってしまった。失点は三点とも同じ選手(名前の読み方がわからん)に決められたもので、対策不足だったのか、相手の実力が上だったのか。
 スパルタがまともだったのは、一点取った初戦の前半だけだったという話もあって、それ以降はチャンスらしいチャンスもほとんど作れないまま終わってしまったのだという。これで、スパルタは2005年に最後に本戦に進出して以来、七回連続の予選での敗退が決まった。プラティニの改革で、チャンピオンズリーグの予選が、各国優勝チームの部と非優勝チームの部に分けられるようになって以来、チェコのような弱諸国のチームも本戦までたどり着きやすくなっているのだけど、スパルタは一度も活用できていないのである。今年は二位で非優勝チームの部だから、本戦進出は難しかっただろうけど、三回戦ぐらいは勝ち抜いてほしかった。

 気になるのは、プルゼニュのバラネクと並んで、期待の若手DFのブラベツが、二戦目で、監督の言葉を借りればまったく無駄なファウルで二枚目のイエローをもらって退場してしまったことだ。バラネクもそうだけど、一枚もらったら以後は慎重にプレーするもんじゃないのかね。この辺が、候補には挙がっていながら、ブルバがEUROの代表に選ばなかった理由なのかもしれない。
 その代表組が、プルゼニュにいるスロバキア代表の連中も合わせて調子が上がっていないようである。チェコ代表は大失敗に終わった今回のEUROの後遺症に悩んでいると言ってもいいのかな。スパルタには、EUROで一度も出番がなくてふてくされていたらしいカドレツが復帰したけど、それでディフェンスが固くなったというわけではないし、無得点に終わったラファタも点が取れていないし……。
 さて、今回の敗退を受けて、スパルタの監督シュチャストニーは選手の調子が上がらないのは監督の責任だとのたまっていた。監督交代もありうるということなのかもしれないが、スパルタがなかなか本戦に進めない理由の一つが、監督交代が多すぎることにある。最近はましになったけど、チャンピオンズリーグの予選でだめでも、国内リーグでの成績が悪くても、どちらでも監督交代につながるので、二兎を追うもの一兎をもえずなんてことになっていた。

 最後に嫌なニュースを一つ、スポンサーのシノットが撤退して空いていた国内リーグのメインスポンサーが決定し、リーグの名称も変更になった。その名も、「エーポイシュチェニー・リーガ」。書くときには「ePojisteni.cz liga」。いやはや、もはや何も言うまい。いや、言えない。
 ちなみに、ネット上で保険に関係することをやっている新しい会社のようである。
8月5日10時30分。



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