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2021年04月12日

弱きを助け、強きを挫く(四月九日)



 何週間か前、スラビア・プラハが、ヨーロッパリーグの試合でレンジャーズと対戦したとき、レンジャーズが無敗でスコットランドリーグの優勝を決めたというのが話題になっていたが、それをいうなら、スラビアだって、今シーズンは無敗なのである。それどころか、昨シーズンの最後も12試合負けなしで終えているから、現時点でチェコリーグでは、37試合負けなしという記録を更新中で、2位のスパルタには勝ち点14もの差をつけていて、優勝はほぼ間違いなさそうである。
 ヨーロッパリーグを入れても、12月半ばに行われたグループステージの最終節、レバークーゼンでの試合に負けて以来負けていないから、20試合以上も公式戦無敗を続けている。そもそも今シーズンスラビアが負けたのは、チャンピオンズリーグの予選の第二戦(コラーシュがPKを止めたのにやり直しにされた)と、ヨーロッパリーグの初戦も含めて、3試合だけなのである。負けた相手がレバークーゼンを除けば、あまりぱっとしないチームであるのが今季のスラビアを象徴している。

 そのぱっとしない相手に、負けはしないけれども勝ち点を献上してしまうのが今年のチェコリーグのスラビアプラハで、上位チーム相手にはきっちり勝つくせに、下位の残留争いをしているチーム相手に引き分けてしまうことが多いのである。だから、週末の現在2位のスパルタとの試合は、スラビアの勝ちで間違いないとは思うのだけど、何が起こるかわからない、ときに予想外の結果が出るのがプラハ・ダービーというものである。

 それはともかく、スラビアの「弱きを助く」ぶりを見ていくと、まず、第3節で昇格したばかりで圧倒的な降格候補と見られていたパルドゥビツェ相手に1−1の引き分け。一部リーグの規定を満たすための本拠地スタジアムの改修工事のせいで、ボヘミアンズの本拠地ドリーチェクに間借りしているパルドゥビツェは、今シーズン最大の驚きといっていいぐらいの好成績を残していて、降格争いとは無縁なのだが、この時点では誰もそんなことは予想していなかった。

 続いて第9節でこちらも昇格したばかりのブルノと1−1の引き分け。ブルノは確か昨シーズン二部で2位に終わっており、一部リーグが最後まで開催できず、入れ替え戦がなかったおかげで昇格できたチームである。今シーズンが始まってからも成績は低迷しており、第25節まで終わった時点で勝ち点は17しか獲得していないが、先週の二回目の対戦も引き分けで、そのうちの2点はスラビアから獲得しているのである。順位は降格圏内の16位。

 第18節では、プシーブラムと点の取り合いの末に、3−3で引き分け。第2節の対戦では3−0で、ホームのスラビアの勝ちだったが、プシーブラムでの雪の中行われた試合は大接戦となった。プシーブラムは、昨シーズンほぼ降格が決まっていたところ、残留争いリーグが最後まで行われなかったおかげで残留できたチームである。今シーズンも成績は上がらず、勝ち点14で最下位となっている。

 最後のスラビアと引き分けたチームは、予想外の低迷が続いているテプリツェで、第20節で1−1の結果を残している。現在勝ち点23で14位となっているが、13位のズリーンとは勝ち点6の差があるので、テプリツェまでが残留争いの対象だと考えていい。優勝争いすることはなかったが、つねに上位で安定していたテプリツェが低迷しているのは残念である。日系企業がオーナーだし、オロモウツ出身のクチェラが監督しているし、応援はしてるのだけど、最近以前と違って若手が出てこないんだよなあ。

 それはともかく、下位で残留争いをしているチームで、スラビアから勝ち点をえられなかったのは、勝ち点15で17位のオパバと、勝ち点21で15位のムラダー・ボレスラフの2チームということになる。上位ではすでに現在3位のスロバーツコと、7位のオストラバがスラビアとの対戦を2試合とも終えて2敗している。
 これで、残留争い中の5チームのうち、スラビアと引き分けた3チームが降格となると面白いのだけど、実際はブルノ、オパバ、プシーブラムだろうなあ。
2021年4月10日24時。




プラハダービーは、ホームのスラビアが2−0で予想通り勝利した。









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