アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
  1. 1. 『ヨハネス・コメニウス 汎知学の光』の刊行を寿ぐ(四月十日)
  2. 2. no img 『羊皮紙に眠る文字たち』『外国語の水曜日』(三月十九日)
  3. 3. no img コメンスキー――敬虔なる教育者、あるいは流浪の飲んだくれ(九月廿七日)
  4. 4. no img すべての功績はピルスナー・ウルクエルに(一月廿六日)
  5. 5. no img 「トルハーク」再び(三月廿日)
  6. 6. no img トルハーク四度(十月二日)
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2016年08月01日

オロモウツスーパー事情3(七月廿九日)



 前回の最後にちらっと出てきたリードルだが、実は今住んでいるところから一番近いところにあるのがこのスーパーである。カテゴリーとしてはプラスと同じディスカウントスーパーになるのだろうか。店内に商品陳列のための棚はほとんどなく、大半の商品は大きなダンボールに入って床の上に置かれている。ほしいと思うものはほとんどないので、滅多に行かない。断水したときに廉価なペットボトル入りの水を買いに行くことがあるぐらいだろうか。
 思い返してみると、以前一つだけこのスーパーで買っていたものがあった。オランダ語を勉強してオランダ関係に強い友人がこのスーパーのゴーダチーズを勧めてくれたのだ。当時チェコで手に入ったオランダのチーズの中では最高のものだったらしい。ただ、グランモラビアの直営のチーズ店でイタリアのチーズだけではなく、ゴーダなどのオランダのチーズも手に入るようになって、リードルに行く理由がなくなった。いや友人に勧められたゴーダをリードルで見かけなくなったののほうが先だったかもしれない。
 よくわからないことに、このスーパー、チェコの消費者が選ぶ一番いいスーパーに毎年のように選ばれている。商品が安いからだというのは十分以上にわかっているのだが、物価が高いはずのドイツで生産されたチェコのビールよりも安いビールを飲みたいと思う人はいるのだろうか。どう考えても美味しいとは思えない。ピルスナー・ウルクエルなどの普通のチェコのビールもないわけではないのだけど。一体に、チェコでよく知られている会社の製品よりも、ポーランドなどの見たことも聞いたこともないような会社の商品が多い。ポーランドだから駄目だと言うつもりはないが、ポーランド産のウォッカならともかく、チョコレートなんかには食指は動かない。

 同じような印象が残ったのが、ペニー・マーケットである。以前知人の家に行ったときに、近くにあるというので帰りに夕食と翌日の朝食になるようなものを買おうと思って行ったら、文字通り何もなくて、商品はたくさんあったのだけど、目的に適うものが何もなくて、もう一軒別のスーパーに行く破目になった。それ以来、一度も足を運んでいない。

 オロモウツの市域の外、フシスコという村にオリンピアというショッピングセンターがある。グローブス、ツェントルム・ハナーに次ぐオロモウツ近辺で三番目の郊外型のショッピングセンターだが建物の敷地の広さと出店している店舗の多さでは一番かもしれない。そのオリンピアの一番奥に入っていたスーパーがヒペル・ノバだった。現在では同じ系列だったアルベルトに名前が変更されているのかな。当時は店舗の大きさによってヒペル・ノバとアルベルトという名前を使い分けていたのだが、現在では名前は同じにしてで、スーパーマーケットとハイパーマーケットというカテゴリー分けをしているらしい。ハイパーのほうが大きくて、扱っている商品も幅も広いということになる。
 アルベルトは、駅すぐ前にある改装して新しくなったホテルの裏側にもあるので、よその町に用があって電車で出かけて戻ってきた後、帰り道に買い物をするのによく使った。それに旧市街の外れ、モラビア劇場の裏にあった独立系のスーパーがいつの間にかアルベルトに変わっていたし、社会主義時代に建設された団地の中で見かけることもあって、店舗の数ではオロモウツで一番多いかもしれない。ちゃんと数えていないし、知らない、使ったことのないスーパーもあるはずだけど。

 このアルベルトで一番の問題は、格変化である。チェコ語の名詞には男性、女性、中性の区別がある。これは男性名詞で問題ない。問題は男性名詞の中に生きているもの活動体と、生きていないもの不活動体の区別があることだ。つまり、アルベルトをスーパーだと考えれば、当然生きていない不活動体の名詞として使うことになるはずなのだが、同時にアルベルトというのは人名でもあるので活動体としても理解できてしまうのである。
 実際にチェコ人が使うのを観察してみると、活動体と不活動体が混ざったような使い方をしているようである。「jdu do Alberta」になるし。昔、師匠に質問して説明してもらった記憶はあるのだが、活動体的に使う部分と不活動体的に使う部分の境目がはっきり思い出せない。だから、正しく話す必要があるときには、師匠に教わったもう一つの方法を使うようにしている。スーパーマーケット・アルベルトとまとめて使えば、スーパーマーケットだけを格変化させればいいらしいのだ。ちょっと長すぎて毎回使うのは辛いかな。だからというわけでもないけど、最近行っていないなあ。

 チェコ国内に展開している大手のスーパーのチェーンの中で、オロモウツで見かけないのはインテル・シュパーぐらいだろうか。日本の西日本に展開していたコンビニチェーンのスパーとほとんど同じ木のマークの入ったロゴを見かけたときにはびっくりした。ウヘルスケー・フラディシュテかどこかで行ってみたら、コンビニではなく大きなスーパーだった。これもドイツ系だったかなあ、バイアスロンだったかノルディックスキーだったかのテレビ中継で、スポンサーとして会場のあちこちに看板が置かれていたのを見たんじゃなかったかな。

 自分でも意外なことに、もう少し続く。
7月30日12時。


この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5297953
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
プロフィール
olomoučanさんの画像
olomoučan
プロフィール


チェコとスロヴァキアを知るための56章第2版 [ 薩摩秀登 ]



マサリクとチェコの精神 [ 石川達夫 ]





















×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。