2021年01月27日
シグマ久しぶりに勝った(正月廿四日)
ハンドボールの世界選手権で、開催国のエジプトが準々決勝進出を決めた。スロベニアとの直接対決で勝ったほうが進出、引き分けの場合はエジプトの進出が決まるという状況での試合は、例によって前半だけ見た。スロベニアの守備が堅く、エジプトは点を取るのに苦労していて、前半終了と同時の得点で12−8とスロベニアの4点リードになったし、エジプトの夢もここで終わりかと思った。
それが、後半エジプトが攻撃を立て直すことに成功したのか、スロベニアの守備が疲労で機能しなくなったのか、ライブスコアで確認するとエジプトが逆転していた。最後はスロベニアが同点に追いついて引き分けに終わったけれども、エジプトの準々決勝進出が決まった。ちょっと心配なのは、ハンドボールの試合でありがちな、過度にホームチームよりの笛が吹かれなかったかである。前半は多少エジプトよりの印象だったけど、問題にするほどではなかったと思う。
と、前置きはこのぐらいにして本題に入ろう。一ヶ月ほど前に、サッカーのシグマ・オロモウツが引き分けばかり、しかも先制して同点に追いつかれて1−1で終わる試合を5試合続けているという話を書いたが、幸いにも、というのも変な話だが、冬休み前の最終戦、ヤブロネツとの試合で1−3で負けて、引き分けの連続は終了した。この試合でも先制して、1点しか取れないと言うのは継続されたわけだけど。
冬休みの間は、暖かいキプロスだったかマルタだったかで、キャンプを行って、集まったチェコとスロバキアのチームで行われた大会で優勝したんじゃなかったかな。それで、シーズン開幕当初の好調さ、一時は3位だか4位だかにつけていたを取り戻すんじゃないかと期待したのだけど、冬休み開けの最初の試合の相手は、チェコ最強チームのスラビアだった。
それが、プラハのエデンで行われたこの試合も、シグマは先制に成功する。そして、同点に追いつかれて逆転され、最終的にヤブロネツとの試合と同じスコア、1−3で負けた。上位チーム相手にも1点は取れることを評価するべきなのか、下位チーム相手でも1点しか取れないことを嘆くべきなのか。スラビアはここまで6失点しかしていないから、点を取れたのはほめてもいいのだろうけど、失点が多いのが問題なのか。
そして、今週末はオロモウツで、最下位に沈むオパバと対戦した。昨シーズン末から、繰り返し武漢風邪の感染に悩まされているオパバは、現在も監督のコバーチとコーチが感染中でベンチから指揮を取れないという状況に陥っており、久しぶりの勝利を挙げるにはこの上ない対戦相手だった。コバーチはオロモウツ育ちだから、成績悪化で解任はされほしくないのだけど、ここまで1勝しか挙げられておらずいつまで持つか心配である。
試合のほうは、いつも通りシグマが先制した。その後追いつかれるのがいつものパターンなのだけど、今回はすぐに2点目を追加することに成功。後半が始まって1点差につめよられたものの、また連続で2点とって、4−1で勝利を収めた。オパバ相手でも失点してしまうところが、今のシグマのディフェンスなのだろう。これで次の試合も同じスコアとなると嬉しいのだけどねえ。
これで順位も6位、例年ならモラビア最高位でもおかしくないのだが、今年はスロバーツコが4位につけている。開幕当初は勝ったり負けたり引き分けたりで、真ん中辺りの順位にいたと思うのだが、12月半ばに下位に低迷するブルノに試合終了直前に逆転負けを食らって以来、5連勝でここまで順位を挙げてきた。同じ5連続でもシグマの引き分けとは大きな違いである。若くしてドイツに買われていって泣かず飛ばずだったクリメントが復活しつつあるのがうらやましい。
この週末で第16節まで終了したから、シーズンも後半に入ったなんて思ったら、今年は中国のせいで1部リーグのチームが二つ増えて18チームになっているのだった。シグマにはスロバーツコのしたでもいいから、バニークやブルノよりは上で終わってほしい。迷惑自称ファンの多いこの2チームには降格してもらったほうがありがたいのだけど、バニークは金持ちオーナーがついたから無理だろうなあ。ファンの迷惑行動で勝ち点を減点するシステムがあっても悪くないと思うんだけどなあ。
2021年1月25日17時30分
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