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2021年03月16日

選手兼任協会長誕生(三月十三日)



 一月の世界選手権出場辞退騒ぎで、空席になったのは代表監督の座だけではなく、チェコハンドボール協会の会長も解任の決定に対する不満から、辞任していたのだった。その協会長を選ぶための選挙が、状況からして仕方がないとはいえ、オンラインで行われた。どのような条件で誰が立候補しているかという情報は、ほとんど入ってこなかったが、結果はニュースで伝えられた。元代表キャプテンのオンドジェイ・ズドラーハラが選出されたというのである。
 ズドラーハラは、代表の選手としては昨年末のスロバキアとの親善試合にも出場しているから、問題がなければ。一月の世界選手権にも招集されていた可能性は高い。今回のヨーロッパ選手権の予選に召集されていないのは、所属チームに禁止されたとか、出入国の条件が合わなかったとかいう理由かと思っていたのだが、会長戦に立候補したことが、理由になっていたのかもしれない。年齢的にも37歳と選手生活の晩年に入っているわけだし。

 オストラバ出身のズドラーハラは、フリーデク・ミーステクを経て加入したカルビナーでの活躍によって代表に呼ばれるようになった。それが2005年のことだったというから、かれこれ16年も代表を続けていることになる。もちろん、代表キャリアの最初のほうは、イーハなどの陰に隠れていて、こちらが名前を覚えるほどの存在感を見せ始めるのは、2010年を過ぎてからのことで、特にここ数年はババークとともにチームを支える柱になっていた。

 そのキャリアの最高の瞬間とも言うべきものが、2018年のヨーロッパ選手権で、チェコ代表も6位という過去最高に並ぶ成績を収めたが、ズドラーハラも全7試合で55ゴールを挙げて大会の得点王に輝いた。同時にヨーロッパハンドボール連盟によって、大会の行なわれた2018年1月の最優秀選手に選出されたが、これはチェコの選手では初めての栄誉だったという。
 ハンドボール協会の代表選手紹介のページのデータによると、チェコ代表での成績は出場125試合、得点448点となっている。ただしこれは他の選手のページを見ると世代別代表の結果も含んだ数字のようである。一番下に1試合だけユース代表の出場試合が上がっているから、出場124試合、得点448点というのがA代表での最終成績でいいのかな。

 チェコリーグのカルビナーを出た後は、ドイツやデンマーク、ノルウェーなどのチームで活躍したが、現在はカタールのアル・ワクラフ(と読むのかな)でプレーしているという。契約は最低でも今シーズン終了までは残っているはずだから、それまではカタールから選手権会長で、来シーズンからチェコの帰ってきて選手も続けるのかと期待したのだけど、ズドラーハルの話では選手兼任を続けるのは四月までで、そこでカタールリーグの前半戦が終わるので、残りの契約を解除して会長選任になる予定だという。
 わずか1ヶ月内外とはいえ、選手権協会長、チェコ語で「hrající předseda svazu」なんて前代未聞の存在が誕生したわけである。これは触れずばなるまいということで二日続けてハンドボールがテーマになった。いや日曜日にロシアに負けなければ三日連続ということにしよう。最近、ねたの搾り出しに苦労しているからちょうどいい。

 ズドラーハラの会長就任が成功するかどうかは、周囲にどんな人を集めるかによって決まるだろう。サッカー協会もシュミツルかポボルスキーが会長になるかもしれないようだし、全体的にそういう方向に向かっているのかな。10年ほど前のハシェクによるサッカー協会改革は、完全にうまく行かないまま終わったけど、今回は陰の実力者が逮捕されて協会から追放されたという追い風も吹いているから、何とかなるかな。
 ハンドボール協会のほうは、どうだろう。個人的には代表が強くなって、テレビでの中継が増えれば言うことはないのだけど。サッカーと違って特に利権なんてものもないだろうし、政府から出る補助金の額も不正する意味があるほど大きくはなさそうだしさ。チェコのスポーツとして、サッカー、アイスホッケーに次ぐ三番目を目指せとは言わないけど、バスケットやバレーと同じぐらいの人気やテレビでの露出があってほしいものだと思う。そのためにはチェコのチームがヨーロッパのチャンピオンズリーグに出場するのが一番いいのだろうけど、優勝チームでも資金難で出場を辞退することがあるからなあ。最初の課題は資金集めということになるだろうか。
2021年3月14日24時30分。









タグ:協会 会長選
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