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2020年08月27日

日本左翼の終わり(八月廿四日)



 日本では、何年か前に、民主党が分裂してできた何とか民主党と、かんとか民主党が再び合併して民主党が復活するらしい。元左翼少年としては日本の左翼政治家の劣化ぶりに唖然とするしかない。いやもともと左翼の政治家なんてそんなもんだったのかもしれないけど、○○民主党の本家本元の自民党と同じ政治の論理で動き始めて馬脚が現れたというのが正しいのかもしれない。左翼を自認するのをやめた1990年代の半ばには、日本の左翼政党は、共産党を除けば、すでに自民党や、元自民党に取り込まれて壊滅状態だったし、共産党は左翼政党というよりはすでに宗教政党だったし。
 左翼と言いながら、社会党が自民党を追ん出た小沢一派と組んで、非自民党政権を成立させたのも、当時はヨーロッパ旅行中で帰って来てびっくりだったけど、ありえないと思ったし、自衛隊合憲を認めてまで自民党と組んで政権を取ったのには裏切りとしか思えなかった。社会党が凋落した後の左翼系の政治家たちが小沢に振り回されて右往左往しているのには、もう何をかいわんやである。

 80年代に思想形成を行った元左翼としては、二世議員、三世議員ばかりの自民党は支持のしようもないから、左翼のまともな政党が、少なくとも野党としてまともに活動のできる野党が必要だと、ひそかに、投票はできないけど応援していた。それで、主義主張に関係なく味噌くそ一緒だった民主党が分裂した際には、右と左に分かれて、左の何とか民主党が、まともな左翼の野党になるんじゃないかと期待したのだけど……。

 政権批判も含めて、やっていることが、批判のための批判でしかなく、ただでさえ少なかった国会での建設的な議論は、自民党にも責任はあるんだろうけど、皆無になった印象である。挙句の果てには、またまた小沢と組んで元民主党が味噌もくそも集めて大集合というのだから、自民党政権は続きそうである。
 そもそも、政界再編とか野党大合同とかで常に中心になる小沢という人物は、自民党の最も自民党的な部分を受け継いだ政治家である。金権政治と左翼に批判され続けた田中派の中心にいて、その政治手法を受け継いでいる小沢と組んで政権を取ることが、左翼的に正しいとは思えない。一度政権を取って、味わったうまみが忘れられないのかねえ。そんなん左翼じゃなくて、自民党の政治家どもと同じじゃねえかよ。

 最近はひよってリベラルとか言ってるみたいだけど、民主でリベラルと言えば自由民主党である。結局日本の政治家は、例外を除けば、右も左も合わせて自民党A、自民党Bみたいな形で集約されるということか。名前を変えても実質は同じである。日本の政治家なんてそんなものと言えばその通りなのだけど、これで政治に関心を持たせようなんて、不可能を通り越して笑い話でしかない。今後も日本の選挙は、政治家の後援団体、宗教団体、労働組合なんかの組織票によって支配されていくのだろう。
 左翼上がりの変節者のいる自民党Bよりは、本来の自民党のほうが多少はマシかなと評価せざるを得ないのが残念である。自民党Bなんて与党としてだけでなく、野党としても役に立ちそうにないから、共産党のほうがマシというか、合併前の何とか民主党とかんとか民主党のほうがまだしも役に立ったんじゃないかとも思える。

 ひるがえって我がチェコは、地方選挙前のばらまき合戦が始まった。武漢風邪で非常事態宣言が出されてたせいで経営や雇用の維持に苦しんでいる企業や、収入の減った自営業者、地方自治体に対する金銭的な支援は、ほぼすべての党が争うように主張しているが、今度は外出禁止で一番制限を受けた高齢者に対して、一律でお金を配ろうなんてことを言い出した。
 名目はマスク代ってことになるのかな。クリスマスをめどに、年金生活者にたいして数千コルナ支給するというのだけど、予算の赤字は、すでに膨大な額に昇っているから、多少増えても大差ないと考えているようだ。この案、与党側から出されていて、野党は選挙前の人気取りだと批判しているが、野党も似たような個人に対するお金の配布を主張していたはずである。地方政府が独自に実行する可能性もあるし、ばらまき合戦は、国でも地方でも与党側が有利になる。ただ選挙で第一党になったからといって、単独で過半数に達しない場合には、政権を取れない可能性もあるのが、チェコの政治のややこしいところである。
2020年8月25日22時。









posted by olomoučan at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 戯言
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