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2016年06月07日

行ったことのない世界遺産(六月四日)



 二日の分で、本来書こうと考えていたことに再度挑戦。
 モラビア地方にある世界遺産に指定された記念物は、ボヘミアとの境界地域にあるものを含めて全部で、八件である。そのうち、オロモウツには住んでいるし、クロムニェジーシュには、すでに何度も行ったことがある。南モラビアのオーストリアとの国境付近にあるレドニツェとバルティツェにも、それぞれ別の機会に足を伸ばしたことがある。この貴族的な悪趣味のつまった地域を訪れた際のことについては、いずれ書く機会もあるだろう。
 本日分のテーマは、未だ訪れざる世界遺産である。ブルノのトゥーゲントハット邸、ゼレナー・ホラの教会、トシェビーチのユダヤ人地区、テルチの旧市街、リトミシュルの城館など、未訪問のものがモラビア西部、もしくはボヘミア東部に集中しているのは偶然ではない。ブルノを除くと、オロモウツから行きにくい、もしくは、かつて熱心にあちこち動いていたころに行きにくかったのだ。

 ブルノには、今日も行って来たから、行きにくいなんてことはない。ただ鉄道の線路が旧式でスピードが出ないため、電車で行くと一時間半以上もかかってしまう。高速道路を使ったほぼ直通のバスを使えば、一時間ほどでつくけれども、バスの中では本を読んだり仕事をしたりできないという問題がある。ただ、これはトゥーゲントハット邸に行かない理由にはならない。
 その理由のひとつは、改修工事が長期化して、行ってみたいと思っていたころには、行けなかったことだ。そしてその改修工事についてあれこれよくない話が聞こえてきたのも、意欲を殺いだ。最近は、見学のためには事前に予約が必要という話で、最低でも半年前には予約を入れておかないと、希望の日時に見学することはできないらしい。近代建築は嫌いじゃないけど、機能主義という装飾性の低いものをそこまでして見に行く気にはなれない。テレビの番組のシュムナー・ムニェスタのシリーズで、ダビット・バーブラの詳細な解説付きで見学しただけで十分である。
 思い返すと、この建物が、クラウスとメチアルによるチェコスロバキア分割の話し合いの舞台になったというのも、行く気にならなかった理由のような気がしてきた。今となっては、両国ともEUに加盟してしまって、気にする理由もなくなったが、それでもあの二人には裏切り者という言葉を投げてやりたくなる。

 テルチとトシェビーチはブルノからチェスケー・ブデヨビツェに向かう街道上に並んでいるので、車でまとめて行くほうがよさそうだ。ブルノに住んでいれば、どちらにも電車かバスで一本で行けるようだけど、オロモウツからだとそうも行かない。テルチは町全体が美しいという話だから、いずれはと思わなくもないが、トシェビーチは、あまり興味の持てないユダヤ教関係だから、よほどのことがない限り行かないだろう。
 ズデャール・ナット・サーザボウの近くのゼレナー・ホラの教会も事情は同じだ。宗教施設であるキリスト教の教会だけを見に行く気にはなれない。建築物としての教会そのものには興味があるんだけど、ここの教会の名前の主は、ある意味カトリックによって必要とされて作り出された聖人のヤン・ネポムツキーだし。

 スメタナの生地としても知られるリトミシュルには、近くのマルティヌーの生地ポリチカと同じで、何度か行こうと計画を立てたのだが、何らかの理由で一度も実現できていない。現在では電車とバスを組み合わせれば一時間半程度で行けるようになっているから、一度は行ってみるべきかな。キリスト教であれユダヤ教であれ、宗教関係の施設だけだとあまり心はひかれないが、お城であれば話は別である。
 ただし、電車だけだと二時間以上かかるようだ。地図で見ると、リトミシュルは、鉄道交通の要所であるチェスカー・トシェボバーの隣にあるのに、鉄道は別のホツェニュという町から伸びているというのがいけないのだ。チェスカー・トシェボバー、リトミシュル、ポリチカを結ぶ鉄道が敷かれれば、クラシック音楽ファンが喜びそうだけど、チェコ政府の財政を考えると難しいだろうなあ。

 ここまで書いて、やはり行ったことのない場所についてで一文物するのは無謀だったと反省する。二日前の記事が、本来の方向から離れてオロモウツの天文時計の話になってしまったのは、むべなるかなだったのだ。あれこれ無理やり書いているうちに見えてくることもあるので、書いてみたこと自体には後悔はないけど、もうちょっと何とかならんかったかなとは考えてしまう。
6月5日17時30分。


 一昨日のブルの行きは、途中で、下品な言葉を大声で叫ぶ変なネーちゃんが乗ってきて最悪だった。チェコ人が大好きな「豚みたいな」しゃべり方をしていた。とまれ、日本語で本を出すほどの建築物だとは思わなかった。6月6日追記。



トゥーゲントハット邸 [ 宮本和義 ]


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