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2019年07月20日

ブジェツラフ@到着まで(七月十八日)



 このオーストリアとの国境の町は、電車に乗って通過することが多く、駅を出たのは乗換えで中途半端に時間が余ったときぐらいだから、駅前の一角を除いては歩いたことはない。駅前には木のたくさん植えられた気持ちのいい公園があって、その脇の通りにいろいろお店があってにぎわっているし、公園の先のほうを見ると、社会主義時代の集合住宅が連なって見えるから、特に見るべきものはないものだと思っていた。
 わが愛好する「シュムナー・ムニェスタ」で取り上げられたときも、水道の給水塔以外は、町からちょっと離れたところにある場所とかしか紹介されず、わざわざ行きたいとも思えなかったのだが、以前チェコのビール会社について調べたときに、ブジェツラフの城でのビールの生産が復活したということを知って、ブジェツラフに城(ザーメク)があったのかと驚いた。

 今回、最初の目的地をブジェツラフにしたのは、二つ理由がある。一つはオロモウツ発、ブジェツラフ経由、ブルノ行きの急行が揺れも少なく快適で、車内で今していること、つまり文章が書けることがわかっていたことで、もう一つは行きか帰りにホドニーンに寄れることだった。いやこんなことの前に書いておくべきことがある。

 チェコ鉄道の運賃もそれなりに高くなってきたので、毎回正規の運賃を払うのは避けたい。だから無賃乗車をするとかいう話ではなくて、チェコ鉄道のホームページを見ていたら、夏用切符とかいう乗り放題の切符を発見したのだ。以前からIN100というものを買うと、一年間チェコ中でチェコ鉄道の電車が乗り放題になるのは知っていた。ただ、一年約2万コルナで、プラハに行くにもチェコ鉄道を使わなくなった人間には出せる額ではなかった。
 今回発見したのは、「jízdenka na léto」というもので、7月と8月の二ヶ月だけ有効の一週間、もしくは二週間の二等なら乗り放題の切符である。日本の青春十八切符(まだある?)と違うのは、急行にも特急にも追加料金なしで乗れること。ペンドリーノは座席指定券がいるのかな。一週間が790コルナで、二週間が1190。思い切って二週間を、ブジェツラフ行きの直前にネット上で購入した。二週間毎日動き回る自信はないけど、一日二日休みを入れても問題はあるまい。

 本当は、最初の目的地として、モラビアの即位せざる王、守護者イェチミーネクの帰りを待ち続けているというフロピーネの城館を考えていたのだが、なんとプシェロフからブルノに向かう路線がネザミスリツェまで改修中で電車が走っていなかった。代替のバスは出ているようだが、どうにもこうにも便のよくない時間帯しかない。
 もう一つの候補は、大モラバ時代の遺跡で一番有名なミクルチツェだった。ここは最寄のミクルチツェの村に駅がないだけでなく、村からもかなりはなれたところにあって、ホドニーンかブジェツラフから一日に何本かしかないバスで行かなければならないということで、今回の電車でモラバを回る計画のシュ氏から外れるのでパス。ただ、ミクルチツェを候補に上げたことから、ブジェツラフとホドニーンを一日で回るというアイデアを思いついた。

 初日なので、あまり早い時間に出発すると、二日目からの活動に支障をきたすかもしれない。オロモウツからブジェツラフ行きの急行は、7時過ぎ、9時過ぎ、11時過ぎと二時間に一本の割合で走っている。以前は実際の行き先もブジェツラフだったから何の問題もなかったのだが、ブルノまでの直通になった結果、プロスチェヨフ経由のブルノ行きと間違えやすくなった。特にチェコの地理をあまり知らない人にとっては大変そうである。
 しかも、オロモウツ発の時間が1分差で、どちらも同じように二時間に一本走っている。ただブルノの駅の事情が大変なことになっている今なら、ブジェツラフ経由の方が街の中心に近い駅に着くから楽かもしれない。時間は30分ぐらい、お金も100コルナぐらい余計にかかるけど、乗り心地もこちらのほうがいい。

 話を戻そう。午前中の三本のうち素直に中庸を選択して9時過ぎに出発する電車に乗った。このルートの急行には、一律モラバンという名前が与えられている。モラビア人という意味だからモラビアの中心都市二つを直接結ぶ電車にふさわしいのか。車両は、最近増えているレギオ何とかが使われていて、車内でPCを開いて使用するのに何の問題もなかった。8時半過ぎにうちを出て、ブジェツラフに到着して街歩きを始めるまでは、ノートPC入れて重かったにもかかわらず、おちゃんの店で買った肩掛けのバッグに何の不満もなかった。
 ブジェツラフに到着したところで、以下次号。
2019年7月18日22時30分。














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