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2019年06月05日

オロモウツで飲めるPIVODピルスナー・ウルクエル系A(六月三日)



承前

3.ウ・チェルベネーホ・ボルカ
Adresa: Dolní náměstí
Web: http://www.ucervenehovolka.cz/cz/

Piva: Pilsner Urquell 12°
  Velkopopovický Kozel 11°
  řezané pivo (Kozel) 11°
  Velkopopovický Kozel (černé)10°
  Gambrinus 10°
※最近あまり見なくなったピルスナー系勢ぞろいのビールのラインナップである。ただし、ネット上の情報が古いようなので現在では変わっている可能性もある。ピルスナーとガンブリヌスの10度が飲めるのは確かだけど、コゼルはここでは飲んだことがないので何とも言えない。
 ラデガストのビールはないけど、ノンアルコールのビレルが飲める。ビールの仲間には入れたくないので、この連載では取り上げていないが、ピルスナーが飲めるお店で出てくるノンアルコールビールは、ほぼ百パーセント、ラデガストの生産するビレルである。ノンアルコールは嫌いだという人でも、ビレルなら飲めるという人は多い。個人的にはノンアルコールを飲むと、それがいかに美味しかろうと、ビールに対する渇望が強まって、必要以上に飲んでしまうから、ノンアルコールのビールを飲むぐらいなら、チェコスロバキアの偽コーラことコフォラを飲む。

Kudy: このお店に行くときにはドルニー広場の聖母マリアの碑のところに集合する。聖母マリアの抱える子供の向いているほうに目を向けると、馬の上半身が壁から突き出した建物がある。そこから視線を左に動かしていくと、赤い牛の頭が突き出した建物が見えてくるはずだ。その建物に入っているのがこのレストラン。夏には店の前のドルニー広場にも、奥に抜けた中庭にもザフラートカが置かれる。前よりも奥の方が静かで落ち着いていてお勧めといえばお勧めである。

Pozor: オロモウツに来られた黒田龍之助師が「赤べこ亭」と呼んでいたという話を聞いたことがある。
 奥行きのある建物で中はいくつかの小部屋に区切られているのだが、部屋ごとにテーマを決めて、古い道具がインテリアとして置かれているので、そういうのが好きな人は毎回違う部屋で食事をするといいかもしれない。


4.ハナーツカー
Adresa: Dolní náměstí
Web: http://www.hanackahospoda.com/

Piva: Pilsner Urquell 12°
  Radegast 12°
  Volba sládků
※ここはラデガストを一番の売りにしていて、珍しく12度が飲める。これも最近やりのタンクなのかな。「ryze hořká dvanáctka」というのがうたい文句で、いい意味で苦みの効いたビールである。
 一番下の「Volba sládků」は、直訳すると「醸造職人の選択」となるのだが、月替わりでピルスナーウルクエルが提供している特別なビールである。またピルスナー・ウルクエルが認定する、注ぎ方も含めたビールの管理に関して優秀なレストランの一つに選ばれているから、よそよりも美味しいビールが飲めるのかもしれない。オリジナルレストランのドラーパルとは違った意味で、ピルスナー・ウルクエルと密接な関係のある飲み屋だと言える。

Kudy: 赤べこ亭の隣である。

Pozor: この建物にはかつてモーツァルトが父親と一緒に滞在したというから、クラシック好きは飲みに行く甲斐があろう。モーツァルトがここでピルスナーを飲んだとは思えないけど。
 ここと同じくラデガストを売りにしているレストランとしては、ドラーパルの近くの城壁の内側に入っているモルガンがある。ピザなどのイタリア料理が中心だが、ラデガストの12度がタンクで提供されているようである。
 それから、ちょっと郊外の住宅街の中になってしまうのだが、ラデガストブナと、イタリア料理店のポロもラデガストが中心の店である。ラデガストブナはラデガストが店の名前になっているぐらいだから、12度以外も飲めるのかもしれないがよくわからない。ポロは10度が飲めるようである。どちらも、ピルスナー・ウルクエルによってビールの管理がすばらしいと認定されているけど、バスかトラムを使うことになるから、わざわざ出かけていくほどのことはないかなあ。
以下次回。
2019年6月4日23時35分。




ピルスナーウルケル [ チェコ 330mlx24本 ]












posted by olomoučan at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | Pivo
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