\PR!/
混沌とする世界情勢の中で、ついにトルコが全方位に向けて戦争を仕掛ける可能性が出てきました。
ギリシャとの紛争について、領空侵犯の上に天然地下資源をめぐる争いを始めようとしています。
本ブログで何度か取り上げてきた、トルコが起点の戦争になる事態が進んでいます。
本気でトルコは、中東に混乱をもたらす気か?!
\こちらもご参考に!PR/
(前回記事):『【世界情勢】今度はアルメニアアゼルバイジャンで紛争発生!』
(1)トルコ地震調査船への攻撃来た〜!
2020年8月14日午前1時過ぎに、トルコエルドアン大統領が突如緊急発表を行いました。
『地震調査船オルチ・レイス号が攻撃を受け、最初の対応を行った』
(Twitter):https://twitter.com/Global_Mil_Info/status/1293941105344610304
ついにトルコがギリシャと紛争を始める口実を作り出しました。
図1 調査船オルチ・レイス号
引用URL:https://www.trt.net.tr/japanese/toruko/2020/08/10/20200810-007-1470654
1.1 ギリシャEEZで勝手に調査!
原因については、トルコがギリシャ領カステロリゾ島の南東で地震調査船を派遣して調査を開始したことです。
図2 ギリシャ領カステロリゾ島
ギリシャ領ですが、トルコ本土とはわずか3キロしか離れていないところです。
国際法上は、ギリシャのEEZ内ですがトルコ海軍に護衛されながら調査船が行動していました。
図3 護衛されるトルコ調査船
引用URL:https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/a/a/aa0a9_1351_be489860_cd7f55e2.jpg
1.2 島上空をトルコ軍が領空侵犯!
2020年8月12日には、カステロリゾ島の上空をトルコ軍の攻撃ヘリ「T-129」が飛び交うという事態になっています。
(動画):https://twitter.com/i/status/1293201339615457280
完全に、数機の攻撃ヘリが威嚇飛行状態で島周辺を周回しています。
ギリシャ側も反発を強めており、ギリシャ全土に臨戦体制が発令されて緊張が高まっています。
1.3 フランスがギリシャ側で参戦!
レバノンベイルートでの大規模爆発への救援に向かったフランス海軍は、急遽ギリシャ海軍と合同演習を行っています。
図4 フランスギリシャ演習
引用URL:https://geetha.mil.gr/wp-content/uploads/2020/08/7.jpg
さらにフランス増援部隊が集結している状況です。
\フランス海軍なめんなよ!PR/
【中古】フリーダムモデルキット 1/700 フランス海軍 D650 アキテーヌ 駆逐艦 プラモデル FRE83001 価格:16,080円 |
(2)東地中海がとんでもない状態に!
フランスは、さらに演習終了後にキプロスに帰投する予定だったラファール戦闘機2機を、ギリシャクレタ島に移動させました。
図5 フランス戦闘機
引用URL:https://geetha.mil.gr/wp-content/uploads/2020/08/4-scaled.jpg
2.1 東地中海がスゴイことに!
今までの状況を整理してみると、図解だけでこんな状態になります。
図6 東地中海
引用URL:https://s.kathimerini.gr/resources/toolip/img/2020/08/13/photo-2020-08-13-15-12-19.jpg
フランス・ギリシャ連合部隊が、トルコ艦隊に向かっている状態です。
2.2 トルコギリシャの骨肉の争い!
トルコとギリシャの争いは、紀元前から続く紛争となっています。
本ブログでも取り上げた記事では、
(参考記事):『【世界情勢】トルコ・ギリシャ紛争が中東全面衝突の危機に!』
(参考記事):『【世界情勢】フランスが変なことになってないか?』
(参考記事):『【世界情勢】第3次世界大戦はどこから始まるのか?!』
結構な確率で、トルコの情勢が起点とした紛争が起きています。
トルコは、シリア情勢・アルメニアアゼルバイジャン情勢・リビア情勢といろんなところに介入を仕掛けてきています。
かなりの強気な行動が、エルドアン大統領の下で行われています。
1970年代のキプロス紛争以来の、NATO加盟国同士の争いとなるかもしれません。
\PR!/
(3)第1次世界大戦講和条約破棄が目的か?
トルコにおける、最近の行動について1つの可能性があります。
第1次世界大戦講和条約で失った領土の回復を目指しているのかもしれません。
3.1 セーヴル条約とローザンヌ条約
トルコを巡る領土問題の場合、2つの条約について把握しておく必要があります。
『セーヴル条約』:1920年締結(オスマントルコ時代)
『ローザンヌ条約』:1924年締結(トルコ共和国時代)
セーヴル条約は、第1次世界大戦でのオスマントルコと連合国の講和条約です。
トルコ共和国の成立や「希土戦争(ギリシャトルコ戦争):1923年」もあり、2回の講和条約が結ばれています。
2つの条約で、現在のトルコ領土が決定されました。
トルコ本土近くにギリシャ領の島があるのは、この2つの条約による割譲のためです。
一度、セーヴル条約は破棄となりローザンヌ条約が優越しています。
ここで、アルメニア独立取り消しやカステロリゾ島を含む諸島の割譲が決められています。
今トルコ周辺で起きている、紛争をたどるとこの2つの条約にたどり着くのです。
図7 ローザンヌ条約のトルコ
引用wiki
3.2 第3次世界大戦はトルコが起点か?
最近のトルコの状況は、狂犬のような状態で全方位に紛争を仕掛けている状態です。
トルコにとっては、フランスはギリシャに次ぐ不倶戴天の敵といえるでしょう。
\PR!/第3次世界大戦は、トルコを起点に始まるかもしれません。
防衛・軍事ランキング
↑ブログ主の更新意欲維持の為↑バナーをクリック↑
↑していただければブログ主が↑頑張ります↑
トルコが本当に何をしでかすかわからない状況になっています。
フランスも、この時期に戦闘機供与なんて本気でNATO内部の対立がでかくなってきてます。
フランスがギリシアにラファールを無償供与って?