【世界情勢】
依然としてコロナ禍による影響の中、今度はアルメニアとアゼルバイジャンの国境紛争が発生しました。
今は局地紛争にとどまっていますが、以前は大規模戦争になった因縁の地域です。
周辺国や関係国も紛争を抱えたヤバい国ばかりで、第3次世界大戦の火種にもなりませません。
本気で世界情勢がヤバくなってませんか?!
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(1)アルメニアアゼルバイジャンで国境紛争!
2020年7月13日から、ロシアの南にある「コーサカス地帯(カフカス地帯)」にて紛争が発生しました。
アルメニアとアゼルバジャンでの国境紛争です。
図1 アルメニアアゼルバイジャン
![図1 アルメニアアゼルバイジャン.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC91E38080E382A2E383ABE383A1E3838BE382A2E382A2E382BCE383ABE38390E382A4E382B8E383A3E383B3-thumbnail2.jpg)
引用URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol95/img/95_map.jpg
双方が、砲撃戦やUAVによる攻撃で死傷者を出している状態です。
1.1 場所は国境付近での戦闘!
アルメニアとアゼルバイジャンは、以前から紛争を繰り返していた国ですが、今回は新たな地域で衝突になりました。
昔は、ナゴルノ・カラバフ戦争で1988年から1994年まで激しい戦闘が続いていました。
今回紛争が発生した場所は、今まで紛争になっていなかった場所です。
図2 紛争の場所
![図2 紛争の場所.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC92E38080E7B49BE4BA89E381AEE5A0B4E68980-thumbnail2.jpg)
引用URL:https://im.kommersant.ru/ISSUES.PHOTO/CORP/2020/07/14/araz.jpg
紛争とは無縁の、アルメニア北東地域で紛争が派生しています。
1.2 双方がUAVを出して攻撃!
今回の紛争は、両国ともUAVを出しての攻撃が続いています。
図3 アゼルバイジャンUAVの攻撃
![図3 UAV攻撃.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC93E38080EFBCB5EFBCA1EFBCB6E694BBE69283-thumbnail2.jpg)
引用URL:https://cf-images.ap-northeast-1.prod.boltdns.net/v1/static/5615997992001/5687af5c-2f4b-4c58-9edd-34eedbd97845/11b33b7c-8a7b-48fd-be13-e82239b9e124/1280x720/match/image.jpg
1.3 UAV撃墜の情報もあるけど・・・
アルメニア軍側も、アゼルバイジャン軍のUAVを10機撃墜したと報道しています。
図4 UAV撃墜の瞬間?
![]() | ![]() |
引用URL:https://pbs.twimg.com/media/DNIm6DqX0AARpXE?format=jpg&name=small
https://cdn.trt.net.tr/images/xlarge/rectangle/6a12/0976/9657/5f100c02eacee.jpg?time=1594946622
情報が確かならば、アゼルバイジャン軍保有のUAVの多数を撃墜したことになります。
しかし、現在も衝突が収まらず国連事務総長が懸念を表明しています。
ただでさえ紛争と民族対立で、長期間戦ってきてさらに紛争となると厳しいものがあります。
周辺国が調停に乗り出していますが、どこも紛争を抱えており新たな火種になりかねません。
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(2)ロシア・トルコ・ウクライナどこもヤバいとこ!
今回の事態に、ロシア・トルコ・ウクライナが仲裁に乗り出していますが、さらに火種を作っている状態です。
下手をすると、ロシアやイランを巻き込んだ紛争に発展しかねない状況です。
2.1 ロシアは両国に自制を呼びかけ!
ロシアは、基本的にカフカス地方で痛い目にあっておりあまり深入りしたがらない傾向にあります。
今回は、双方に自制を呼びかけて戦闘停止を求めています。
ただ、ロシア寄りだったアルメニアが離反して、イランに接近する傾向があり警戒しています。
2.2 トルコはアゼルバイジャンを支持!
トルコは、両国の衝突に対してはっきりとアゼルバイジャン側を支持する声明を出しています。
図5 トルコ外務大臣
![図5 トルコ副大統領.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC95E38080E38388E383ABE382B3E589AFE5A4A7E7B5B1E9A098-thumbnail2.jpg)
トルコとアルメニアの間には、オスマントルコ帝国時代の「アルメニア人虐殺」問題があり激しく対立しています。
このため、2国間の紛争ではかなりもめる傾向にあります。
2.3 ウクライナがアルメニアと対立!
さらに、ウクライナが余計な口出しをしてアゼルバイジャン寄りのコメントを出しています。
そのため、駐アルメニア大使が召喚され抗議を受ける状況となっています。
図6 ウクライナ
![図6 ウクライナ.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC96E38080E382A6E382AFE383A9E382A4E3838A-thumbnail2.jpg)
引用URL:https://cdn.trt.net.tr/images/xlarge/rectangle/4fca/7a73/c074/5f0ff6e47012f.jpg?time=1594943891
ロシアとの共同歩調を取ろうとして、余計なことをやってくれています。
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(3)エスカレートする危険が出てきた!
アルメニア・アゼルバイジャンの紛争は、さらにエスカレートする危険をはらんできました。
双方が、国際法で攻撃禁止対象となっている危険物への攻撃を予告しています。
3.1 原発・ダムを攻撃すると警告合戦!
アゼルバイジャン国防省は、アルメニアにある原発へのミサイル攻撃への可能性を警告してきました。
図7 アルメニアメツァモール原発
![図7 アルメニア原発.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC97E38080E382A2E383ABE383A1E3838BE382A2E58E9FE799BA-thumbnail2.jpg)
引用URL:https://lh3.googleusercontent.com/proxy/dQksxP_aQqTlJ6mTvKfxzdDPV5fBRO_WP7qTRpfUdQKiqtcsicAqXrHfzIuTy0tN4qwij0hpkXfcxf9rB2wRRSOYPjY
攻撃に使われる可能性のあるミサイルは、イスラエル製のLYNXミサイルです。
アゼルバイジャン軍に存在することがすでに判明しています。
図8 LYNXミサイル
![図8 NX.jpg](/sstd7628/file/E59BB3EFBC98E38080EFBCAEEFBCB8-thumbnail2.jpg)
引用URL:https://i.ytimg.com/vi/iK-ZQ42ohLY/hqdefault.jpg
アルメニアがダム攻撃を示唆しているためだと報道しています。
原発への攻撃は、ジュネーブ条約の中の「ジュネーヴ諸条約第一追加議定書」に違反する行為です。
『ジュネーヴ諸条約第一追加議定書』
1949年に締結された、国際戦時法であるジュネーブ条約について国際的武力紛争の犠牲者の保護を目的として1977年に署名された条約
民生物を攻撃してはならないと規定され、原発・ダムなどは攻撃対象外となっている。
かなりまずいことに、アゼルバイジャンは追加議定書に署名していない国です。
3.2 イランを含めて第3次大戦の火種になる!
すでにイランにおいても、各種の火事や爆発など不穏な情勢が続発しています。
アルメニアとイランが接近している中で、イスラエルと関係があるアゼルバイジャンの暴発はかなりまずい状況です。
第3次世界大戦の発火点になりかねない事態です!
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