癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

おばちゃん。
私にとって、おばちゃんは沢山ではないが結構いる。

ここで言うおばちゃんは、妻方の叔母にあたる。
妻が幼少の頃から物凄くお世話をしてくれた叔母だと聞いている。
明るくて、ハキハキとしていて、声も大きい元気なおばさんだった。

結婚後、私もとてもお世話になったものだ。
偶然、母ともつながりがあった・・・日本は狭い。
先輩、同級生、後輩・・・すべてのルートでもつながっていた。
ある意味、顔が広いスーパーおばちゃんだったのかもしれない。

おばちゃんは57歳で他界した。
突然死だった。
今でもあのテンションで出て来てくれそうな気がする。


甲高い声で、口調はきついが温かみのある人だった。
おばちゃんの命日・・・あの日の事は忘れない。

休日出勤していた時、妻からの電話で訃報を知った。
電話口では妻が泣いていた。
頭の中を整理するのに少々の時間を要した・・・。

まだ他界して数時間だった・・・急遽帰宅しておばちゃんに会いに行ったことを思い出す。
安らかな寝顔だった。
自分が死んでしまったことに気付いていたんだろうか・・・
葬儀中、そんなことを考えた記憶がある。

あの時一緒に葬儀に参列した母はいない。
あれから11年・・・か・・・。


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