人から何かを言われるとすぐにぐらつきます。
誰かが自分の悪口を言っていたと聞いたら、大変です。
すぐに暗く沈んでしまいます。
ところが仏教では、絶対変わらない心が教えられています。
これを金剛心といいます。
金剛石といったらダイヤモンドのことで、一番固い石です。
つまり変わらないということです。
ダイヤモンドのように、固くて変わらない心が
金剛心です。
どのくらい変わらないかというと、
4通りの人から非難攻撃されても微動だにしないと
善導大師が教えられています。
善導大師の主著の観無量寿経疏にあります。
観経四帖疏といわれて、
観無量寿経疏。
玄義分、序分義、定善義、散善義とありますが、その中の散善義にあります。
一番目が、世間の人間から攻撃されても、微動だにもしません。
智者や学者が攻撃してもですから、これだけですごいです。
普通は仏教大学の教授とかから何か言われたら心は崩れてしまいます。
二番目が、頭だけでなくて修行をして40段目以下のさとりを開いた人から攻撃を受けてもびくともしません。
なぜなら、金剛心の人は、51段だからです。
3番目が、41−50段のさとりを開いた人です。
これも、下の人ですから問題ありません。
4番目が、もし仮に仏が攻撃したとしてもびくともしません。
もう諸仏の王である阿弥陀如来に救われてしまっているからです。
大宇宙のすべてから総攻撃を受けてもびくともしないのが金剛心です。
悪口を言われたくらいで何ともありません。
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