新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
2015年06月27日
一時停止しない自転車! JAFMateより
一時停止をしない自転車の危険性はかなり高い。きちんと止まって安全を確認しないことは危険な場所に自ら飛び込む自殺行為に等しいのだが、一時停止をしない自転車というのは相変わらずいつものように見かける。
かなり前にも一時停止しないことの危険性を書いているが、日本自動車連盟が発行する機関誌「JAFMate」にもそのことが取り上げられていた。著作権の問題もあるがそれよりも特集の有益性が高いためこのブログでも取り扱うことにしよう(問題があった場合は画像を削除します)。
特集記事は「TRAFFIC ACCIDENT FILE 162」という部分で、事故を紹介するページだ。内容は各自読んでもらうとして、ここでは要点を抜き出してみる。
冒頭では近年、自転車が絡む事故について書かれている。自転車事故の相手は対歩行者が多いと思われがちだが、対自動車が圧倒的に多く、平成26年度では全体の84%にも占める。そしてその多くは「自転車側に違反あり」となっておりこれが78%にものぼる。いかに自転車のルール違反が原因で事故が発生しているのかがわかる内容だ。そしてひとたび事故がおこれば自転車側に違反が合っても自動車のドライバーが悪くなるケースも多く、運転手側としてどう受け取ればいいのかという問題提起になっている。
次に対自動車との事故例が上げられている。自動車側は優先道路を進行中、突然出てきた自転車と接触。ブレーキは間に合わず自転車の70歳男性は頭を強く打って死亡するというものだ。事故現場は信号のない交差点で、中央ラインが自動車側にあり(優先道路)、自転車側には一時停止の標識があった。自転車は一時停止せずに進んだために右から来た自転車と接触。たぶんそのはずみでとっさに手も付けず頭を強く打って亡くなったのだろう。
その次にはこの事故の考察が。現場の交差点の角には2階建ての家があり死角が大きかった。自転車側から見た右側の見通しは非常に悪いのに「交通量が少ないから大丈夫」という安易な決め付けで一時停止せずに進んだのが原因と書かれている。この部分は他の人にもいえることで、たとえば近所で交通量も少ないから一時停止でとまらなくても大丈夫だろうと確信犯的に止まらない自転車がいる。が、いつかはこの記事のように接触事故を起こし、最悪亡くなるかもしれない。あるいは他の自転車と接触して自分だけでなく怪我を負わすかもしれない。これは決して他人ごとでは無い。
その次には一時停止で止まらない理由が。3割程度はルール自体を知らなかったこと。止まって再び進むのが面倒だから止まらないという、切替のない重たいママチャリやシティサイクルに由来する理由もあった。
最後にまとめとして自転車教育は年齢層に隔たりなく、かつ継続的な自転車安全教育が必要と書かれている。そしてただ単にルールを教えるだけでなく、なぜ守らないといけないのか、危険だから守る必要があるという風に理由づけて教えることが重要と書かれていた。この点は管理人も同意する部分で、よくある警察官が安全教室でルールを説明するだけでなく、実際の公道に近い教習所なんかで実地試験みたいな感じでやらないと身につかないと思う部分である。
そしてドライバー側の防御策として狭い道ではスピードを控え優先道路でも徐行や一時停止が重要とあった。ルール無視で飛び出してくる自転車には自動車側が止まるしか無いというものである。これは車だけでなく自転車でもいえることだ。自分も含め今一度心がけることにしよう。
このようにJAFMateでは2ページに渡って自転車の違反に対する実例とその理由、対処法が載せられていた。同じ公道を走っているのに自転車はルールを理解していない利用者が多く、それが原因で事故も起きている。現状では自動車側も注意するしか無いというのがまとめだ。
長年の歩道走行という呪縛が自転車利用者に「自転車は歩行者」という固定概念を与え、自動車の免許を持っている人でさえひとたび自転車に乗ればルールを守らなくなる事態を招いている。今すぐに歩道走行を辞めることは出来ないが専用道路の拡大と徹底した自転車教育によりこの「自転車は歩行者」という間違った考えた方を正していく必要がある。この手の話をするとかならず「自転車も免許制」という話になるがそれよりもまず、小さい時からの教育をするべきと考える。小中高と継続的に学べば社会人になっても忘れることは無く、免許制という制度による維持費用もかからずに済む。それでもダメなら最終手段の免許制ではないだろうか。実際、小中高ではきちんとした自転車教育(ただのお話に終わらない実地試験を含むもの)を行っているところは少ないのだから。
かなり前にも一時停止しないことの危険性を書いているが、日本自動車連盟が発行する機関誌「JAFMate」にもそのことが取り上げられていた。著作権の問題もあるがそれよりも特集の有益性が高いためこのブログでも取り扱うことにしよう(問題があった場合は画像を削除します)。
特集記事は「TRAFFIC ACCIDENT FILE 162」という部分で、事故を紹介するページだ。内容は各自読んでもらうとして、ここでは要点を抜き出してみる。
冒頭では近年、自転車が絡む事故について書かれている。自転車事故の相手は対歩行者が多いと思われがちだが、対自動車が圧倒的に多く、平成26年度では全体の84%にも占める。そしてその多くは「自転車側に違反あり」となっておりこれが78%にものぼる。いかに自転車のルール違反が原因で事故が発生しているのかがわかる内容だ。そしてひとたび事故がおこれば自転車側に違反が合っても自動車のドライバーが悪くなるケースも多く、運転手側としてどう受け取ればいいのかという問題提起になっている。
次に対自動車との事故例が上げられている。自動車側は優先道路を進行中、突然出てきた自転車と接触。ブレーキは間に合わず自転車の70歳男性は頭を強く打って死亡するというものだ。事故現場は信号のない交差点で、中央ラインが自動車側にあり(優先道路)、自転車側には一時停止の標識があった。自転車は一時停止せずに進んだために右から来た自転車と接触。たぶんそのはずみでとっさに手も付けず頭を強く打って亡くなったのだろう。
その次にはこの事故の考察が。現場の交差点の角には2階建ての家があり死角が大きかった。自転車側から見た右側の見通しは非常に悪いのに「交通量が少ないから大丈夫」という安易な決め付けで一時停止せずに進んだのが原因と書かれている。この部分は他の人にもいえることで、たとえば近所で交通量も少ないから一時停止でとまらなくても大丈夫だろうと確信犯的に止まらない自転車がいる。が、いつかはこの記事のように接触事故を起こし、最悪亡くなるかもしれない。あるいは他の自転車と接触して自分だけでなく怪我を負わすかもしれない。これは決して他人ごとでは無い。
その次には一時停止で止まらない理由が。3割程度はルール自体を知らなかったこと。止まって再び進むのが面倒だから止まらないという、切替のない重たいママチャリやシティサイクルに由来する理由もあった。
最後にまとめとして自転車教育は年齢層に隔たりなく、かつ継続的な自転車安全教育が必要と書かれている。そしてただ単にルールを教えるだけでなく、なぜ守らないといけないのか、危険だから守る必要があるという風に理由づけて教えることが重要と書かれていた。この点は管理人も同意する部分で、よくある警察官が安全教室でルールを説明するだけでなく、実際の公道に近い教習所なんかで実地試験みたいな感じでやらないと身につかないと思う部分である。
そしてドライバー側の防御策として狭い道ではスピードを控え優先道路でも徐行や一時停止が重要とあった。ルール無視で飛び出してくる自転車には自動車側が止まるしか無いというものである。これは車だけでなく自転車でもいえることだ。自分も含め今一度心がけることにしよう。
このようにJAFMateでは2ページに渡って自転車の違反に対する実例とその理由、対処法が載せられていた。同じ公道を走っているのに自転車はルールを理解していない利用者が多く、それが原因で事故も起きている。現状では自動車側も注意するしか無いというのがまとめだ。
長年の歩道走行という呪縛が自転車利用者に「自転車は歩行者」という固定概念を与え、自動車の免許を持っている人でさえひとたび自転車に乗ればルールを守らなくなる事態を招いている。今すぐに歩道走行を辞めることは出来ないが専用道路の拡大と徹底した自転車教育によりこの「自転車は歩行者」という間違った考えた方を正していく必要がある。この手の話をするとかならず「自転車も免許制」という話になるがそれよりもまず、小さい時からの教育をするべきと考える。小中高と継続的に学べば社会人になっても忘れることは無く、免許制という制度による維持費用もかからずに済む。それでもダメなら最終手段の免許制ではないだろうか。実際、小中高ではきちんとした自転車教育(ただのお話に終わらない実地試験を含むもの)を行っているところは少ないのだから。