2022年11月03日

地元の祭り

三年ぶりに地元の祭りが行われた。
コロナ禍でしばらく中止になっていたものだ。
「ご神事なのだから、開催すべきだろう…」と私はずっと感じていたので、「ようやく…」といった感じだ。

だが、今年の祭りは分裂開催。
本来、町内を二つに分けて、それぞれ山車が練り歩くのだが、一方が「中止」という判断をしてしまったので、片方だけの開催になり、何とも盛り上がらない、この先にも禍根を残しそうな、情けない祭りになってしまった。

祭りの継承は、文化の継承でもあり、細々ながらも信仰の継承でもある。
若い衆たちの活躍の倍でもあり、年寄りたちによる若衆への教育の場でもある。
一方で、飲み食いの場でもあり、年に一度の気分高揚、ストレス発散の場でもあるのだ。

コロナ禍で人と人とのつながりが断たれ、飲食の機会も断たれ、別の見方をすれば、文化や信仰の継承の機会も断たれてしまった感がある。

私は祭りのための飾り付けを行い、ご祝儀を準備した。
例年のように山車が我が家の庭に来ることもないので、山車を引く人たちにへの軽食を準備する必要もなかった。

天気は良かったが、日数も三分の一になり、なんとも淋しげな秋祭りになった。

今回、ボランティアで生徒が山車を引いたが、おそらくは、黙って歩くだけだったのだろう。
大声を出さない祭りって何だろう。

家の前に山車が来たときには、地元の人は声を掛ける。
屋外ではマスクをはずすことにはなっているが、学校では一日中生徒にマスク着用を強要している。

祭りだというのに、町は閑散としていた、
少子高齢化が激しく進み、祭りの運営も困難を極めているのかも知れない。

遠く微かにお囃子だけが聞こえてくる。
その音色は、いつもの高揚感ではなく、どこか陰のある、悲しげなものに聞こえた…。




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