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2020年01月10日

校長面談

私の学校では年に2回、校長面談がある。
その前に教頭面談があり、半年ごとに実績を報告したり、反省点をのべつ耐えるのだ。それが校長に共有され、人事評定が行われ、そのフィードバックを校長が行う、というものだ。

こうした面談を受けるにつけ、「つくづく自分は弱い人間なのだな…」、とい思う。

以前の私は、棘だらけだった。
他の人から傷つけられまいとして、自ら殻をかぶる。
それでも、耐えられないときは、相手を攻撃するのである。
結局は、自らを守るため。さながらハリネズミのようでもある。

「丹澤先生の言葉遣いは荒いよ。それじゃあ駄目だ。直していくいけるよう努めて下さい。」
以前の校長からは、毎回のようにそうした話をされた。
もしかしたら、他に思いつくことがなかったのかも知れないし、私の欠点ばかりが目についたのかも知れない。
それでも、言葉を調律しようと努めていた私は、面と向かって「まだまだ」、と指摘されると傷ついた。だから、校長面談は恐怖でしかなかったのである。

だが、今回の面談は違った。
短所の指摘はなかった。そればかりか、感謝の言葉も伝えられた。
「いつも授業評価高くて、すごいですね…。」
多少のおべっかであろうが、相手の気持ちを緩めるには十分すぎる第一声だった。

私が管理職なることはないだろうが、人の上に立ったならば、まずは相手を褒め称え、心から感謝を伝えたいと思った。

「こんなこと言われたらどうしよう。あのことを指摘されたらどうしよう。」
と、心穏やかならざる状態出会った自分が馬鹿らしくなった。

自分の愚かさを見せつけられた。

そんな面談を終えると、自然に、
「もう少し頑張らなきゃ…。」
と思う。

部下たちのやる気を引き出し、さらに能力を発揮させるのが上司のつとめ。
その意味では、校長の一言は効いている。

最近の私は、校長とは挨拶くらいしかしない。
その背景には、「お役に立てずにすいません」、という思いと、「もうしばらくそってしておいてくださいませんか」、という思いが交錯している。

私の心も、春を待っているのかも知れない。








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