2018年12月07日
試験問題の印刷間違い
試験も最終日。
監督に行き、いざ問題を配ろうと封筒を開けると、何と初日の試験と同じ問題がはいっているではないか。急いで作問した先生に連絡をしてみてもらうと、確かに初日の問題。どうやら間違えて印刷してしまったらしい。
試験開始時間は迫っている。焦る…。
「先生、違いますよ。」
と慌てて作問者に言うも、
「すいません。刷り直します…。」
とのこと。「えっ、試験時間が始まっちゃうよ」、とますますドキドキ。
生徒には、「問題を刷り直していますから、もう少し待っていてください。」、と言ったものの、さすがに試験開始のチャイムがなると、生徒たちだって焦る。「大丈夫なのか…」、と。
どうなっているのかと、印刷室を見に行ったら、なんとも落ち着いて印刷中であった。
冊子印刷なので、一クラス分印刷するにも、五、六分はかかる。おまけに、途中で、印刷機がクリーニングモードに入り、さらに時間を費やしている。
「やばい、試験もう始まってるんだ…。」
印刷を終えた先生から書き込み式の冊子問題を受け取ると、教室へ走る。
「ごめん、遅くなって。これから配ります。試験時間はこれから50分です。少し延長します…。」
と、7分遅れのスタート。「もう、勘弁してくれよ…。」
かなり年上の年配の先生なので、あからさまに苦情を言うこともできず、自分はただただ焦るばかり…。もうちょっと、慌てる素振りでも見せてくれればいいのだが、なんだがでーんと構えて動じない。
試験が終わって、
「先ほどは、ご迷惑をおかけしました。」
と、謝罪されたので、とりあえず気持ちは落ち着いただが、「一体何をやっているのだ…。」、とい気持ちには変わらない。「自分が刷った問題をチェックしないのだろうか…。」
「試験時間が終わってからも延長したのですけど、廊下がざわついていて、集中できなかったかも知れません。」
これが、私の精一杯の抵抗だ。
彼は、何も言わずに答案を受け取った…。
◇◇◇◇◇
「いやぁ、参った。痛恨のミスである。こんなこと教員人生で初めてのことだ。」
私は試験の問題用紙を印刷し、封筒に入れるときは、かなり気を遣う。
・枚数が足りないことがないだろうか。
・印刷ミスはないだろうか。
・複数学年を担当しているので、封筒への入れ待合はないだろうか。
などと、何度も確認している。
ところがである。その盲点を突く形で大きなミスを犯してしまった。
今回は解答できる部分を広くしようと、B4サイズ一枚ものの両面印刷ではなく、冊子印刷にして、その中に解答を書き込むスタイルをと取った。時々こうした方法はとる。
どうせならと、担当クラス全部、つまり6種類の試験を作ったのだ。
ところが、今日の中1の試験で、数日前に行った試験問題を、何の疑いもなく印刷し、そのまま封筒に入れてしまった。
つまり、試験はすでに終えた問題で科目が違う。
監督の先生が慌てるのもうなずける。
表紙をぱっと見た感じでは、ほとんど同じデザイン。もちろん科目名が違うのだが、学年ばかりを意識してチェックしていた私の網をすり抜けた。
「あ〜、なんと言うことだ。」
これまで長く教員を務めていて、試験の時一番緊張するのが、試験開始直後。
何だが大きなミスをしていないか、一番不安になるのがその時。
そして、その時がやってきた。
本当に情けない。
監督の先生には大変迷惑をかけた。
「本当にごめんなさい。」
監督に行き、いざ問題を配ろうと封筒を開けると、何と初日の試験と同じ問題がはいっているではないか。急いで作問した先生に連絡をしてみてもらうと、確かに初日の問題。どうやら間違えて印刷してしまったらしい。
試験開始時間は迫っている。焦る…。
「先生、違いますよ。」
と慌てて作問者に言うも、
「すいません。刷り直します…。」
とのこと。「えっ、試験時間が始まっちゃうよ」、とますますドキドキ。
生徒には、「問題を刷り直していますから、もう少し待っていてください。」、と言ったものの、さすがに試験開始のチャイムがなると、生徒たちだって焦る。「大丈夫なのか…」、と。
どうなっているのかと、印刷室を見に行ったら、なんとも落ち着いて印刷中であった。
冊子印刷なので、一クラス分印刷するにも、五、六分はかかる。おまけに、途中で、印刷機がクリーニングモードに入り、さらに時間を費やしている。
「やばい、試験もう始まってるんだ…。」
印刷を終えた先生から書き込み式の冊子問題を受け取ると、教室へ走る。
「ごめん、遅くなって。これから配ります。試験時間はこれから50分です。少し延長します…。」
と、7分遅れのスタート。「もう、勘弁してくれよ…。」
かなり年上の年配の先生なので、あからさまに苦情を言うこともできず、自分はただただ焦るばかり…。もうちょっと、慌てる素振りでも見せてくれればいいのだが、なんだがでーんと構えて動じない。
試験が終わって、
「先ほどは、ご迷惑をおかけしました。」
と、謝罪されたので、とりあえず気持ちは落ち着いただが、「一体何をやっているのだ…。」、とい気持ちには変わらない。「自分が刷った問題をチェックしないのだろうか…。」
「試験時間が終わってからも延長したのですけど、廊下がざわついていて、集中できなかったかも知れません。」
これが、私の精一杯の抵抗だ。
彼は、何も言わずに答案を受け取った…。
◇◇◇◇◇
「いやぁ、参った。痛恨のミスである。こんなこと教員人生で初めてのことだ。」
私は試験の問題用紙を印刷し、封筒に入れるときは、かなり気を遣う。
・枚数が足りないことがないだろうか。
・印刷ミスはないだろうか。
・複数学年を担当しているので、封筒への入れ待合はないだろうか。
などと、何度も確認している。
ところがである。その盲点を突く形で大きなミスを犯してしまった。
今回は解答できる部分を広くしようと、B4サイズ一枚ものの両面印刷ではなく、冊子印刷にして、その中に解答を書き込むスタイルをと取った。時々こうした方法はとる。
どうせならと、担当クラス全部、つまり6種類の試験を作ったのだ。
ところが、今日の中1の試験で、数日前に行った試験問題を、何の疑いもなく印刷し、そのまま封筒に入れてしまった。
つまり、試験はすでに終えた問題で科目が違う。
監督の先生が慌てるのもうなずける。
表紙をぱっと見た感じでは、ほとんど同じデザイン。もちろん科目名が違うのだが、学年ばかりを意識してチェックしていた私の網をすり抜けた。
「あ〜、なんと言うことだ。」
これまで長く教員を務めていて、試験の時一番緊張するのが、試験開始直後。
何だが大きなミスをしていないか、一番不安になるのがその時。
そして、その時がやってきた。
本当に情けない。
監督の先生には大変迷惑をかけた。
「本当にごめんなさい。」
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