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2021年06月24日

続・公開授業

公開授業の研究会が行われた。
今回、三人の先生の授業を公開し、その授業について、皆で学び合おうというのである。

私は、二人の先生の授業を見たが、一番注目していたのは、中1の学級活動の授業だった。
だが、ちょうど自分の授業と重なって、見学することができなかった。

学級活動の授業は、即、学級経営と直結する。
授業の様子も、どれだけ生徒と教師の人間関係を構築できているかにかかっている。

聞くところによると、大変よい授業で、先生たちは大絶賛であった。
喜ばしい限りだ。

「日頃の、担任の先生の指導が、きちんと授業に生きている…。」
という指摘も多く、まさに人徳の表れだろう。

「どれだけ授業準備されたのですか?」
などという質問もあり、大変周到深く授業構成を考えられた授業であったようである。

公開授業は、たくさんの準備ができる。
だから、『見せる』ための『よそ行き授業』になるのだ。

つまり普段の授業とは違うものであり、研究のための授業になる。

そうしたスタイルを嫌って、研究授業をやりたがらない先生もいるが、たまには、大勢に見られ、多少の緊張感のなかで行う授業も、いい刺激になるだろう。

およそ教員は、一生をかけて、「良い授業」を追求する。

毎回の授業を振り返り、時に自己嫌悪に陥りながらも、何とか平均打率を上げるべく、次の授業に臨んでいく。

私も、「まずまずかな…」と思った授業は数少ない。
たいていの場合、教師側が良かったと思う授業ほど、生徒からは良かったという印象は得られないものだ。

単なる自己満足に陥ることなく、日々工夫の連続で、我々教師は生きている。

改めて、「良い授業」とは何だろう、と思う。

結局は、教師自身の全人格で勝負するしかあるまい…。




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