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2020年09月24日

校歌に思う

最近、私の学校では「生徒総会」なるものが行われていない。

他校のように(?)、喧喧諤諤、部活予算を取り合うこともないし、生徒提案の学校改革案を生徒全員で議論するような場もない。

それが適切かどうかは別として、生徒主体の生徒会活動、部活動の発表の場は欲しい。
という訳で、「部活動理念共有会」という位置づけの生徒集会が行われた。

朝の時間に行うので、二日に分けての開催となる。

その最後に、「校歌斉唱」があった。
久しぶりの校歌ではあるが、私はふと、開校前の準備を思い出した。
それを思い出していると、何だか声に詰まり、今日は黙って生徒たちの校歌を聴いていた。

「校歌ができました!」
という知らせを聞いた私たちは大喜びした。
その歌詞で感動し、その曲で感動した。

そこで、「今日は、一日中、校歌を流しながら仕事をしましょう」、ということになり、その日は終日大音量で校歌が流れていた。

私は、歌詞を噛みしめるたびに、うるうるしてしまい、半分涙目で開校準備の仕事をしていたのを覚えている。

今から、もうずいぶん前のことである。

「あの頃の、初心を思い出さなければいけないな…。」
校歌を聞きながら、自らを省みる。

感動しながら、学校の仕事に携わっていた当時の情熱は、今は薄らいでいるのではないか。

歳をとったということもある。
この先の人生を意識し始めた、ということもある。

教育への情熱がなくなったとは言いたくはないが、『全身全霊』ではなくなっていることは事実だ。

「若い人も活躍できるようになってきたし、もう自分自身はいらない存在になっているのではないか…。」
そんな思いもよぎる。

「もうひと頑張りしないと、後悔するぞ!」
そんな心の奥底の声も聞こえてくる…。

そんな風に揺れながらも、毎日時は過ぎてゆくのだが…。





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