2019年09月03日
練習をサボったI君
部活時間直前に雨になった。
少し強めではあったが、それまで降っていなかったので、グランドはぬかるんでいない、と判断し、校外のグランドで練習をすることにした。
主力メンバーである中2のTが、同じく同級生のIに尋ねる。
「今日、練習あるの?」
「あるよ!」
「Iの言うことは信じられない。こんな雨であるわけがないだろ…。」
と、勝手に判断したTは練習をサボったのだ。
グランドに着くと、案の定良い感じで湿っており、ベストな状態。
だが、前日の練習でボール拾いを怠ったらしく、十何個もボールが落ちている。
当然のことながら、グランドのジョギングは15周にも及ぶことになった。
その後キャッチボール、ボール回しをすると、辺りは薄暗くなってきた。
雨雲に覆われたそらは、日の入りが近づくとさらに暗くなる。
この時期の日の入りは18時過ぎ。
この先は、ライトが必要になりそうだ。
Iがサボったので、私はへそを曲げる。
「この先三週間くらいは、活動停止にしようかな、と迷っているんだ。」
と、彼等に伝える。
そのことをずっと考えていた。
一年生だけの練習にしようか、それとも本当に停止してしまうか…。
試合に勝つと、すぐに隙ができる。駄目なチームの典型だ。
そして翌日の今日。Iは平気な顔をして練習時間にやってきた。
その前に、私と何度も顔を合わせたのに、何を言うでもなく、ここまで先伸ばししたのである。
「来週、新人戦の組合せ抽選があるんだが、登録用紙を出さないという方法もある…。」
と、私は静かにIに語りかける。
Iを車に乗せることはなかった。
「しばらく、車には乗せない…。」
と宣言し、グランドまで走らせた。片道5キロある。
そんな中でも、
「学校を走っていてもいいですか?」
などと、なめたことを言う。
少し前、雨で練習が筋トレになって、万歳をした男である。
9月から自分だけで30G使えると、大喜びしているスマホ中毒の男である。
今日も練習前に大雨が降ったので、グランドは使えまい。
だが、何かはできるはずだと、グランドに行き、小雨の中ネットティーをさせた。
当然、Iにはやらせない。
そして帰りも走って帰ってもらった。
いつもの何倍も早く走っていたように見えた。
まだまだ甘いのである…。
少し強めではあったが、それまで降っていなかったので、グランドはぬかるんでいない、と判断し、校外のグランドで練習をすることにした。
主力メンバーである中2のTが、同じく同級生のIに尋ねる。
「今日、練習あるの?」
「あるよ!」
「Iの言うことは信じられない。こんな雨であるわけがないだろ…。」
と、勝手に判断したTは練習をサボったのだ。
グランドに着くと、案の定良い感じで湿っており、ベストな状態。
だが、前日の練習でボール拾いを怠ったらしく、十何個もボールが落ちている。
当然のことながら、グランドのジョギングは15周にも及ぶことになった。
その後キャッチボール、ボール回しをすると、辺りは薄暗くなってきた。
雨雲に覆われたそらは、日の入りが近づくとさらに暗くなる。
この時期の日の入りは18時過ぎ。
この先は、ライトが必要になりそうだ。
Iがサボったので、私はへそを曲げる。
「この先三週間くらいは、活動停止にしようかな、と迷っているんだ。」
と、彼等に伝える。
そのことをずっと考えていた。
一年生だけの練習にしようか、それとも本当に停止してしまうか…。
試合に勝つと、すぐに隙ができる。駄目なチームの典型だ。
そして翌日の今日。Iは平気な顔をして練習時間にやってきた。
その前に、私と何度も顔を合わせたのに、何を言うでもなく、ここまで先伸ばししたのである。
「来週、新人戦の組合せ抽選があるんだが、登録用紙を出さないという方法もある…。」
と、私は静かにIに語りかける。
Iを車に乗せることはなかった。
「しばらく、車には乗せない…。」
と宣言し、グランドまで走らせた。片道5キロある。
そんな中でも、
「学校を走っていてもいいですか?」
などと、なめたことを言う。
少し前、雨で練習が筋トレになって、万歳をした男である。
9月から自分だけで30G使えると、大喜びしているスマホ中毒の男である。
今日も練習前に大雨が降ったので、グランドは使えまい。
だが、何かはできるはずだと、グランドに行き、小雨の中ネットティーをさせた。
当然、Iにはやらせない。
そして帰りも走って帰ってもらった。
いつもの何倍も早く走っていたように見えた。
まだまだ甘いのである…。
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