2018年11月09日
デリシャス
「ホストファミリーで食べたパスタが、とてもまずかったんです。」
海外研修を経験した中3の男子生徒が、そう発表した。
「それで、どうしたの?」
「食べました…。」
「で? 何か言った?」
「deliciasって、言っちゃいました。」
「そりゃ、だめだろ。味が薄いとか、ちょっと苦手な味だとか、何か言わないと…。お代わりを勧められちゃうよ。」
「勧められました。」
「でしょ。で、食べたの?」
「思いっきり、断りました。」
日本人的な感覚では、なかなか『まずい』とは言えない。
だが、自分の意見はきちんと言わないと、欧米社会では、一人の人間として認めれない。
日本では心遣いとして、たとえ口に合わなくても、「おいしいです」、と言うこともあるかもしれないが、外国では自分の意思を伝えなくてはならない。
「グランドマザーが一生懸命作ってくれたみたいなんで…。」
確かにそうだろう。さすがに「まずい」」と言えない。
だが、「おいしい」とも、言ってはいけない。
「おいしいって言っちゃったたんで、また翌朝も出てきちゃったんです。」
「そうでしょ…。やっぱり何か言うべきだったね…。」
これは、皆の教訓になるだろう。
本当に口に合わないのであれば、「おいしい」と言ってはいけない。
オーストラリアは、他民族国家。だから、その国独特のスパイスや、習慣がある。彼らはそれが普通だと思っているが、日本人には異種のものであることも多い。
他にも、食べ物系での、貴重な経験はいろいろあった。
「何が食べたい?」
と、聞かれて、思わず
「日本食」
と答えてしまったら、寿司屋に連れて行かれて、自分の食べた分の食事代を払うことになった、という話も聞いた。
中学生だから、まだまだ英会話レベルが低いので、それに伴ういろいろな誤解も多い。
ただ、この時期に海外でホームステイすることは、代えがたい貴重な経験となっただろう。
「ホストファミリーの娘との別れが悲しかったんです。」
とある女子生徒。
最後の晩に一緒にトランプをして、「おやすみ」をした。
朝、出発の時には、起きてきてくれなくて、そのままの別れになってしまったのだという。
「これって、オーストラリアだからですかね…。」
と不満げに話す。
「単に寝坊しただけだと思うけどね…。」
面白い旅の話は、ずっと続いた…。
海外研修を経験した中3の男子生徒が、そう発表した。
「それで、どうしたの?」
「食べました…。」
「で? 何か言った?」
「deliciasって、言っちゃいました。」
「そりゃ、だめだろ。味が薄いとか、ちょっと苦手な味だとか、何か言わないと…。お代わりを勧められちゃうよ。」
「勧められました。」
「でしょ。で、食べたの?」
「思いっきり、断りました。」
日本人的な感覚では、なかなか『まずい』とは言えない。
だが、自分の意見はきちんと言わないと、欧米社会では、一人の人間として認めれない。
日本では心遣いとして、たとえ口に合わなくても、「おいしいです」、と言うこともあるかもしれないが、外国では自分の意思を伝えなくてはならない。
「グランドマザーが一生懸命作ってくれたみたいなんで…。」
確かにそうだろう。さすがに「まずい」」と言えない。
だが、「おいしい」とも、言ってはいけない。
「おいしいって言っちゃったたんで、また翌朝も出てきちゃったんです。」
「そうでしょ…。やっぱり何か言うべきだったね…。」
これは、皆の教訓になるだろう。
本当に口に合わないのであれば、「おいしい」と言ってはいけない。
オーストラリアは、他民族国家。だから、その国独特のスパイスや、習慣がある。彼らはそれが普通だと思っているが、日本人には異種のものであることも多い。
他にも、食べ物系での、貴重な経験はいろいろあった。
「何が食べたい?」
と、聞かれて、思わず
「日本食」
と答えてしまったら、寿司屋に連れて行かれて、自分の食べた分の食事代を払うことになった、という話も聞いた。
中学生だから、まだまだ英会話レベルが低いので、それに伴ういろいろな誤解も多い。
ただ、この時期に海外でホームステイすることは、代えがたい貴重な経験となっただろう。
「ホストファミリーの娘との別れが悲しかったんです。」
とある女子生徒。
最後の晩に一緒にトランプをして、「おやすみ」をした。
朝、出発の時には、起きてきてくれなくて、そのままの別れになってしまったのだという。
「これって、オーストラリアだからですかね…。」
と不満げに話す。
「単に寝坊しただけだと思うけどね…。」
面白い旅の話は、ずっと続いた…。
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