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2022年01月10日

入学願書

私が最初に務めた学校は私立学校の高校所属だった。

何年かして、PC操作の長けていた私は、出願書類の入力を任せられた。
今現在と同じ仕事である。

ふと、思い出したことがある。

「こんな願書があります。」
私は、鉛筆書きで、写りの悪いスナップ写真を貼り付けられた願書を上司に見せた。

彼は一言。
「これは不合格だな…。」

筆記テスト、面接試験の結果も合わせて、その受験生は不合格になった。

私は願書だけで不合格になるなんて知らなかった。
結果的には、総合判定による不合格なのだが、この願書の印象はあまりに大きかったのだ。

当時は倍率も高く、ちょっとした不備のある受験生は、いとも簡単に不合格にできたのだろう。

一方で、私立学校ということもあり、どのような生徒、どのような親と関わるかを、入試を通して、あるていど選抜することができたという点も否めない。

滅茶苦茶な願書は、受験生やその家庭の印象を著しく下げ、「常識知らず」というレッテルを貼られ、不合格にさせられるということなのだろう。

現在では、こうした乱暴なことはできない世の中になってきているのだろうが、私が教員に成り立ての頃、今から三十年以上前には、普通に起こっていたことのようである。

私の学校でも、今年鉛筆書きの願書や、写真をマスキングテープで止めている願書などがあったが、それによって合否に影響することはない。

今や、いかに多くの受験生を受け入れ、入学定員を満たすか、ということが最重要課題になっている。

時代は変わっているのだ…。
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