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2018年10月20日

子どもの事故

駅伝のレース中、幼児が自転車でコースを走ってしまった。
先導の係が
「選手通ります!」
と大声で叫ぶも、幼児には話が通じない。
先導の係は、自分の自転車を倒すようにして、幼児をかばい、選手のために道を開けた。
幸い、事故にはならなかったが、選手が幼児とぶつかったら大変なことになった。
公式試合なので、大会記録として有効かどうかも議論になるし、何より子どもが怪我をしたら、取り返しがつかないことになる。
先導の係は、どこかに不満をぶつけるかのように、
「お母さん、どこですか?」
と、叫んだが、母親はいなかった。

「お母さんは、赤ちゃん、いるから、おうち。お父さんはテニス。」

その幼児は、姉弟たちとその公園に来ており、父親はテニスをしていたのだ。
テニスコートの外側に、仮設の机などを置き、子供たちは、自転車を持ち込み、乗り捨てるように置いててあった。

その後、気の利いた人が、何が起こったか分からない幼児をなだめた。
そしてまた、別の人が、他の姉弟とその幼児をテニスコートに連れて行き、父親に引き渡した。

子どもだけで遊ばせるには、あまりに危険な場所であったのだ。
事故にならなくて良かったと思う。

子どもはどんな動きをするか分からない。
外界に対する認識力がきわめて低いからだ。

私も、幼い頃、父親に連れられてゴルフ練習場に行ったことがある。
父親は、ゴルフの練習をすべく、ゴルフボールを置き、懸命にゴルフのスイングをしていた。
そんな中、だんだん暇になってきた私は、「何か、父親の役に立てることはないか」、と考えたのである。そして、「そうだ。ボールを緑の上に置くことくらいはできる」、と思ったのである。
私は、ボールを一つ取って、緑の敷きもののピンに置こうとした。
そのとき、父親が私に気づかず、バックスイングをした。
父親のグラブは私のおでこに直撃して、そのまま救急車で病院に運ばれた。

私が覚えているのは、「痛いよー」と、泣いていたことと、手術室の天井のライトである。
幸い命に別状はなく、おでこを何針か縫っただけの怪我だった。
その後、父親はゴルフを辞めた。おそらく肝を潰したに違いない。一歩間違えば、息子を殺していたことになる。

子どもは、大人から見ると予想不可能な動きをする。
子どもの立場からすると、彼らなりに考えての行動なのだが、残念ながら周りが見えない。
自分の思ったことだけに集中してしまう。

人間が二十年近くも欠けて育てられるのは、学ぶべきことが沢山あるからなのだろう。
と、同時に、幼少期は余りに無力で、無防備は存在というになる。
こと、中学生にしても、まだまだ大人にはほど遠いのかも知れない。

とにかく、今日は事故にならなくて良かった。





















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