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夜桜挽歌

 なんだか花見を自粛するような動きがあるようですね。気分が乗らないとか
エネルギーや物資の節約だとか、控えたい人はそうすればいいし、やりたい人
は楽しめばいいと思う。

 数えるほどしか花見をした記憶は無いが、幼い頃は弁当とおやつに釣られて
親についていったものだ。その頃は桜なんてみても特に感動は無く、ただ菓子
やジュースを飲食し、飽きて帰宅を迫るのがオチでしたなあ。

 時は流れ、移動中に見える桜景色にも心奪われるような人間になった。

 蘇る記憶。青春時代に当時の彼女と夜桜を見る約束をした。提案したのは
彼女で、夜中なら親にばれないからということで午前1時に家を出発。

 待ち合わせ場所にて数十分。脱出失敗の可能性を危惧していたところに彼女
がやってきて、内容は憶えてないが遅れたことの謝罪だったか、言い訳だった
かをしていたように思う。無事合流できたので問題ない。

 少し寒い夜で、身を寄せ合いながら暗い道を歩く。控えめに雑談していると
目的の場所が見えてきた。ライトアップされてもいない薄暗い場所に桜の木が
並んでいて、時折走る車の光が桜を照らすと凄く綺麗だった。私にとって美しい
物に感動するのは人生初だったと思う。

 しばらく堪能して帰宅の話になると、彼女が親にばれるのを恐れて時間差で
帰ることを持ちかけてきた。流石に独りで夜道を歩かせるのは心配だと話すも
断固拒否。思えば気の強い彼女だったなあ。

 頃合を見て自分も家への道を歩いた。すると前方に薄っすら光が見えるでは
ないか。正体も分からぬままスターウォーズで見かけるライトセイバーのような
ソレを凝視していると人影が3つほど・・・手招きしている。警察だった。

 職務質問を受け、ボディチェックをされ、靴を脱ぐよう指示された。理由を
問うと、変なものを隠してないか調べるためだそうだ。なるほどね・・・。
 そして上着から出てきたポケットティッシュを見つめながら彼らは更に質問
をする「これ、何に使うの?」 当時は鼻炎が酷かったので携帯していた
だけなのだが、あらぬ疑いをかけられたようだ。

 結局、注意だけで済んだが気分は悪かった。とはいえ出歩く時間帯としては
感心できないと自覚はしているので受け入れるしかない。
 
 後日、そのことを彼女に話した。

 彼女も警官に遭遇したらしいのだが「危ないから気をつけて帰るんだよ」
言われただけらしい。この扱いの差は何だったのだろうか・・・

  被災地の方々にもできれば見せたい満開の桜。被災してない方々も痛めた心を
癒して欲しい。それにしてもつまらぬことを長々と書いてしまった。

 花見はいいけどゴミは持ち帰ろうね!
 

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プロフィール

寺池マカロニ
 冬は寒いから苦手だけど恩恵もある。
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