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2020年06月26日
【事前評価】シャドウバース Fortune's Hand / 運命の神々
Cygames, Inc.
さて6月末ということでシャドバの新パックの時期です。前回ナテラ崩壊のアディショナルカードに続いて事前評価やってみたいと思います。アニシャド感想記事が遅れた関係でこっちも既にプレローテが始まっておりますが、プレローテ環境の動画・配信等はまだほとんど見ないようにしてるのでご容赦願いたいです。
カードはSSからDまでの6段階で評価し、基準はファミ通Appさんのものを採用。以下のようになっております。
SS----Tier1デッキに採用され、ナーフされるパワーを持つカード
【螺旋の鉄腕・ダミアン】【波濤のプレシオサウルス】等
S------Tier1デッキに採用され、ナーフはされないパワーを持つカード
【背徳の狂獣】【夜明けの吸血鬼・ノイン】等
A------Tier1デッキに採用される or カード単体で評価できる強カード
【絆の共振】【デバイスチューナー】【ストームエレメンタラー】等
B------カード単体としては平凡 or 環境デッキでたまに見るカード
C------ネタデッキで採用されたりごく稀に遭遇するカード
D------ローテ落ちするまで存在を忘れるカード
シャドウバース Fortune's Hand / 運命の神々 事前評価
エルフ
《吊るされた男》・ローフラッド ------ A
地を裂く異形 ------ A
マドロスエルフ ------ B
フォレストダーク・レオネル ------ A
喝采の獣使い ------ B
クラッシュインセクト ------ B
癒しの波動 ------ A
深謀の獣人 ------ C
ブロッサムアーチャー ------ A
森林の狼 ------ S
フェアリーアサルト ------ B
ロイヤル
《戦車》・オルオーン ------ A
ダイヤモンドパラディン ------ A
静寂の元帥 ------ B
鎧袖一触 ------ A
安らぎの女王 ------ B
武器商人・エルネスタ ------ A
シールドフォーメーション ------ A
無私の貴族 ------ D
ストライクナイト ------ D
オネストシーフ ------ A
わがままな呼び出し ------ C
ウィッチ
《愚者》・リンクル ------ A
アダマンタイトゴーレム ------ S
魔導の君臨者 ------ A
でたらめな接合 ------ A
猫の奇術師 ------ A
スウィートマジシャン ------ C
フューチャービジョン ------ A
形成の魔術師 ------ A
魔導書の書き手 ------ D
ポーションウィザード ------ C
エクステンドマジック ------ A
ドラゴン
《正義》・イランツァ ------ B
大逆のドラゴサモナー ------ A
虐殺のドラゴニュート ------ C
ドラゴニックコール ------ C
日輪のドラゴン ------ B
オーシャンアングラー ------ B
ドラゴンズタックル ------ C
水呼びの竜使い ------ A
竜装の槍術士 ------ C
トロピカルフィッシュ ------ C
竜の誕生 ------ D
ネクロ
《恋人》・ミルティオ ------ S
征伐の死帝 ------ S
デスブリンガー ------ B
カーニバルネクロマンサー ------ A
幽暗の墓守 ------ A
ゴーストメイド ------ C
幽魂の棺 ------ A
死の魔鳥 ------ C
スピリットキュレーター ------ A
ソウルボックス ------ C
ハングリースラッシュ ------ A
ヴァンパイア
《節制》・ルーゼン ------ S
深淵の約定・ダルホード ------ S
ディザスターヴァンパイア ------ B
サードニックデーモン ------ A
暴威の悪魔 ------ A
ラッシュインプ ------ A
燃え盛る抵抗 ------ S
月下の人狼 ------ B
銀矢の狩人 ------ A
蛮声のオーガ ------ B
ダークネスフュージョン ------ A
ビショップ
《力》・ソフィーナ ------ A
闇穿つ煌き・サリッサ ------ A
神域の法王 ------ A
伝道の司祭・ロレーナ ------ A
ピラータートル ------ A
光明のプリースト ------ A
宝石の輝き ------ B
先見の神官 ------ A
剛健の翼人 ------ A
エレガントバード ------ B
詠唱:純白の祭壇 ------ A
ネメシス
《運命の輪》・スロース ------ B
ディメンションドミネーター ------ B
マインドディバイダー ------ B
パペットインヴァース ------ A
キャットチューナー ------ B
パワフルマリオネッター ------ B
アーティファクトスキャン ------ B
ドールズオーナー ------ B
機構の技師 ------ B
鋼の猛虎 ------ C
人形の閃撃 ------ C
ニュートラル
《世界》・ゼルガネイア ------ A
天覇風神・フェイラン ------ A
星灯りの女神 ------ C
堕落の決意 ------ A
クラウドギガース ------ B
ジャイアントマッチ ------ C
ピアッシングエンジェル ------ C
ウィングメッセンジャー ------ D
突然の落石 ------ B
寸評:エルフ
《吊るされた男》・ローフラッド ------ A
特殊勝利のほうを主体的に狙うと安定しないだろうが、3/3/3スタッツ+αがついていて他のデッキで採用することに無理がなく、例えばアグロ等で詰めきれなかった時にワンチャンス狙えるのが強そう。
地を裂く異形 ------ A
守護を置いても防げないのはかなり強力。コントロールエルフでは2コス以上融合が結構しんどそうなので、自然か密林に入ることを考えてA。
マドロスエルフ ------ B
新機軸のアクセラレート・エルフがどこまで強いか次第だがアクセラカードがそもそも少なく制限があったりと連発するのが難易度高そう。
フォレストダーク・レオネル ------ A
若干重いが除去・10点ダメージ・進化相打ちで1:3交換が狙えるのは強力。アクセラ軸でなくても使われそう。
癒しの波動 ------ A
コントロールエルフに体力回復・進化回復と噛み合ったカード。エルフクイーンに進化を切りやすくなりそう。
森林の狼 ------ S
自然の導きが再び落ちたと思ったらすぐ帰ってきた。本体が重めなのがむしろよい。本体でもたまにリーサル取ることがありそう。
フェアリーアサルト ------ B
ゴブリンスクラムを思い出して頭痛がするが、PPブーストできないエルフだとそこまで強力ではないのでは。
寸評:ロイヤル
《戦車》・オルオーン ------ A
物議を醸した問題児。これもローフラッドと同じく暴走勝利を狙うと弱いが3/3/3+αで前寄せデッキに潜り込ませて本来なら詰んだ状況でミラクルを拾うケースが全体の1〜2%くらいありそう。それでもペコリーヌにしとけと言われると反論できないが。
武器商人エルネスタ / シールドフォーメーション / オネストシーフ ------ A
連携デッキがどこまで強いかによるが真価を発揮するのが7T〜10Tくらいの予感なので強力ではあるがやや遅く、Tier1からは落ちるのではと予想。
無私の貴族 ------ D
いま令和2年ですよ??と言いたくなるクラシカルなカード。アクセラなしに目を疑った。9T目にでかいだけのフォロワー立てて何になるのか。2Pick用のなんらかの調整カードかと思うほどひどい性能。
寸評:ウィッチ
《愚者》・リンクル ------ A
スペブ1〜10はランダム幅が大きいが、仮に式神ウィッチでの運用を想定すると引いてきたカードを使えず捨てる確率はかなり低く、そもそも余分に引いたカードを捨てたところで致命的なデメリットではない(MtGにおける「デモコン理論」の応用)ので強力に思える。クオンを引くと目も当てられないが。相手の最大体力を削るほうも秘術デッキで使えそうである。
アダマンタイトゴーレム ------ S
魔導の君臨者 / 猫の奇術師 / 形成の魔術師 / エクステンドマジック ------ A
今回は秘術ウィッチをTier1と予想するので関連カードは高め。マギサが落ちるが追加が大量に来てどれも強力なので禁約による8Tフィニッシュが安定しそうな予感。
でたらめな接合 ------ A
こういう豪快なカード大好き。たくさん捨ててもたくさん引いていれば問題ない。まあデッキ切れはかなり現実的になるが。魔道具専門店での活躍も予見される。
スウィートマジシャン ------ C
ウィッチクラフト・マギサがめちゃくちゃ強力になって帰ってきたのだが、スペルのコストを下げるなど仕込みが必要なわりにリターンがさほどでもない気がする。
フューチャービジョン ------ A
1/1を一掃したいときに偶数ターンだと困るが総合的に価値が高い。式神でも専門店でも使えそうなカード。
魔導書の書き手 ------ D
知恵の光が欲しいのはスペブデッキだが、4コストで1ブーストするだけなのは厳しい。キョウカとの格差がひどい。
寸評:ドラゴン
《正義》・イランツァ ------ B
進化権がないと疾走が確実でないのがつらい。守護もドローも8点回復も強力だが継戦するための効果なのでドラゴンとはいえコスト10払うならゲームを決めたいところ。
大逆のドラゴサモナー ------ A
中大型フォロワーのコストが下がる系はだいたい強い。ディスカード軸がTier1とは思えなかったのでAとしたが効果としてはかなり強力に思える。
虐殺のドラゴニュート ------ C
偶数コストのキーカードを引きやすくできるのでジャイアントマッチ用だろうか。進化時効果も噛み合っているがテーマデッキの枠を出ないような気はする。
水呼びの竜使い ------ A
4ダメージは強力なのでディスカ軸以外でも入りそう。相手フォロワーがいないときは捨てないのも便利。
寸評:ネクロ
《恋人》・ミルティオ ------ S
征伐の死帝 ------ S
カーニバルネクロマンサー / 幽暗の墓守 / 幽魂の棺 / スピリットキュレーター / ハングリースラッシュ------- A
葬送軸はまとめて高評価。征伐の死帝は葬送できるカードの量でかなり評価が変わってくるがこれだけ追加されれば安定して早めに呼べるのでは。フェイタルオーダーとのコンボも強力。ミルティオは高確率で8コス分くらいの盤面を形成できるので単純にパワカ。もつれたときのエンハンス9も強そう。
死の魔鳥 ------ C
1枚で墓場5は冥府においてソウルコアの代替になるのでは?と思ったが今回は葬送でもりもり墓場が稼げそうである。タイミングが悪かったか。
寸評:ヴァンパイア
《節制》・ルーゼン ------ S
無欲への恩寵で8T目にミニルーゼンを出して7回自傷でOTK!……は難しいにしても4自傷で次のターンに永久凍土のベヒーモスでのフィニッシュは狙えそうである。先攻なら1T早い秘術の禁約ダメージを防げるのも大きい。
深淵の約定・ダルホード ------ S
ソウルディーラーさんじゃないか!自分が初めて引いたレジェンドなので思い出深い。見違えるほどに強くなった。(昔が弱すぎた。)4T進化は2面処理したいところだが3点回復が見込めるので相当なアグロ相手でない限り耐えられるのでは。渇望・狂乱両方と相性がいいのでキーカードとなりそう。
サードニックデーモン / 暴威の悪魔 / 銀矢の狩人 ------ A
ディザスターヴァンパイア ------ B
自傷カード群は無理なく狂乱デッキに採用されそうなのでAとした。ディザスターは3/3/3が多い環境で2点ダメージが物足りないと判断してB。
燃え盛る抵抗 ------ S
あやまれ!アルケミックロアと灼熱の嵐と大紅蓮にあやまれ!ハデスとジェネドラには謝らなくていいです。クラスが違うので上位互換とは言わないがインフレを象徴するようなカード。連携で横並びや4/4リッチがわらわら湧く環境になりそうなので活躍しそう。渇望軸ならネレイアでいいじゃんと言われるとそうかもしれない。
寸評:ビショップ
《力》・ソフィーナ ------ A
闇穿つ煌き・サリッサ ------ A
パワーは感じるので評価は守護ビショップがどこまで強いか次第か。アグロには絶対負けないが秘術ウィッチ、狂乱ヴァンプ、冥府ネクロ、自然ドラゴン、魔道具専門店と守護を超えてダメージを与えてくるデッキが多く、エルフではローフラッドという特殊勝利もあるのでTier1に届かないのではと予想。ということでA。
神域の法王 / 剛健の翼人 ----- A (回復&守護)
伝道の司祭・ロレーナ / 光明のプリースト ------ A (回復関係)
先見の神官 / 詠唱:純白の祭壇 ------ A (守護関係)
ついにエイラを呼べるカードが来たので守護ビショップとエイラビショップが無理なく共存できそうなので軒並みA。
ピラータートル ------ A
先述のエイラサーチカード。…それを思うとサーチの邪魔をする4コストの先見の神官や純白の祭壇は1ランク下げても良かったかもしれない。
寸評:ネメシス
《運命の輪》・スロース ------ B
阻害能力は結構なものだが自分も3コス消費しているのでどう有利を取るかが難しそう。遅延して10T目にラグナアウェイク+世界orマシンベアで勝つというプランがあるがネクロや秘術、狂乱の早さに勝てるか怪しい。
ディメンションドミネーター / マインドディバイダー / キャットチューナー ------ B
余らせネメシスは結局フィニッシャー不足でやはり10T目まで粘る必要を感じるのでこちらもB。
パペットインヴァース ------ A
パワフルマリオネッター / ドールズオーナー ------ B
人形ネメシスの復権なるか?新オーキスが全く使われずにひっそりとまだローテに残っているので彼女がフィニッシャー足り得るかもしれない。
人形の閃撃 ------ C
ほぼ確実に2体処理できるのはいいがやや重い。そのカード名でなぜ操り人形を手札に加えないのかと問い詰めたい。
寸評:ニュートラル
《世界》・ゼルガネイア ------ A
絶対アグロ許さないマンかつ絶対ロングゲーム許さないマン。ネメシス(ラグナアウェイク)やロイヤル(君臨する猛虎)で10T目のOTKが狙えそうである。フィニッシャー不足のリーダーには採用されそうだが8〜9Tくらいで決まりそうな環境なのでTier1とは行かないか。
天覇風神・フェイラン ------ A
連携はロイヤルのみならずネクロにも採用されそう。ただ横並びは守護ビショップや全体除去のあるヴァンプやドラゴンに弱そう。
星灯りの女神 ------ C
左側に残りがちで増やして強いカードが思い浮かばなかった。僕の想像力がCです。
堕落の決意 ------ A
カゲミツやエミリアのいるロイヤルには入れておいて損はないのでは。概ね鎧袖一触で事足りそうだが冥府も壊せるメリットがある。スクラムドラゴンでは役に立つのがゼウスを引けてないケースくらいなのであまり噛み合わない気はする。
クラウドギガース ------ B
仮にアグロが流行ればゼルガネイアと同時に投入されるのでは…ということでメタカードとしての性能を評価しておまけでB。
ジャイアントマッチ ------ C
今回のYoutuberのおもちゃ筆頭。ドラゴンなら6PPで置くのはさほど難しくなさそうだがそのテンポロスを抱えて3Tも耐えつつイランツァ等を引きに行くのはなかなか大変そうである。
ピアッシングエンジェル ------ C
エルフに使いやすいアクセラカードが少ないのでもしかしたらアクセラエルフに入るかな〜〜くらいの性能。
ウィングメッセンジャー ------ D
いま令和2年ですよカードその2。4/4/3バニラを出すこと自体がリスクなのでつらい。せめてフロートボードマーセナリーのように対象を絞って引いて欲しい。
突然の落石 ------ B
シャドバ版【悪魔の布告/Diabolic Edict】じゃんと思ってテンションが上がったが自陣も対象になることに気づいた。ただこういうカードは対象を絞る行為がカードゲーム的で嫌いじゃない。魔道具専門店に居場所がありそう。
以上です。前回のように短く寸評を書きたかったのですが、実はまだグラマスになってないので取り急ぎ評価だけで。グラマス達成したあとに追記できればします。Tier1予想は【葬送ネクロ】【秘術ウィッチ】【自傷(狂乱)ヴァンパイア】【コントロールエルフ】です。
(追記)グラマス到達したので寸評追記しました!あと理論的に矛盾があったのでネメシスのカード評価を若干修正しました。
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シャドウバース 11話感想 ヒイロの愚直でブレない回答が好印象
#11「ヒイロvsルシア」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ルシアは準決勝でプロプレイヤー・霧山シロウを破りヒイロとルシアが決勝を戦う。
バトルを楽しむヒイロに対し、ルシアはシャドバを願いを叶える道具だと言い放つ。
ルシアは自ら復讐状態に入り、ヒイロを追い詰める。
感想
だいぶ遅れてしまいました。おおむね5月に無料配布された「シヴィライゼーション6」のせいです。アバンではルシアと【霧山シロウ】の戦いが描かれる。シロウはエルフ使いのプロプレイヤーで公式サイトに紹介もある。もしかしたら2クール目にまた出番があるかもしれない。ルシアに除去カードを2枚使わせた後に大型フォロワー【太古の森神】を出すプレイは、フェアリーを増やすカードを抱えていたことから想定済みの展開だったと思われるので悪くない。ただそもそも森神があまり強くないのだが……。しかしルシアがヴァンパイアのお家芸逆ギレもとい自傷で復讐に入り、【ダークジェネラル】で疾走して勝利。
「足りない……こんなバトルじゃ全然」
ギリギリでダークジェネラル引けたから勝ったのにお前……。ヒイロと同じトップ解決勝利だが、ルシアが明らかにヒイロとのバトルに焦がれていることを考えると、ここはヒイロと違う勝ち方にしたほうが「足りない」感覚を象徴して有効だったのではと思わなくもない。
「シャドバってやっぱりおもしれー!」
久しぶりに来た。待ってた。おのれCygames、自画自賛が過ぎるのでは…?(6週ぶり4回目)ただ今回は内容への布石である。
「……退屈なバトルだった」
先述したトップ解決についてはここでヒイロのことを思い出すトリガーとして設定されている可能性もある。ともあれ6話で示唆されたとおり、妹の治療がルシアの心を縛っていることがわかる。ちょくちょく書いてきたがバトル描写は超説明的で雑なときもあるのに、キャラクターの心情描写は行間を読ませるハイコンテクストな作風なのがギャップがあって面白い。
「もちろん覚悟しているとも。この戦いの行く末を、あるいは世界の行く末を」
シャドバの全国大会が「世界の行く末」に関わってくるという今後の展開をほのめかす発言だが、レオンが詩的表現を好むキャラクターなので全然そんなこともないかもしれない。秘書のマルグリットさんとのやり取りが完全にギャグなのでどちらとも判別がつかない。
ヒイロとルシアの戦いを待つキャラクターたち。藤岡弘、氏によく似たモブがちょくちょく存在を主張してきて笑う。
序盤の攻防はお互い1ターン目からフォロワーを出す早いゲーム展開。ヒイロが1/1の【うごめく死霊】を1/2の【アイボリードラゴン】で有利トレード(相手を倒して生き残る戦闘を仕掛けること)しなかった点が気になった。ルシアのデッキが前半に攻めきるタイプでないからか、ルシアのほうから処理してきたので結果としては正解だったが、後攻のプレイングとしてはかなり強気な選択である。(ヴァンパイア相手だと結局復讐ケアすることになりがちなので序盤に無理に1点通す必要もあまりないのだが…。)中盤までの盤面を取り合う展開は決勝戦にふさわしい激しさを感じる。
「ヒイロ、僕にとってシャドバは――道具でしかないんだよ。」
シャドバが楽しいと言うヒイロを突き放すようなルシアのセリフ。ヒイロは父親の存在こそ匂わされているが今のところは深いバックボーンがなく、ただ「とにかくシャドバが好きな中学生」でしかないので全否定とも言えるセリフである。今回は初めてバトルが2話に分かれたエピソードで、ルシアとヒイロの心情的やりとりにフォーカスが当たったものとなっている。
ルシアの発言を受けてブーイングする客。アニシャド世界、相変わらず民度が低い……まあ現実も配信のコメント欄等はお行儀がいいほうではないのだが。司会者がうろたえていて気の毒である。あまり好きなキャラではなかったが同情心が湧いてくる。
「だったら、俺がお前に教えてやる!」
2話で手加減プレイという屈辱を受けた上に好きなものを全否定されてもルシアに敬意を失わないヒイロくん、中2にして人間ができすぎている。ルシアはヒイロとの戦いに惹かれるからこそ、妹を救う目的に人生の軌道を戻すべく突き放したように見えるが、ヒイロは決して聡くその真意を見抜いたわけではなく、あくまで「とにかくシャドバが好きな中学生」として愚直な回答を出したところに好感が持てる。二人に海剣竜のしぶきがかかる演出が良い。復讐ケアもばっちりで成長が見える。
【スカーレットヴァンパイア】登場。これもアニメオリジナルのカードである。盤面全体、個別、相手、自分ととにかくダメージをばらまくなかなか凶悪なカード。【血の取引】と合わせて強引に復讐に入りヒイロを追い詰めるルシア――というところで次回へと続く。次回は予告でも作画の凄さが垣間見えて期待が持てる。
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2020年06月18日
シャドウバース 10話感想 細い勝ち筋をつなぐヒイロの見事なプレイング
#10「マウラの呪縛!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロは大会準々決勝でマウラ・アベラルドと対戦し勝利する。
マウラは対戦後、ヒイロの父、竜ヶ崎エイジを知ることをほのめかす。
感想
アバン死でさくっと処理されたカイくん。なかなかひどい扱いだがまあ危惧された通り描写外で負けていたカズキ(とミモリ)よりマシか。第1クールの終わりをヒイロVSルシアで〆るためか他キャラの試合は省略されてしまって残念。
マウラもバンク公開。なんか色っぽいぞ。
「これはただのアミュレットカードではありませんよ」「どういうことだ?」
どういうことだはこっちのセリフなんだが?なぜ全国大会準決勝まできてカウントダウンアミュレットを知らないのか。いつもの様式美……美か?様式愚と言ったほうがいいかもしれない。無論、視聴者に説明するための質問役としてヒイロくんが不自然な無知を晒しているわけだが、本来はこの手の役割を担うために無知なキャラを用意しておくのが常道である。(「スレイヤーズ」のガウリィ等)ヒイロが無知で不自然でないのはせいぜい5話か7話あたりまでだろう。そういうキャラがいなくてもせっかく実況者がいるのだから彼に解説させればいいのだが、「すごすぎますー!」とか驚くシーンが多くイマイチ役に立ってない。せっかく檜山修之を起用しているのに。もはや10話通して慣れ親しんだ光景だがダメなものはダメと言っておきたい。
ともあれマウラのデッキは「カウントダウンアミュレットビショップ」、略してカウントビショップなどと呼ばれるタイプ。アミュレットを設置した瞬間は盤面が弱くなるが、アミュが壊れた時に設置コスト以上のフォロワーが出るなどで設置時の不利を取り返すコンセプトのデッキである。最初期は設置時の隙やカウントの長さのわりに出てくるフォロワーが微妙で使われなかったが、マウラも使用する【詠唱:獣姫の呼び声】の登場で一気に強くなった経緯がある。
「びっくりしたぜー!カウントダウンアミュレットってこう使うんだなー!」
ヒイロが無知なのは視聴者に説明するためのお約束であると先述したが、この楽しそうな反応は無知ゆえのそれなのでキャラクターがぶれていない点は評価したい。ガチで全国大会までカウントビショップに当たらなかったことになるがこの世界のビショップ不人気すぎでは。どうせヒイロの試合しかやらないなら区の地区大会とかでもよかったのでは……。
【ドラゴンウォーリア】で盤面を一掃するヒイロ、それに対して獣姫の呼び声から展開されたフォロワーで盤面を取り返すマウラ。互角の攻防に見えるが、先述したようにカウントビショップは序盤の弱い動きをアミュレットが割れるタイミングで取り返すデッキなので、この時点で互角では序盤にダメージを受けた分不利である。つまりヒイロが全体戦局的には優勢を保っているところで、マウラのオリジナル切り札【ゴッド・オブ・カース】(以下GoC)登場。
「あのフォロワーに攻撃しては、ダメです……!」「「えっ??」」
……二人ともカイの試合見てなかったのか?ミモリさんさっき「人のバトルを応援するのも楽しいし!」とか言ってなかったっけ?カズキもマウラに対して「カイを簡単に倒してた……」と評していたので試合を見ていたのかと思ったがどうやら違うらしい。相変わらず細かいところが不自然なアニメである。
「その笑顔が苦痛に歪むのかと思うと、本っっ当に面白い!」
相変わらず定時出勤の【イグニスドラゴン】で【ホーリーフレイムタイガー】とGoCを撃破するヒイロ、それに対して哄笑を返すマウラ。創作物において糸目男は邪悪と相場が決まっている、という僕の偏見を裏付けてくれそうなキャラである。マウラのCVは井口祐一さんで個人的にはこのブログで全話感想を書いたグランクレスト戦記のアレクシス・ドゥーセ役でおなじみ。アレクシスは柔和で善良な人物だったがマウラは柔和で邪悪な印象。ビショップの欺瞞・偽善的なイメージを表しているのだろうか。井口さんの公式動画が面白かったので紹介。
【ビショップクラスのプレイの仕方】
— 「シャドウバース」TVアニメ・ゲーム公式 (@shadowverse_anm) June 9, 2020
アニメ「シャドウバース」のマウラ・アベラルドが使う「ビショップクラス」のプレイの仕方を紹介️
シャドバ初心者の方は動画を見て、ぜひプレイしてみてくださいねhttps://t.co/kFbGikEgOO
バトル!シャドウバース!#アニシャド #シャドウバース pic.twitter.com/MQ52WRoTjU
【神魔裁判所】であっさり除去されるイグニスドラゴン。これもビショップの地位を押し上げたカードで、カウントビショップ以外のビショップデッキにも投入される強力な効果だった。裁判といいつつ死刑判決が確定していてちょくちょく【バハムート】などの大物被告をギロチン送りにしていた光景が思い出深い。
GoCの能力がここで判明。破壊された次のターンに復活し進化、攻撃力は0になるが潜伏を持ち、相手の最大体力を-5する破格の能力。ヤバいわよ!【猫耳の魔道士・キャル】の可愛くない版。キャルが問答無用のファンファーレで-5するのに対してGoCは破壊された次のターンというタイムラグがあるのが短所だが、除去されなければこれ1体だけでゲームが終わる持続性があり、さらに除去耐性として潜伏を持っている点が強力。カウントアミュと直接的なシナジー(相乗効果。相互でコンボになるカード関係を指す。)はないが、カウントアミュで中盤の盤面を強固にしてGoCの安定着地を目指すデッキ戦略は噛み合っているように思える。
これまで言及してこなかったが、リーダーが強いダメージを受けるとキャラクターもガチめの精神ダメージを受けているように見える。あのバトル設備を使うとそういうシンクロが起こるのだろうか……なんて危険なんだ。まあこの手の作品にはありがちなのだが。2クール目はこの現象に絡めてシリアスなストーリーになるのかもしれない。あの金髪社長ならそういう話が似合いそうである。
ヒイロの勝利を信じきれないカイに対して、ヒイロの表情から不屈の心情を読み取る親友カズキ。地味だがいい描写である。カズキに久々に存在意義が生まれた気がする。
さてここからが今回の見どころである。潜伏中のGoCを除去できないとふんだヒイロは勝ち筋を模索。この場合は「やられる前にやる」しかないのだが、疾走付与の【ドラゴニックチャージ】を引いたことで疾走で一気に勝つプランを取る。ちなみにこれもオリジナルカードである。守護が出る前に2点疾走の【大嵐のドラゴン】をプレイするチャンスでもあるが温存しているのが好判断。
【騎竜兵】でドラゴニックチャージのコストを下げ、大嵐のドラゴンを相手の守護を突破するために消費する。そして次のターン2回攻撃を持つ【ハイドラ】にドラゴニックチャージを付与して一気にマウラのライフを削りきって勝利。ドラゴニックチャージから3連続でいつものトップ解決ではあるのだが、この勝ち筋に賭けて大嵐のドラゴンと進化権を安易に切らなかったのは素晴らしいプレイング。これは3話や9話感想でも書いた解決手段を引くことに賭け、布石を打っておくプレイであり、現実の世界大会やプロリーグでもしばしば見られるレベルの高いテクニック。大嵐を温存した点は守護が出るタイミングが分かっているカウントアミュデッキの弱点を突いたものとも言える。前回9話は酷評したが、今回のゲーム展開は文句なしのクオリティである。
煽りまくってきた相手にも手を差し伸べるヒイロくんマジいいやつ。僕ならハイドラ引いた時点でめちゃくちゃ煽り返すけどな。1話のコールバックとも受け取れるシーンである。そしてマウラの口からヒイロの父、【竜ヶ崎エイジ】を知っていることがほのめかされる。このシーンがなかったらまたあらすじが一行になるところだった。第2クールを連続でやるのかは分からないがストーリーが気になるところである。果たして命がけでシャドバをする日がやってくるのだろうか。
Tweet
2020年06月10日
シャドウバース 9話感想 勢いはあるがゲーム展開の練り不足を感じるエピソード
#09「開幕!華麗なるウィッチショー!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロは大会準々決勝でプロプレイヤー・セイヤと対戦し、激闘の末勝利する。
感想
あらすじついに一行に。あまりに短いので「激闘の末」と修飾を入れてしまった。今回はプロプレイヤーとの本気の戦いということでほぼフルのバトル描写である。ミモリ負けてるじゃんねえ!いやバトル描写ないならなんのために決勝に残したのか。カズキは勝ち残っているがこっちも来週描写外で負けてる可能性もなくもない。表記が”新”藤になってて公式サイトを確認してしまったが、やはり"進"藤が正しいようだ。
「ちゃんと勝ってくださいよ、次は僕とバトルですから」
カイくんによる見事な死亡フラグ。まあ次の相手ビショップの子だからね……。3話以来の顔芸に期待がかかるがこっちも描写外で負けてそうである。
ヒイロの2ターン目、【竜の託宣】があるにも関わらず【ファイアーリザード】をプレイして【ルーキーアルケミスト】の除去を優先。うーむ、後攻なのでテンポ重視(盤面の強さを優先すること)のプレイも他のリーダーではアリかと思うが、ドラゴンクラスに関しては託宣のほうが正解のケースが多い。「2ターン目は目をつぶって託宣を打て」という格言があるとかないとか。相手がアグロ(序盤に攻め立てるデッキのこと)寄りなら託宣を控えるケースもあるだろうが、この当時の土ウィッチはコントロール(戦局を掌握して終盤に勝つデッキのこと)寄りなので託宣のほうが良いケースと言える。
「土の印……??」
だからなんで驚くんだってば。様式(コード)に忠実すぎて笑ってしまう。ルーキーアルケミストが出た時点で土デッキだろ?マスターランクまでに当たったことないのか??そもそも次の対戦相手の1試合目を見てなかったのか???とツッコミが溢れてくるが、ここはまだプレリュードに過ぎなかった。ここからが本当の地獄だ。
セイヤの凄さについてカイによる解説が挟まれるが、その内容が描写されてない(ある程度推察はできる)ので単なるフレーバー(風味づけ、「それっぽさ」)として機能している。
【グレートマジシャン】再登場。ルシアと違ってヒイロのリアクションが派手で面白い。そこからいつもの【イグニスドラゴン】で逆転の流れだが、まだ開始9分である。45分ドラマの20分あたりで犯人が判明したときはまだまだ先があるものでここからが本番。
「準備……いや、覚悟はいいかい?」
プロらしい自信に満ちた発言だがイグニスが盤面に残っている。守護を置いたところでヒイロの進化が残っている以上勝ち誇れるシーンではないはず……というところで【プレデターゴーレム】登場。オリジナル切り札をもう一つ持っているとは驚きである。ただこのプレデターゴーレム、描写を見る限り今引いてきたやつだよね??まあトップ解決に備えたプレイは実際のプロもよくやるテクニックの一つではあるが、ここは手札に温存していた展開のほうがわかりやすく強者感が出るのでは。ルシアに「ずっと温存しているあの手札が気になる……」みたいなモノローグを言わせておくとか。
プレデターゴーレムの能力でイグニスドラゴンを破壊、そして土の印で相手能力を奪う効果が発動。この簒奪効果が今回のエピソードの肝である。パズル的かつ強者感のある能力なので素材としては面白いのだが……。
ヒイロの作戦はフォロワーのデメリット能力を奪わせることであり、味方に2点ダメージの【ライトニングベヒモス】と攻撃不能の【プリズンドラゴン】の順番でプレイ。セイヤはそれを読み、プリズンドラゴンの能力を奪うことを避け、【炎熱の術式】を2枚と【くず鉄の錬成】で土の印を3枚用意し【古の飛竜】【ドラゴンウォーリア】【ライトニングベヒモス】の能力だけを奪う。…………んん?ライトニングベヒモスの能力奪っちゃダメでしょ。
守護が欲しいのであれば炎熱A→プレデター攻撃で古の飛竜の能力だけを奪う→その後に炎熱Bとくず鉄を出せばいいだけなのでこれは言い訳できない完全なプレイミスである。ヒイロに言い放った「出している順番が違えば分からなかったかもね」は見事なブーメラン発言。カズキやタクマあたりが調子こいてやる分には許容できる展開だが、ルシアやカイ、ましてやプロ設定のセイヤには絶対させていけない展開と言える。
その後の【ルーキーマジシャン・サミー】でヒイロに手札を供給するのもまずい。これで【双壁の召喚】を引いてきているので上記のような完全プレイミスとは言えないのだが、相手に手札を供給するのは理論上相手の手札が少ないほど危険なのでヒイロ相手だとパスしたほうが高確率でマシである。案の定ヒイロが手札を全て使い切って勝つので完全にヒイロに勝たせるための歪みなのがいけない。ストーリーのためにキャラクターの知能が下がるのは古今東西の創作物にありがちな大変よろしくない手法である。
リアルタイムで放送を見るぶんには盤面や手札の状況を全把握するのは難しいので勢いで押し切れるかもしれないが、配信など、特にニコ動ではツッコミが怒涛のように流れてくるので一発でおかしいと分かってしまう。まあカードの能力は既にSwitch版で決まっているのだろうし、25分に収まる不整合のない展開を作るのが難しかったという大人の事情もありそうではあるが、プレデターゴーレムを温存させるなど修正可能な部分はいくつか見えるので、もうちょい練り上げてほしかったところである。
「チッ……次は俺が勝つ……!」
いたのかタクマ。ここもちょっと急に出てきた印象を受けるのでよくない。セイヤが弟について語るシーンが何度もあったのでそこで遠巻きに見る姿を見せておくべきだった。まあなんだかんだでお兄ちゃん応援してたんだなと思うとちょっと和むのだが。2クール以上あるのなら彼にも再バトルが期待できそうなのでそこは楽しみ。果たしてバンクがもらえるかどうか。
「見ていてください、天才のバトルを……!」
お願い、負けないでカイくん!あなたがここで倒れたら(中略)……次回、「マウラの呪縛!」バトル・シャドウバース!!……2度に渡る入念な死亡フラグ。カイくんが完全に噛ませ犬と化してしまった。合掌。
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2020年06月05日
とある科学の超電磁砲T 15話感想 歌と声で情感を揺さぶる食蜂と警策のエピローグ
第15話「やくそく」
※原作未読の方はコメントオフでの視聴をオススメします。
あらすじ
能力開発中の過去、警策はドリーと友人になり、彼女の身体に埋め込まれた機器を目撃する。
治療の名目を不審に思った警策は、ドリーがクローン体で実験に消費されていることを突き止める。
警策は捕らえられるが、抜け出して統括理事長の暗殺を狙うようになり、最終的に幻生に協力する。
そして現在、食蜂は幻生の記憶から警策の正体と記憶を共有したもうひとりのドリーの存在を知る。
食蜂は警策に協力を要請し、二人はとある研究施設でもうひとりのドリーと「再会」する。
感想
警策の正体が完全に明らかに。アニメではドリーの持つ液体が色で液体金属とわかりやすく、かつ原作にある「みーちゃん=食蜂」かのようなミスリードもされていないので10話の時点で正体に気づいた人も多いかもしれない。
「チリョーがうまくいったらたくさんのいもーとができるって」
特に名言されないがこの「たくさんの妹」がミサカ妹たちのことである。10話で研究者が発言していた「上から押し付けられた人形遊び(=レディオノイズ計画)」の一部がこの研究所に命じられていたことがわかる。
ドリーは警策に嫌われたと勘違いしていたので警策はドリーの機器を目撃してから再び会うことなく捕らえられことになる。すぐ翌日くらいに直談判に行ったと推測でき、警策の必死さがわかる。それにしてもモブ研究者が相変わらず邪悪でいっそ清々しい。
「実験動物にだってお前達に突き立てる牙があることを教えてやる」
急に芝居がかった物言いになることに多少の違和感を覚えるのだが、警策の心が完全にテロリストのものに変容したことを示す演出として機能しているようにも思う。置いただけの食料が描写されるのはアニオリだがいい補完。ここも言及されないので一応解説しておくと、研究所がもぬけの殻になった原因は10話で描写されたように食蜂が掌握したからである。しかし食蜂が警策の存在を知らなかったということは研究者全員の頭を隅々まで読んだわけではなかったようだ。まあ人間の脳の容量は1000TBあるらしいので無理もない話か。食蜂が重要なものを問うた結果、研究者たちの認識において警策を捕らえたことはまったく重要でなかったのでは、といろいろ推察するのが面白い部分でもある。
「燻り 憎悪の煙を吐く燠火のような目だ」
そうかな……そうかも……。9話の感想でも書いたけどアニメの絵柄が可愛いのであまり闇を感じる目に見えない。警策の目はこうして二度も言及される個性をもつのだからそこは原作に合わせてほしかったところである。そういえばSでも布束さんの目がギョロ目からジト目に変わってましたね。
「翻って極大の憎悪は揺るぎなく美しい。復讐のためなら自分の命など一顧だにしない」
目的が一致していることを理由にお互い一切の信用もなく、テロリストである警策とほぼ対等の協力関係を結ぶ幻生の度量のようなものが見えるシーン。美琴と黒子や婚后さん間にある信頼関係と比較して、オルタナティブな美しさを感じる関係性なので個人的には非常に好きなシーンである。さらに能力で心理を掌握していないと美琴とすら連携できなかった食蜂とも対比的に描かれている。
もうひとりのドリーの存在を警策に明かす食蜂。ここも一応解説するとミサカ妹たち「妹達」の持つミサカネットワークと同質・前身のものがドリー姉妹にも組み込まれており、厳密・倫理的には別人だが実質的にはほぼ同一人物の妹が存在しているということである。警策は「妹達」を捜索していたのでネットワークの概念については当然知っており、理解も容易であることが推測できる。
「操作力……必要かしらぁ?」「必要……ないわ」
別のアニメの感想でも書いたばかりだが、物語はキャラクターの変化をもって成立するとされる。食蜂の最大の変化はここである。先述したように食蜂は心を読まないと正義感の強い美琴とすら連携できなかったのが、ここでは先程まで敵対していた警策の心を読むことなく協力を要請している。ドリーの存在をかすがいとして目的が完全に同ベクトルになったからだが、結果としてラスボス・幻生と同様の行動をとったところが非常に印象深い。大覇星祭編の面白さは主に展開のツイストの激しさ、伏線回収の巧みさ、超電磁砲のストーリーの集大成感などにあるが、食蜂を軸とした心理描写も重厚で深いものがあってお見事である。頭に「白井さんに悪いから……」と付けるのが食蜂の「高潔」な性格を表現していて好きなポイント。実際自首させるつもりがあるのかはわからないが。
尺に余裕があるのでアニオリシーン。ちょっと照れてる黒子がかわいい。食蜂が記憶改ざんで後始末したことについての言及シーンだが、また「トイレに行きたくて食蜂派閥を威嚇するシーン」がリピートされてて笑ってしまう。やめてあげて。
もうひとりのドリーと「再会」する警策。感動的なシーンだがいやまあ言うて僕原作で展開知ってますからね。そうそう泣いたりしませんけどね。などと思っていたらやたら情感を刺激する挿入歌が流れてきて涙腺が決壊した。さらに警策CV富田美憂さんとドリーのCV小原好美さんの熱演が追い打ちをかけてくる。やめろっ……!こんなん泣くに決まってるだろっ……!!メディアミックスこわい。警策がドリーの鼻をつまんだり、ドリーがお腹の機械(この「妹」はデータ採集に使われてないので埋め込まれていない)を気にしたりするところはアニオリだが非常によい原作補完となっている。
挿入歌を歌うのはsajou no hana。「とある科学の一方通行」のEDを歌うアーティストだがダークな世界観を表現したあっちとはかなり曲調が違っていて驚いた。超電磁砲Tの後期EDも担当するようなので大変楽しみである。
とある科学の超電磁砲T
— 渡辺翔 sho watanabe (@watanabesho) May 22, 2020
15話挿入歌
ここにいたい/sajou no hana
作詞作曲です
先週の緊張からの緩和への隙間に凄い感動を貰った!
話が収束する度に1番好きかもと毎度なりますが今は大覇星祭編1番じゃんって気持ち
こちら配信開始してMVも公開中なので是非!https://t.co/9vQn7yfsIl#超電磁砲T
「ふたりとすごしたじかんだけが わたしたちのおもいでだから」
OPのfinal Phaseの歌詞「共に過ごす時間だけが思い出の全てだったと」がドリーと食蜂(と警策)の関係性を表現したものと分かるシーン。アニメ初見の方はぜひこのストーリーを踏まえてからあらためてOPを聞いてみてほしい。美琴とミサカ妹たちの関係を表現したものとも受け取れるので、美琴&食蜂がダブル主人公の章のOPとしてふさわしい楽曲である。
「心地いい嘘に夢中になってゴメンなさい」
食蜂CVの浅倉杏美さんも負けず劣らずの名演。なんと表現すべきか難しいがここの謝罪の弁はあまり口語的でないため、アニメという漫画とテンポの違うメディアで表現される場合、ともすれば白々しくなりかねないのだが、浅倉さんのメリハリをもたせた心に迫るトーンのおかげで不自然なく受け止められるようになっている。効果的な挿入歌といい、メディアの差を意識し見事に乗り越え、さらに昇華させた印象を受けるエピソードである。
「実験の正体もわかってドリーはきっと死なずに済んだのよぉ……」
前述したように食蜂は掌握した研究者たちの脳内全てを読みきらなかったと思われる。掌握した時期にもよるが、隅々まで読み切って警策の存在を知っていたら確かにドリーは助かったかもしれない。とはいえこれは食蜂の行動次第でなんとかなったかもという原因の一端でしかないのだが、食蜂はこれを自分の責任ととらえているようだ。3度ほど書いてきたが美琴も「妹達」の境遇を自分の責任ととらえている節があるので、美琴と食蜂は陽と陰、脳筋と運痴、スレンダーとグラマー、孤高と連帯、などなど多くの要素で正反対なキャラ造形がなされているが、やはり根底の性格が似ていると確信できるシーンである。
それにしても食蜂と警策、ドリーがいなければ絶対友人にはならないタイプに思える。性格が悪……もとい癖のある両人に人生を左右するレベルで強く好かれるドリー恐るべしである。純粋無垢という属性にこそ天然の人心掌握力があるのかもしれない。
「ミサカは不思議なデジャヴに感傷に浸ります」
以前に「この作品はセンチメンタリズムより能力が優越する」と書いたがそれは「問題解決手段に感傷が用いられない」という意味であり、こういう〆の部分ではわりと感傷的な表現がなされるように思う。ドリーネットワークとミサカネットワークは同じものなので互いの内容を受信することがあるのかもしれないが。海辺の3人の姿が幼いのでドリーがずっと夢に見ていた内容なのだろう。いずれこれが実現することを願う気分になれるストーリーである。世相が大変な中、原作屈指のエピソードである大覇星祭編を見事なクオリティで制作し走りきってくれた全てのスタッフに深く感謝したい。ありがとうございます……!!
新章突入の次回は7/24から。この2ヶ月間は大覇星祭編の余韻として受け止めたい。新キャラの少年のCVは既に発表されているがどのような演技になるか今から楽しみ。
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2020年06月01日
シャドウバース 8話感想 アリスの物語の重厚さを感じさせる意外な展開
#08「決勝トーナメント始まるッ!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロやカズキらは全国大会の本戦に進出し、カズキは第一試合でアリスと対戦する。
アリスはアイドルとしての個性に反するカードを使用せず、ヒイロが勝利する。
感想
【司会者】さん本格的に登場。5話感想で書いたが戦況やカード効果はプレイヤーより第三者に解説させたほうがスムーズなのでやはりそのためのキャラが出てきた。CVはベテランの檜山修之さん。代表作は大量にあるがやはり勇者王ガオガイガーの獅子王凱と幽遊白書の飛影でおなじみ。ただ声はいいのだがキャラとしては今回実況がアリス寄りすぎてあまりいい印象がない。ともすれば一番セリフが多くなるキャラなので司会の好感度は大事なポイントである。今後に期待。
予選をすっ飛ばしていきなり本戦からの描写だが8000人から16人まで絞られた中にカズキとミモリがいることに驚愕を禁じえない。現実の大会「RAGE」も大会規模は同じくらいなので、原作プレイヤー的にはあの狭き門をカズキ程度のプレイヤーがくぐることには違和感しかないだろう。今回のアリスのストーリーはかなり見応えのあるものとなっているが、キャラクターの心情描写は凝っているわりにゲーム関係の描写はリアリティを放棄しているように思え、このギャップがアニシャドの特徴と言えるかもしれない。
となりにいたルシアに今気づくの不自然じゃないですかね。ミモリとカズキに気づくところもそうだがその場所に収集される前に他の15人を確認する機会がいくらでもありそうなものだが。というか身内の戦いを応援してなかったのか?細かい部分かもしれないがこういう不自然なシーンが多いとリアリティラインが下がって没入感が薄れるので明確な欠点だと思う。バトルでの不自然さはそういう様式(お約束)として許容できるのだが。
水面から足場が浮かび上がってきて通路を形成。スゴい技術だ。プロジェクション系のみかと思っていたが全体的にリアル世界より技術が発達している近未来設定のようだ。
アリスのガジェット装着バンク、アイドル衣装バージョンがついにお披露目。尺の都合かヒイロと分割表示になってしまっているので後々の回でソロバージョンが期待される。
アリスの劣勢?にブーイングするファンたち。民度が低いな。アニシャド世界にはプレイヤーリスペクト宣言が浸透していないようで嘆かわしい。ここ以外に実況も演出もアリス贔屓だったりと、ともすれば不快になる描写だが、相手がアイドルで小さい女の子であっても「シャドバを楽しむ」という自己がブレないヒイロを描く上では必要な描写と言える。自己を偽っているアリスとの対比表現をサポートしている。
復活する【ゾンビドッグ】やフォロワーをデッキから呼ぶ【ミニゴブリンメイジ】で手札量を保ちつつ盤面をとってくるアリス。リソース重視の戦略は墓場量も増えるのでネクロマンサークラスの特性に合致している。手札が枯れがちなヒイロがこの点でアリスの実力に気づき、その上で【天弓の天使リリエル】を進化させないことに違和感を覚えるのが自然な流れである。「ゾンビドッグのほうが可愛いから」がアリスの回答だが、リリエルも普通に可愛い枠なのでアリスの欺瞞がここに表出しているという演出かもしれない。
「なあ、なんでさっきリリエルを進化させなかったんだ?」
なんで2回聞くんだまた記憶障害か?と反射的に突っ込みそうになるがここは念押し・強調として重要なところ。ヒイロは2話でルシアに手加減されたことを屈辱的にとらえているのでここにこだわることに説得力がある。対するアリスは4話で自身の虚像に疑問を持っていることがほのめかされており、過去エピソードの2つの布石がここでつながるのが面白い。
「アリスはアイドルだから、怖かったり変だったりするカードは使っちゃダメなんだよ」
ならデッキから抜いておくべきでは……。予選でEcilaとして使う分にはいいのかもしれない。ともあれアリスの葛藤が具体的に明かされた。実像を隠して虚像を演じることをカードゲームのシステムを通して表現しているのが面白い。思えば4話では【スカルビースト】や【よろめく不死者】を可愛いと言って使っていたので、変装したアリスこそがまぎれもない実像だったことになり、ここから4話を見返すと感じ入るものがありそうである。
「俺の本気を見せてやる!俺のターン、ドロー!」
はいはいイグニスイグニス。親の顔より見たトップ解決……かと思いきや【アイボリードラゴン】……からのやっぱり【イグニスドラゴン】。なんなんだそのちょっぴりひねったワンクッションは。8話中6話がヒイロの戦いなのでマンネリ打破の努力が涙ぐましい。ここまでトップ解決が個性化しているならいつか「イグニスが引けない」というテーマで1戦やってほしい。
アリスのオリジナル切り札【スケルトンレイダー】ついに登じょ……あれっ??使わないの?!?てっきりヒイロに感化されて実像を開放、負けちゃったけど楽しかったな!でストーリー的にはめでたしめでたしの流れかと思いきや、まさかの虚像キープ。これは物語手法的にもかなり意外な展開に思える。少なくとももう一話必要になってくるので1クール目では解決しそうになく、やはりかなりの長編アニメとして作られている可能性がでてきた。スケルトンレイダーを引いた瞬間にBGMが消える演出が印象的。
おそらく敗北したことよりも可愛くない【死の祝福】を使ったことを責められていると思われるアリス。ゲーマーアイドルのブランディングとしては「強い」ほうが人気が出ると思わなくもないが……。電話の相手を「ママ」と呼んでいるが、母親の登録名が「マネージャー」だとしたら相当な闇を感じてしまうので、マネージャーをママと呼んでいるのだと思いたい。物語とはキャラクターの変化をもって成立することが多いが、ヒイロではアリスの実像を救う物語は達成できなかったようだ。やはりミモリがその鍵を握っているように思えるが、今回あまりミモリのカットが挟まれなかったのでまた違う展開かもしれない。
今回はEDのところでOPが流された。確かにアリスが闇を抱えたまま終わる展開で彼女の明るい歌が流れるのは不自然なので納得の演出である。単にマスコット的な存在だからEDを歌っているのだと思っていたが、この心情描写の凝りようだとアリスがヒイロに並ぶもうひとりの主人公として設定されている可能性も感じられる。
次回はヒイロVSセイヤ。そんな……あの松尾がやられただと……?!ちなみに今回の実況をよく聞くと「次はプロプレイヤー同士の対戦となります!」と言っているので松尾さんもプロだったようだ。
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2020年05月29日
【モバマス】来年の総選挙・ボイスアイドルオーディションで700票獲得するための初心者向けTips 【2020年版】
△△△北条加蓮さん、9代目シンデレラガールおめでとうございます!!△△△
プロデューサーの皆さん、第9回総選挙並びにボイスアイドルオーディション、お疲れ様でした。今回はなんと言っても、表題通り「ボイスアイドルオーディション」が5年半ぶりに実施され、総選挙との同時開催となったことが注目されました。総選挙が半ばボイス獲得合戦となっていることは多くのPに認識されていることかと思いますが、「ボイス獲得戦」部分が分離されることで「人気投票」の純度が上がることが予測されていました。
これにより、これまで通りであれば前回2位の加蓮がCG最有力候補となるところに波乱も起きうるのでは?(例えばCG獲得済みアイドルの担当Pがボイス獲得に流れず自担に票を投じるなど)という予測もありましたが、結果としては加蓮Pの「今年こそ」という決意が勝ったように思います。加蓮Pのみなさん、おめでとうございます!
そしてボイスアイドルオーディションの1位はあかりんごこと辻野あかりとなりました。やはり「たべるんごのうた」の局所的超ブームが要因として大きいように思いますが、2位が砂塚あきらであることから新規キャラをきっかけに新規プロデューサーが大きく増加してくれた可能性も高いように思います。共に長くコンテンツを支えてくれる同僚が増えたのであれば喜ばしい結果と言えるのではないでしょうか。
ちなみに今回の僕の投票内訳はこちらです。
今回も前回同様完全に無課金でしたが、モバマスで861票、デレステで853票を獲得できました。
そしてボイスを獲得したアイドルの得票数はこちら。
1位 辻野あかり:22,119,341票
2位 砂塚あきら:21,226,585票
3位 桐生つかさ:13,486,437票
……前回のボイス獲得ラインが1,200,000票前後だったので、10倍強の数字になっております。これは今回からデレステでモバマス並に票獲得できるようになったことが大きく、全体票数自体が前回の5倍程度(10位までの票数合計から推定)になっていることが大きいと思われます。(つまりデレステプレイヤーのほうがはるかに多いということになります。)
これだけの数字になると、前年前々年と使ってきた「僕と同じだけ稼ぐ人間がn人いればボイスに届く」というフレーズはかなり空虚になってきますが、とはいえモバマスを始めれば稼げる票が2倍は見込めますので、やはりモバマスもプレイされてみることをオススメします。(まあ、来年もボイスオーディションがあるかどうかは今のところ分からないのですが。)
ということで、今年も新規でモバマスをはじめる同僚Pのために、戦力増強とイベント対策のための記事を書いてみたいと思います。(前年度からの更新になりますが、違いとしては「新規メダルSRの撤廃」とイベント「ミュージックJAM」の追加を受けたものとなります。)
(※2021年5月24日追記)こちらも情報が古くなりましたので更新しました。最新のバージョンをご覧ください。
投票券獲得への道を主題としますので、一般的な初心者向けの注意事項については簡潔に3点だけ。
この3点を守っておけば特別後悔するようなことは起こらないと思われます。
まず、投票券はどのように手に入れるか。ガチャを除くと入手先の大半はイベントです。しかもラウンドごとの獲得ptでもらえる「pt報酬」で多くの投票券が手に入ります。
つまり最終ランキングやチーム勝利には無関係なので他人と競うことはなく、ある程度準備しておけば簡単に手に入ります。おそらく1年も準備期間があれば十分すぎるでしょう。
その準備とは主に「イベントアイテム(以下:ドリンク)の貯蓄」と「アイドル編成の強化」です。
イベントでptを獲得するにはドリンクが必要です。イベントは現在10種類あり、イベントごとに使うドリンクが独立しています(例外あり)。イベントAで使うドリンクは基本的にイベントAでしか手に入りません。
……と書くと鶏が先か卵が先かという話になりますが、まずその日だけ使用できるラウンド専用ドリンクが無償で貰えます。それを元手にptを稼ぐことでドリンク等が増えていき、次回の(ゆくゆくは総選挙時の)同型イベントに備える形になります。
強力なアイドルを編成していればドリンク1個で獲得できるptが増えるので効率がよくなります。ドリンクの貯蓄と並行してアイドルを獲得していくといいでしょう。フリートレードや無課金ガチャでコスト21以上のアイドルを獲得していきましょう。フリートレードの値段は性能にあまり比例しないので、コストで検索してスタミナドリンク1つやマスタートレーナー等で獲得できるアイドルをお迎えするといいでしょう。
※前年まではメダルチャンスで手に入る「メダルSR」の獲得をオススメしていたのですが、昨年末からメダルSRが新規で登場しなくなり、復刻カードになりました。復刻カードはコストが低めなのであまり性能的には期待できません。
@イベントに参加する
Aドリンク・アイテム・メダルを獲得する
Bメダルチャンスや無料ガチャを引く
Cアイドルを獲得し編成を強化
この繰り返しで資産が増えていきます。
アイドルの獲得自体がモバマスの大目的であり、お好みで自由にやるべき部分ではありますが、総選挙を見据えるという目的があるなら効率を重視する選択もあります。
カードのスキルは2属性の攻撃or攻守UPになっていることが多く、編成が3属性に渡るとスキルがかからないアイドルが出てしまうので、なるべく2属性までで揃えましょう。
Cu/CoならCu/Co属性かつスキルがCu/Coにかかるアイドルということです。属性やスキルが合わないカードはトレードでお嫁に出してしまうのが効率的です。
スキルは編成で上位にいるほうが発動しやすく、リーダーは100%発動します。強力なスキル持ちが手に入った場合はリーダーに設定しましょう。バックメンバーはスキルが発動しません。ステータスが高いが属性の合わないアイドルなどを置いてもいいでしょう。また、スキルが特殊になるブレイク済みのアイドル(後述します)などを置くのにも適しています。
ゲームセンターの景品アイドルはステータスこそさほど強力ではありませんが、スキルが強力かつ全体にかかるので有用です。結構な枚数が要求されますが無〜微課金であれば取っておくようにしましょう。
こいこいの遊び方についてはこちらをどうぞ→【花札(こいこい)のルール・遊び方(前篇)】花札で遊ぶといったらコレ!?「こいこい」のおもしろさ
2018年12月から実装された「ブレイク機能」も有用です。カードにブレイクルージュ1つを使用することで「ブレイク」させることができ、そこからブレイクLvを4まで上げることでレアリティの低いカードでもステータスをコスト23相当まで引き上げることができます。Lv4まで上げるにはスターメモリーが450個必要なので貯めておきましょう。1回のイベントで30〜100個ほど入手できます。
ただし、ブレイクしたアイドルを元に戻すアイテムは現状1つしか入手できないので慎重に行いましょう。……とは言っても、「入手が容易な、好きなアイドルのR+もしくはN+カード」あたりがブレイク対象として適切であり、それらをブレイクさせて後悔することはおそらく無いと思います。詳しくはモバマスWikiのブレイクの項をご覧ください。
フリートレードでアイドルを獲得するには(マイの付いてない)スタミナドリンクもしくはエナジードリンクが必要になってきますが、これらはイベントでは入手できません。主な入手方法は「ガチャを引いた副産物で入手する」「トレードでアイドルを放出して入手する」「週間のプロデューサーランキングで5000位内に入る」になりますが、無課金であれば最後のランキング入賞が確実性が高いです。
ランクインするにはファン数を稼ぐ必要があり、ゲーム中のいろいろなところで稼げますが、最も効率的なのは「道場」と呼ばれるLIVEバトルにわざと負けてくれる人を利用させてもらうことです。道場のリストはこちら。ちなみにランキングは「プロデューサーランク」ごとに分かれており、ランクが上がると多少入賞しづらくなりますので、ランクが低いうちに1000位内などに入ると多少お得かもしれません。週間順位は「メニュー」→「PRA」で確認できます。
イベントは全10種類ですが選挙期間中に開催されるのは4イベントで、どのイベントが来るのかは事前にはわかりません。つまり、どのイベントについてもドリンクを貯めておく必要があります。以下に10イベントを簡潔に紹介します。
<用語解説>
スコア重視:アイドルの攻撃で出すスコアが獲得ptに強く反映されるイベントのことです。
クリア重視:ボスユニットを倒したり、ミッションをクリアした時の獲得ptが高めのイベントのことです。
スコア重視かつチーム戦のため上級者向けです。
スコア重視ですが個人戦なので自分のペースでプレイできます。やや初心者向けです。
スコア重視のチーム戦なので中級者向けです。
スコア重視のチーム戦の上にぷち衣装がないとスコアが低いのでかなり上級者向けです。
クリア重視の個人戦なので初心者向けです。
クリア重視の個人戦ですが攻ステ・スタミナ・マニーといろいろ要求されるので中級者向けです。
スコア重視で現状唯一のプロダクション対抗チーム戦です。難易度は所属しているプロダクションが賑わっているかどうかでかなり変わってきます。地味に他のイベントのドリンクが少数手に入ります。
クリア重視の個人戦ですがシステムが若干ややこしいので中級者向けかもしれません。
スコア重視の個人戦ですがラウンド専用アイテムが貰えないのと、とにかく膨大なスタミナドリンクと時間が必要なので上級者向けです。
スコア重視の個人戦ですがSUPERLIVE時のみ共同戦になります。少々セオリーがありますがそれを把握すれば初心者向けです。
全てのイベントのドリンクを貯めておく必要があると前述しましたが、一つ抜け道があります。
ピンク色のチケット”プラチナオーディションガチャチケット”はそれでガチャを引くことによって、副産物としてその時開催されているイベントのドリンクが入手できるので、どのイベントにも対応できます。総選挙を見据えてプレイするのであれば貯めて残しておくと良いでしょう。
プラチケでガチャを引く以外では、「レアメダル交換」と「ゲームセンター」でドリンクを入手できます。どちらもイベントが切り替わるとドリンクも切り替わりますので、イベント中に入手しておきましょう。
「守には振るな」と前述しましたが、スタミナ振り、攻コスト振り、バランス振りのどれがベストかは意見が分かれるところです。各イベントのスタミナと攻コストの使用傾向を紹介します。
スタミナ:ライバルユニットを探したり、”ちヒール”(イベントお仕事中、まれにちひろさんがポイントを回復してくれること)を受けるために使用します。
攻コスト:攻撃する時に同じプロダクションのメンバーを呼び、攻撃力を上げるために使用します。
・ライブツアーカーニバル
・アイドルチャレンジ
・アイドルライブロワイヤル
・ミュージックJAM(ちヒールは無し・専用アイテムは無くエナドリを使用)
・アイドルバラエティ(スタミナは多少使うことも)
結論として、投票券獲得を目的とするのであればバランス振りが個人的にオススメです。アイプロ(スタミナ偏重イベ)とプロフェス(攻コスト偏重イベ)では多少苦労することになりますが、それでも両方使うイベントのほうが多いことが理由です。
最序盤は”お仕事”を進めることをオススメしますので、まずはある程度スタミナに振ってから攻コストに振るといいでしょう。
僕のステータスは上の画像の通りバランス振りですが、アイバラ・アイプロ・JAMを除く7つのイベントで上位入賞できました。おそらくこれで困るケースは年末のアニバーサリーアイプロくらいでしょう。ちなみにアイテムで1度だけ振り直せるので、のちのちアイプロやプロフェスで上位アイドル獲得を狙ってみたくなっても大丈夫です。
投票券獲得にはイベントドリンクとアイドルが直接的には必要になってきますが、他の資産(アイテム)についても紹介します。
スタミナドリンク・エナジードリンク(マイの付いてないもの)
トレードでアイドルを迎える通貨のように使えるので普通にプレイする上では最重要資産ですが、選挙のみを見据えるなら溜め込まずにコスパのいいアイドルを迎える事に使ってよいと思います。
ジュエル
有料ガチャを引ける資産です。アイドルを引けない場合でもスタドリ・エナドリ等が手に入ります。総選挙中はカウントアップガチャのみ投票券を得ることができます。
Sレア3〜10%プレミアムガチャチケット
無料ガチャを引けるチケットです。まれに強力なアイドルが引けます。プラチケと違って貯めておくメリットは特にないのですぐ使ってしまってかまいません。
レアメダル
前述したようにレアメダル交換でドリンクが手に入るので、投票券獲得には価値が高めな資産です。序盤は女子寮建造に使用する場合もあります。イベントの他にR以上のアイドルを特別移籍することでも入手できます。
スターエンブレム
開始するとき選んだ自身の属性以外のアイドルを強化する”アピールボーナス”を交換するときに必要になります。スタンプやエピソードなども交換できますがまずはアピールボーナスを交換しましょう。
マニー・友情pt・トレーナー・トレーニングバッジ
マニーはアイチャレ等で使いますが、放っといても溜まっていくのでさほど重要ではありません。
友情ポイントはローカルガチャでRアイドルを引いてレアメダルに変換するのに使います。
トレーナーさんもトレードでRアイドルと交換してレアメダルに変換していくといいでしょう。
バッジはプロダクションの施設を強化できるので発展途上のプロダクションであれば重要です。
以上、投票券獲得のためのプレイングについて書いてきました。前年も書きましたが、やってみると資産運用ゲームとしての楽しさもあると思います。長いスパンで成果が出てくるゲームですので、1年後に目標を見据えて始めるのはなかなかに王道の楽しみ方と言えるのではないでしょうか。その過程で、デレステとはまた違ったアプローチでアイドルたちの魅力に触れていただければ幸いです。それでは、よきプロデュースを。
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プロデューサーの皆さん、第9回総選挙並びにボイスアイドルオーディション、お疲れ様でした。今回はなんと言っても、表題通り「ボイスアイドルオーディション」が5年半ぶりに実施され、総選挙との同時開催となったことが注目されました。総選挙が半ばボイス獲得合戦となっていることは多くのPに認識されていることかと思いますが、「ボイス獲得戦」部分が分離されることで「人気投票」の純度が上がることが予測されていました。
これにより、これまで通りであれば前回2位の加蓮がCG最有力候補となるところに波乱も起きうるのでは?(例えばCG獲得済みアイドルの担当Pがボイス獲得に流れず自担に票を投じるなど)という予測もありましたが、結果としては加蓮Pの「今年こそ」という決意が勝ったように思います。加蓮Pのみなさん、おめでとうございます!
そしてボイスアイドルオーディションの1位はあかりんごこと辻野あかりとなりました。やはり「たべるんごのうた」の局所的超ブームが要因として大きいように思いますが、2位が砂塚あきらであることから新規キャラをきっかけに新規プロデューサーが大きく増加してくれた可能性も高いように思います。共に長くコンテンツを支えてくれる同僚が増えたのであれば喜ばしい結果と言えるのではないでしょうか。
ちなみに今回の僕の投票内訳はこちらです。
今回も前回同様完全に無課金でしたが、モバマスで861票、デレステで853票を獲得できました。
そしてボイスを獲得したアイドルの得票数はこちら。
1位 辻野あかり:22,119,341票
2位 砂塚あきら:21,226,585票
3位 桐生つかさ:13,486,437票
……前回のボイス獲得ラインが1,200,000票前後だったので、10倍強の数字になっております。これは今回からデレステでモバマス並に票獲得できるようになったことが大きく、全体票数自体が前回の5倍程度(10位までの票数合計から推定)になっていることが大きいと思われます。(つまりデレステプレイヤーのほうがはるかに多いということになります。)
これだけの数字になると、前年前々年と使ってきた「僕と同じだけ稼ぐ人間がn人いればボイスに届く」というフレーズはかなり空虚になってきますが、とはいえモバマスを始めれば稼げる票が2倍は見込めますので、やはりモバマスもプレイされてみることをオススメします。(まあ、来年もボイスオーディションがあるかどうかは今のところ分からないのですが。)
ということで、今年も新規でモバマスをはじめる同僚Pのために、戦力増強とイベント対策のための記事を書いてみたいと思います。(前年度からの更新になりますが、違いとしては「新規メダルSRの撤廃」とイベント「ミュージックJAM」の追加を受けたものとなります。)
(※2021年5月24日追記)こちらも情報が古くなりましたので更新しました。最新のバージョンをご覧ください。
はじめに
投票券獲得への道を主題としますので、一般的な初心者向けの注意事項については簡潔に3点だけ。
- ステータスは守には絶対に振らない
- マイの付いてないスタミナ・エナジードリンクは大事にする
- 特訓は2枚ともLvと親愛度がMAXで行う
この3点を守っておけば特別後悔するようなことは起こらないと思われます。
700票獲得までの道程
まず、投票券はどのように手に入れるか。ガチャを除くと入手先の大半はイベントです。しかもラウンドごとの獲得ptでもらえる「pt報酬」で多くの投票券が手に入ります。
つまり最終ランキングやチーム勝利には無関係なので他人と競うことはなく、ある程度準備しておけば簡単に手に入ります。おそらく1年も準備期間があれば十分すぎるでしょう。
その準備とは主に「イベントアイテム(以下:ドリンク)の貯蓄」と「アイドル編成の強化」です。
ドリンクの貯蓄
イベントでptを獲得するにはドリンクが必要です。イベントは現在10種類あり、イベントごとに使うドリンクが独立しています(例外あり)。イベントAで使うドリンクは基本的にイベントAでしか手に入りません。
……と書くと鶏が先か卵が先かという話になりますが、まずその日だけ使用できるラウンド専用ドリンクが無償で貰えます。それを元手にptを稼ぐことでドリンク等が増えていき、次回の(ゆくゆくは総選挙時の)同型イベントに備える形になります。
アイドル編成の強化
強力なアイドルを編成していればドリンク1個で獲得できるptが増えるので効率がよくなります。ドリンクの貯蓄と並行してアイドルを獲得していくといいでしょう。フリートレードや無課金ガチャでコスト21以上のアイドルを獲得していきましょう。フリートレードの値段は性能にあまり比例しないので、コストで検索してスタミナドリンク1つやマスタートレーナー等で獲得できるアイドルをお迎えするといいでしょう。
※前年まではメダルチャンスで手に入る「メダルSR」の獲得をオススメしていたのですが、昨年末からメダルSRが新規で登場しなくなり、復刻カードになりました。復刻カードはコストが低めなのであまり性能的には期待できません。
強化・貯蓄ルーチン
@イベントに参加する
Aドリンク・アイテム・メダルを獲得する
Bメダルチャンスや無料ガチャを引く
Cアイドルを獲得し編成を強化
この繰り返しで資産が増えていきます。
アイドルについて
アイドルの獲得自体がモバマスの大目的であり、お好みで自由にやるべき部分ではありますが、総選挙を見据えるという目的があるなら効率を重視する選択もあります。
属性は2種類で揃えよう
カードのスキルは2属性の攻撃or攻守UPになっていることが多く、編成が3属性に渡るとスキルがかからないアイドルが出てしまうので、なるべく2属性までで揃えましょう。
Cu/CoならCu/Co属性かつスキルがCu/Coにかかるアイドルということです。属性やスキルが合わないカードはトレードでお嫁に出してしまうのが効率的です。
スキルについて
スキルは編成で上位にいるほうが発動しやすく、リーダーは100%発動します。強力なスキル持ちが手に入った場合はリーダーに設定しましょう。バックメンバーはスキルが発動しません。ステータスが高いが属性の合わないアイドルなどを置いてもいいでしょう。また、スキルが特殊になるブレイク済みのアイドル(後述します)などを置くのにも適しています。
ゲームセンターを活用しよう
ゲームセンターの景品アイドルはステータスこそさほど強力ではありませんが、スキルが強力かつ全体にかかるので有用です。結構な枚数が要求されますが無〜微課金であれば取っておくようにしましょう。
こいこいの遊び方についてはこちらをどうぞ→【花札(こいこい)のルール・遊び方(前篇)】花札で遊ぶといったらコレ!?「こいこい」のおもしろさ
スターメモリーを貯めておこう
2018年12月から実装された「ブレイク機能」も有用です。カードにブレイクルージュ1つを使用することで「ブレイク」させることができ、そこからブレイクLvを4まで上げることでレアリティの低いカードでもステータスをコスト23相当まで引き上げることができます。Lv4まで上げるにはスターメモリーが450個必要なので貯めておきましょう。1回のイベントで30〜100個ほど入手できます。
ただし、ブレイクしたアイドルを元に戻すアイテムは現状1つしか入手できないので慎重に行いましょう。……とは言っても、「入手が容易な、好きなアイドルのR+もしくはN+カード」あたりがブレイク対象として適切であり、それらをブレイクさせて後悔することはおそらく無いと思います。詳しくはモバマスWikiのブレイクの項をご覧ください。
週間プロデューサーランキングで5000位内に入ろう
フリートレードでアイドルを獲得するには(マイの付いてない)スタミナドリンクもしくはエナジードリンクが必要になってきますが、これらはイベントでは入手できません。主な入手方法は「ガチャを引いた副産物で入手する」「トレードでアイドルを放出して入手する」「週間のプロデューサーランキングで5000位内に入る」になりますが、無課金であれば最後のランキング入賞が確実性が高いです。
ランクインするにはファン数を稼ぐ必要があり、ゲーム中のいろいろなところで稼げますが、最も効率的なのは「道場」と呼ばれるLIVEバトルにわざと負けてくれる人を利用させてもらうことです。道場のリストはこちら。ちなみにランキングは「プロデューサーランク」ごとに分かれており、ランクが上がると多少入賞しづらくなりますので、ランクが低いうちに1000位内などに入ると多少お得かもしれません。週間順位は「メニュー」→「PRA」で確認できます。
イベントについて
イベントは全10種類ですが選挙期間中に開催されるのは4イベントで、どのイベントが来るのかは事前にはわかりません。つまり、どのイベントについてもドリンクを貯めておく必要があります。以下に10イベントを簡潔に紹介します。
<用語解説>
スコア重視:アイドルの攻撃で出すスコアが獲得ptに強く反映されるイベントのことです。
クリア重視:ボスユニットを倒したり、ミッションをクリアした時の獲得ptが高めのイベントのことです。
ドリームライブフェスティバル
通称ドリフ・ドリフェス。月末に頻繁に開催されるイベントで、総選挙は月末を必ず挟むのでこのイベントが来る可能性が最も高いです。総選挙が今の形式になった第5回から今年まで5年連続で開催されています。スコア重視かつチーム戦のため上級者向けです。
ライブツアーカーニバル
通称ツアー。第6・7・8・9回の総選挙時に開催されました。スコア重視ですが個人戦なので自分のペースでプレイできます。やや初心者向けです。
トークバトルショー
通称トーク・TBS。第6回・第7回の総選挙時に開催されました。スコア重視のチーム戦なので中級者向けです。
ぷちでれらコレクション
通称ぷちコレ。第6回・第7回・第9回の総選挙時に開催されました。スコア重視のチーム戦の上にぷち衣装がないとスコアが低いのでかなり上級者向けです。
アイドルライブロワイヤル
通称ロワ・アイロワ。第5回の総選挙時に開催されました。クリア重視の個人戦なので初心者向けです。
アイドルチャレンジ
通称アイチャレ。第5回の総選挙時に開催されました。クリア重視の個人戦ですが攻ステ・スタミナ・マニーといろいろ要求されるので中級者向けです。
プロダクションマッチフェスティバル
通称フェス・プロフェス。第5回、第8回の総選挙時に開催されました。スコア重視で現状唯一のプロダクション対抗チーム戦です。難易度は所属しているプロダクションが賑わっているかどうかでかなり変わってきます。地味に他のイベントのドリンクが少数手に入ります。
アイドルバラエティ
通称アイバラ。今の形式の総選挙時に開催されたことは現状ありません。クリア重視の個人戦ですがシステムが若干ややこしいので中級者向けかもしれません。
アイドルプロデュース
通称アイプロ。第8回の総選挙時に開催されました。スコア重視の個人戦ですがラウンド専用アイテムが貰えないのと、とにかく膨大なスタミナドリンクと時間が必要なので上級者向けです。
ミュージックJAM
通称JAM。第9回の総選挙時に開催されました。2019年から導入されたイベントです。スコア重視の個人戦ですがSUPERLIVE時のみ共同戦になります。少々セオリーがありますがそれを把握すれば初心者向けです。
プラチナオーディションガチャチケットを貯めておこう
全てのイベントのドリンクを貯めておく必要があると前述しましたが、一つ抜け道があります。
ピンク色のチケット”プラチナオーディションガチャチケット”はそれでガチャを引くことによって、副産物としてその時開催されているイベントのドリンクが入手できるので、どのイベントにも対応できます。総選挙を見据えてプレイするのであれば貯めて残しておくと良いでしょう。
イベント以外でのドリンク入手方法
プラチケでガチャを引く以外では、「レアメダル交換」と「ゲームセンター」でドリンクを入手できます。どちらもイベントが切り替わるとドリンクも切り替わりますので、イベント中に入手しておきましょう。
ステータスの振り方について
「守には振るな」と前述しましたが、スタミナ振り、攻コスト振り、バランス振りのどれがベストかは意見が分かれるところです。各イベントのスタミナと攻コストの使用傾向を紹介します。
スタミナ:ライバルユニットを探したり、”ちヒール”(イベントお仕事中、まれにちひろさんがポイントを回復してくれること)を受けるために使用します。
攻コスト:攻撃する時に同じプロダクションのメンバーを呼び、攻撃力を上げるために使用します。
スタミナを極めて活用するイベント
・アイドルプロデュース攻コストを極めて活用するイベント
・プロダクションマッチフェスティバル両方使用するイベント
・ドリームライブフェス・ライブツアーカーニバル
・アイドルチャレンジ
・アイドルライブロワイヤル
スタミナを使用するイベント
・トークバトルショー・ミュージックJAM(ちヒールは無し・専用アイテムは無くエナドリを使用)
どちらも使用しないイベント
・ぷちでれらコレクション・アイドルバラエティ(スタミナは多少使うことも)
結論として、投票券獲得を目的とするのであればバランス振りが個人的にオススメです。アイプロ(スタミナ偏重イベ)とプロフェス(攻コスト偏重イベ)では多少苦労することになりますが、それでも両方使うイベントのほうが多いことが理由です。
最序盤は”お仕事”を進めることをオススメしますので、まずはある程度スタミナに振ってから攻コストに振るといいでしょう。
僕のステータスは上の画像の通りバランス振りですが、アイバラ・アイプロ・JAMを除く7つのイベントで上位入賞できました。おそらくこれで困るケースは年末のアニバーサリーアイプロくらいでしょう。ちなみにアイテムで1度だけ振り直せるので、のちのちアイプロやプロフェスで上位アイドル獲得を狙ってみたくなっても大丈夫です。
資産について
投票券獲得にはイベントドリンクとアイドルが直接的には必要になってきますが、他の資産(アイテム)についても紹介します。
スタミナドリンク・エナジードリンク(マイの付いてないもの)
トレードでアイドルを迎える通貨のように使えるので普通にプレイする上では最重要資産ですが、選挙のみを見据えるなら溜め込まずにコスパのいいアイドルを迎える事に使ってよいと思います。
ジュエル
有料ガチャを引ける資産です。アイドルを引けない場合でもスタドリ・エナドリ等が手に入ります。総選挙中はカウントアップガチャのみ投票券を得ることができます。
Sレア3〜10%プレミアムガチャチケット
無料ガチャを引けるチケットです。まれに強力なアイドルが引けます。プラチケと違って貯めておくメリットは特にないのですぐ使ってしまってかまいません。
レアメダル
前述したようにレアメダル交換でドリンクが手に入るので、投票券獲得には価値が高めな資産です。序盤は女子寮建造に使用する場合もあります。イベントの他にR以上のアイドルを特別移籍することでも入手できます。
スターエンブレム
開始するとき選んだ自身の属性以外のアイドルを強化する”アピールボーナス”を交換するときに必要になります。スタンプやエピソードなども交換できますがまずはアピールボーナスを交換しましょう。
マニー・友情pt・トレーナー・トレーニングバッジ
マニーはアイチャレ等で使いますが、放っといても溜まっていくのでさほど重要ではありません。
友情ポイントはローカルガチャでRアイドルを引いてレアメダルに変換するのに使います。
トレーナーさんもトレードでRアイドルと交換してレアメダルに変換していくといいでしょう。
バッジはプロダクションの施設を強化できるので発展途上のプロダクションであれば重要です。
おわりに
以上、投票券獲得のためのプレイングについて書いてきました。前年も書きましたが、やってみると資産運用ゲームとしての楽しさもあると思います。長いスパンで成果が出てくるゲームですので、1年後に目標を見据えて始めるのはなかなかに王道の楽しみ方と言えるのではないでしょうか。その過程で、デレステとはまた違ったアプローチでアイドルたちの魅力に触れていただければ幸いです。それでは、よきプロデュースを。
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2020年05月23日
とある科学の超電磁砲T 14話感想 美琴軸の関係性を堪能できる第一のエピローグ
第14話「竜王の顎(ドラゴンストライク)」
※原作未読の方はコメントオフでの視聴をオススメします。
あらすじ
当麻は能力無効化の右手で暴走美琴の攻撃を止めようとするが、衝撃で右手が弾け飛ぶ。
しかし肩口から複数の竜が出現、暴走美琴の能力を食べつくし、美琴は正気に戻る。
美琴は食蜂によって記憶を戻された黒子らや婚后たちと、大覇星祭の残り期間を過ごす。
感想
冒頭でアニオリシーンが2つ。大覇星祭編〆の部分を2話かけてやっているので尺に余裕を感じる。
「足りない部分は根性でカバーしてやるしかねえ!だろ?」
軍覇からすると右手以外は一般人でしかない当麻を向かわせるのはかなり抵抗があるだろうが、そのワードを出されると納得するしかないというものである。それどころか体を張って露払いをやってくれる好漢ぶり。軍覇の描写は多いわけではないが十分な好印象を残すものになっている。当麻と軍覇のタッグは今回限りで終わらずまた見てみたいところ。
「待って!これは能力じゃないの!!」
当麻の突撃を必死に制止する美琴の叫びが心に迫る。CV佐藤利奈さんの渾身の熱演が光る。
弾け飛んだ当麻の右腕の肩口から出現し、美琴の能力を喰らい尽くす複数の竜。タイトルにもある「竜王の顎(ドラゴンストライク)」という現象だが、ここからかなり話が進んでいる禁書のほうでもまだ詳細が明らかになっていないそうなので、例によって超電磁砲のみの視聴者は深く考えないようにしよう。竜のデザインは漫画家の木谷椎先生によるもので大変カッコいい。アニメにおいてこの複雑なデザインを動かすのは大変だったことだろう。放送に間は空いてもクオリティは落とさない判断をしてくれたことがありがたい。しかし随分とカラフルなドラゴンたちである。地水火風のような属性を表現しているのだろうか?
大覇星祭編の上条さんのドラゴンのデザインを担当した木谷椎さん @ishiyaki765 より、エンドカードめいたスペシャルイラストが本当にたった今唐突に送られてきたのでご覧ください(動揺)#超電磁砲 pic.twitter.com/Fbq95P4CxG
— 荻野(フリーランスのマンガ編集者) (@gouranga_) May 15, 2020
「仮に成功しても、お前が望む世界にはならないと思うんだ」
上条さんによるソフトなお説教……というか諭しを受ける美琴。美琴が望んで暴走したわけではないので違和感を受ける人もいるだろうが、学園都市への悪感情を警策らに利用されてしまったのは事実である。つまり当麻がここで諭せるということは、戦いの中で、何らかの力でこの美琴の心情に触れたということになる。これは下手な恋愛よりもよほど心の交わりを果たしたと言えるのではないだろうか。もう結婚したらいいんじゃないかな。当ブログは上琴(上条×美琴)を応援しています。
「なんだあの金属?最初からあったか?」
これこそが4話で佐天さんが探していた「不在金属(シャドウメタル)」と思われる。この後学園都市に回収されたのだろうか?佐天さんが話題に出した都市伝説はまあお約束上100%存在すると思われるので気になる方は禁書範囲も含めて調べてみると楽しいかもしれない。
婚后さんの見舞いにくる美琴。何度か書いてきたが美琴は原因の一端を責任と思ってしまう自責的なところがあり、婚后さんの怪我を見るのはかなりつらいことだろう。美琴の「もっと酷い目に遭ってたかも」を安易に否定せず、「そうなっても悔いはない」と答えるところに婚后さんらしさを感じる。
「『桃李成蹊』という言葉をご存知ですか?」
原作では婚后さんは小さい頃、桃李成蹊の格言を父(4話に1カット登場)から聞かされたときに「自分を立派に見せれば他人は敬服してついてくる」と微妙に勘違いしたために友達を作れなかったというエピソードがあり、それを受けたセリフとなっているのだが、残念ながらアニメでは描写されなかった。まあここで急に婚后さんの過去話になっても不自然なのでやむなしか。5話で発揮された婚后さんの性格「自身を客観的に疑うことができる」はこの桃李成蹊のエピソードに根差しているように思える。つまり、「自身が今立派に見えるかどうか」を客観的に見る癖がついているのではないだろうか。
婚后さんのセリフ「立派な人間かは周りが決めること」は傲慢で他責的な人間には棘として刺さるが、美琴のような自責的な人間には優しいフォローとして機能するように思う。しかし婚后さんはフォローのつもりで言ったわけではなく、「桃李成蹊」を旨とする本心と経験からそういうポリシーを持っていることが推察できるので、美琴と婚后さんはお互いを補い合える、初春佐天ほどに相性がいい友人と言えるのではないだろうか。
「嬉しい気持ちが止まらないのです」
は〜〜〜〜婚后さんかわいい。婚后家の使用人になってお仕えしたい人生だった。もっと原作でも出番が増えて欲しいものである。
「わたくしはそれでずっと空回りしていましたから」「わたくし、常盤台の一員で本当によかったです」
原作ではそれぞれ「それでずっと独りでしたから」と「常盤台に転入してきて〜」となっている。アニメでは転入時期が春先で湾内泡浮ペアや美琴と友人関係を築いてそれなりに経つので、辻褄が合うようにそつなく改変されている。
記憶が元に戻った黒子たち。食蜂が記憶を戻したシーンをあえて描かないことで「元に戻った」感が出ているように思う。
「屋台の食べ物に当たってお腹壊したって…」
「一日中お手洗いに籠もって外に出られなかったんですよね?」
女子中学生に対する仕打ちとしてはわりとガチめの嫌がらせである。美琴×婚后さんの尊い友情からの落差が激しい。アニメでは念入りに「食蜂派閥を威嚇した」シーンがコールバックされていてもはや笑うしかない。これは美琴→食蜂の感情も嫌悪以上憎悪未満の域に足を踏み入れたと言っても過言ではないかもしれない。
残りの大覇星祭のシーン。佐天さんの「バットの扱いならお手のものよ!」は無印後半のアニオリで佐天さんがバットでキャパシティダウンをぶち壊したことをネタにした、逆輸入と言えるシーンである。ここがさらに6年越しにアニメ化されるのはなかなか感慨深い。美琴が率先して「風神雷神コンビ」を名乗るところも地味だが印象的。黒子には悪いがもっと婚后さんとイチャイチャしてほしい。
初春佐天の策略によって当麻とフォークダンスを踊ることになる美琴。若干ネタバレになるがこの時点では当麻への想いを自覚していないはずなので、自分自身より先に友人らに気づかれる面白い状況になってしまっている。うろたえまくる美琴が大変かわいい。
ちなみに美琴たちのふたつ後ろにいるペアは、無印のグラビトン事件で登場した男性風紀委員と助けられた女の子であり、仲が進展したようでたびたび原作の隅っこに登場している。原作の小ネタをばっちり拾ってくる姿勢が大変信頼できるアニメである。
「でも、この街に来たからみんなと会えたし、その出会いが私の宝物になってて…」
ちょくちょく外国へと飛ぶ禁書と比較して超電磁砲の舞台は必ず学園都市内におさまっており、その分テーマも学園都市の功罪にズームアップされた狭くも濃いものになっている。大覇星祭編の美琴視点において功は美琴の友人関係、罪は学園都市への悪感情に象徴され、これはそれらを締めくくるセリフである。原作では雷神美琴戦の後に警策の過去エピソードが挟まれるのだが、アニメではそれを次週に回してまるまる美琴のエピローグとして構成し、統一性があり感情移入しやすくした印象を受ける。今回の脚本はシリーズ構成も務めるヤスカワショウゴさんによるもので、アニメと漫画のスパンの違いを意識した見事な再構成がなされたように思う。
さて次週こそ大覇星祭のラストである。
追記:情報が間違っていたのでお詫びして訂正します。16話は7/24放送予定とのこと。
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2020年05月22日
シャドウバース 7話感想 セオリー破りで描かれるヒイロの型破りな性格
#07「目指せ!マスターランク!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロは全国大会に参加するためマスターランクを目指す。
時間切れが迫る中、スタジアムでグランドマスターのレオン・オーランシュに出会う。
勝てばマスター、負ければランクリセットの条件でバトルし、勝利する。
感想
ランクシステムとキャラクターのランクが明らかに。カズキがミモリより弱い事が明確になったが、お前Cで大会決勝まで行ったのかよ、それはそれですごいな。現実のシャドバはDの前にBeginnerがあるところ以外はあまり変わらないようだが、ポイントの増え方にはかなり差がありそうだ。後発のヒイロがAなのはルシアやカイに勝った影響が大きいのかも知れない。
先生やエレベーター添乗員、おまわりさんたちと彼らの仕事中にシャドバしている様が笑ってしまう。明らかにシャドバに最適化された社会を強調して描いている。思えば、自分が子供の頃はみんな(※正確な割合はわからないが便宜上「みんな」と表記する)ジャンプでドラゴンボールを読んでたし、みんなファミコンでドラクエやってたし、みんなTVで志村けんのだいじょぶだあを見ていたが、今は娯楽が多様化していて子供たちは共通の話題が少ないと聞く。アニシャド世界はやや近未来的な描写もあるが、描きたいものはもしかしたら90年代あたりのみんなが娯楽を共有している世界なのかもしれない。
【レオン・オーランシュ】登場。作中では明らかにならないが、公式サイトによればなんとシャドバ開発会社の社長らしい。前回の感想では金髪の青年と書いたが地位的にもしかしたら中年かもしれない。名前的にはフランス人っぽい。CVはベテランの森川智之さん。個人的にはGS美神のピートやジョジョ4部の吉良吉影でおなじみ。グランドマスターは世界に数人ということなので現実よりはるかに条件が厳しそうである。
勝てばマスター、負ければ最下位ランク落ちという条件でバトルするヒイロ。スマホを賭けてバトルしたりとギャンブル要素の多いアニメである。命懸けでシャドバする日も遠くないかも知れない。
レオンのバンクも公開。流麗で美しい。クラスはビショップでメインキャラの糸目の少年に先んじてのお披露目になる。
「これって…アミュレットカード?」「「ええ?!」」
ええ?!じゃないよ。AAまでプレイしてアミュレットを知らないはずがないと思うがいつものお約束。【獅子の聖域】はアニメオリジナルカードであり、選択不可効果はスペル除去の多いウィッチ対策として使われることがあるが歴史上あまりトーナメントシーンに出ることはなかった。しかしそれを軽めのアミュレットで全てのフォロワーに永続付与できるのはなかなか強力なのではないだろうか。
「ええ?!な、なんでだ?!」
「言っただろう、獅子の聖域が場にあるかぎり私のフォロワーは能力で選択できない」
【ファイヤーリザード】の効果が発動せずうろたえるヒイロ。この子また記憶障害に……(2週ぶり3回目)選択不可能力の紹介とはいえもうちょいまともな見せ方がありそうなものだ。すっかりヒイロがアホの子になっている。「人の話を聞かない」と通信簿に書かれるタイプ。
レオンのオリジナル切り札【セイクリッドレオ】登場。必殺と交戦時ダメージなしと聖域下で自動進化、さらにフォロワー破壊時に【獅子の祝福】を自分と相手に加えるという効果てんこもりでテキストがクソ長そうなフォロワーである。レオンは獅子の祝福で0コストのセイクリッドレオを得て2体並べているが、攻撃力が0なのでここは2体並べるより温存したほうがいい局面。実際ここで使ったせいで後半ヒイロの【イグニスドラゴン】を処理できなくなったので敗北に直結したミスということになるが……。
リタイアすればDランク降格は取り下げようというレオン。優しい。しかしレオンの口ぶりから察するにヒイロを試していたのは明白で、ここでリタイアを選んでいたらヒイロはレオン的に「失格」だったのではないだろうか。そう考えるとプレイミスと言ってもいいセイクリッドレオ2体並べもここで圧をかけるためと、ヒイロに撃破の道筋を残すためという合理性が生まれてくる。
【ジュエルドラゴン】の効果がようやく判明。それプラス獅子の祝福でイグニスドラゴンを2連続で呼んでセイクリッドレオ2体を突破するヒイロ……んん?1ターンに2回進化してないか??イグニスドラゴンの効果は「進化ポイントを使わずに進化”できる”」かと思っていたが、自動で進化するのか?1話を見返すと「進化ポイントを使わずに進化”する”んだ!」とどちらとも受け取れる言い方になっている。今回の描写を見る限り自動進化なのだろう。強い。
レオンが回復でイグニスドラゴンの射程から逃れた分を【海剣竜】で詰めてヒイロの勝利。毎度おなじみトップ解決ではあるが、「引いたカードを見ない」という演出でちょっとヒネってきたことは評価したい。カードゲームには「先ドロー」というセオリーがあり、カードを複数プレイできる場合はまずドローカードからプレイし、引いてから再度検討・判断するというものである。「カード見ない」行動は「引いてから判断する」セオリーに完全に反しているのだが、だからこそヒイロの型破りな性格を描く意味では効果的な演出と言える……かも。まあ、これを見ている良い子は見てから行動しようね。
勝利のご褒美にミモリとカズキまで招待してくれるレオン。太っ腹。リスクを背負った自分と比較してほとんど棚ぼたで出場権をゲットした友人を素直に祝福できるところにヒイロの性格が現れている。
冒頭のお姉さんがレオンの秘書だと明らかに。この人もバトルするんだろうか。秘書というポジションだとロイヤルクラスっぽいイメージだが果たして。レオンが最初からヒイロに目をつけていた事が推察できるが理由が気になるところである。親父の関係者だろうか。
次週から全国大会へ。トーナメント表を見るとワクワクするジャンプっ子は僕だけではないはずだ。ミモリとカズキが普通に予選を突破してるっぽいのがすごい。ヒイロの対戦相手は明らかにあの子。真のバンクに期待が持てる。
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2020年05月20日
【事前評価】シャドウバース ナテラ崩壊 アディショナルカード
Cygames, Inc.
さて本家ゲームのほうのシャドバでは明日に「ナテラ崩壊」のアディショナルカード追加を控えております。シャドバの記事は新カード実装直前に「注目カードベスト10&がっかりカードワースト10」レビューというのをやっていたんですが、最近オチ(ワースト1位)にふさわしいがっかりカードが刷られなくなってきたので止めております。それに代わるネタとして、ファミ通AppさんやむじょっくすTVさんがやっておられる(カードの強さの)「事前評価」を自分もやってみたいと思います。
カードはSSからDまでの6段階で評価し、基準はファミ通Appさんのものを採用。以下のようになっております。
SS----Tier1デッキに採用され、ナーフされるパワーを持つカード
【螺旋の鉄腕ダミアン】【波濤のプレシオサウルス】等
S------Tier1デッキに採用され、ナーフはされないパワーを持つカード
【マシンフィンガー・イヴィル】【夜明けの吸血鬼・ノイン】等
A------Tier1デッキに採用される or カード単体で評価できる強カード
【絆の共振】【デバイスチューナー】【境界の魔道士】等
B------カード単体としては平凡 or 環境デッキでたまに見るカード
C------ネタデッキで採用されたりごく稀に遭遇するカード
D------ローテ落ちするまで存在を忘れるカード
ファミ通AppさんやむじょっくすTVさんでは環境が固まった頃に事前評価の「答え合わせ」もやっていますが、プロやプロ級の人でも外しまくるのでだいたい阿鼻叫喚が楽しい動画になります。つまり外してもともとなので皆さんもぜひやってみてはいかがでしょう。
シャドウバース ナテラ崩壊 アディショナルカード事前予想
ニュートラル
【神話の剣】------ A
効果は強力でコントロール系のデッキに入りそうだが重い。Tier1デッキでの採用はないとみてA。
エルフ
【森を彩る者・エルフクイーン】------ S
進化が必要とはいえ3/2/3守護1ドローに森の意志が内蔵されているのはだいぶおかしい。コントロールエルフのTier1を予想してS。
【追い風の妖精】------ A
こっちもコントロールエルフに採用されそうだがコッコロがいる間はドロー過剰になりそうなのでA。
ロイヤル
【白銀の閃き・エミリア】------ A
5コス進化でドローしつつ7〜8コス相当を展開できる効果は強力だが、進化ロイヤルがTier1には入らないと見てA。
【流麗なる槍術士】------ B
ブリッツランサーが気の毒になる性能だが指揮官シナジーを採用できる強力なデッキがなさそうなのでB。
ウィッチ
【元素の大魔術師・アーレイン】------ A
自然ウィッチはあまりナテラを溜め込みたくないので秘術に採用されそうだが、秘術がTier1はないと見てA。
【ペルソナウィザード】------ C
クレイゴーレム変化が強制なので出したくないシーンがけっこうありそう。スペブも式神ウィッチに入るスキマがなさそう。C。
ドラゴン
【ドラゴンイクシード・ギルヴァ】------ C
全体除去を連打するデッキタイプの登場を感じさせるが、スペルの全体除去が今少なめなのでC。今後に期待。
【金剛のパキケファロサウルス】------ B
2コスの無料進化にはさほど価値を感じない。スクラムドラゴンの強さを押し上げるほどには感じないのでB。
ネクロマンサー
【ナイトメアイーター】------ B
墓地はすべてこいつが食べるので入るとしたら機械ネクロだが無理に採用するほどでもない気が。B。
【王墓の骸】------ S
ドロー、墓地肥やし、回復、中盤の盤面強化のすべてと相性のいいハデスネクロの台頭を予想してS。
ヴァンパイア
【ルインウェブスパイダー】------ C
面白い効果だが今のヴァンパイアの完成されたデッキを歪めてまで入れるか?という印象でC。今後に期待。
【背徳の狂獣】------ S
神で盤面を更地にされた上に顔に5点くらい飛んできそうで恐ろしい。渇望・自然・機械どのコンセプトにも入りそうだがナーフされるとしたらネレイアのような気がするのでS。
ビショップ
【楽園の双翼・ガルラ】------ B
Xを稼ぐにはナテラを割りたいがその場合場が狭そう。今のところいいデッキが浮かばないのでB。
【博愛の翼人】------ A
自然ビショップにはかなりの強化に思えるがTier1を狙えるかどうか……というところでA。
ネメシス
【ターミネイトマシンベア】------ A
中盤の処理能力は驚異的だがベルフォメットデッキがそこまで台頭するかどうか……というところでA。
【シューティングタートル】------ C
これで打ち出して効果のある弾を使い回さないと意味が薄いがそんな悠長な環境かは怪しい。C。
以上です。Tier1の予想としてはコントロールエルフ、自然機械ヴァンプ、機械ビショップ、ハデスネクロでしょうか。まあ僕も外しまくると思いますので答え合わせの折りには指差して笑ってくれればやった甲斐があったというものです。アディショナルカード実装楽しみですね。
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