2020年05月22日
シャドウバース 7話感想 セオリー破りで描かれるヒイロの型破りな性格
#07「目指せ!マスターランク!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロは全国大会に参加するためマスターランクを目指す。
時間切れが迫る中、スタジアムでグランドマスターのレオン・オーランシュに出会う。
勝てばマスター、負ければランクリセットの条件でバトルし、勝利する。
感想
ランクシステムとキャラクターのランクが明らかに。カズキがミモリより弱い事が明確になったが、お前Cで大会決勝まで行ったのかよ、それはそれですごいな。現実のシャドバはDの前にBeginnerがあるところ以外はあまり変わらないようだが、ポイントの増え方にはかなり差がありそうだ。後発のヒイロがAなのはルシアやカイに勝った影響が大きいのかも知れない。
先生やエレベーター添乗員、おまわりさんたちと彼らの仕事中にシャドバしている様が笑ってしまう。明らかにシャドバに最適化された社会を強調して描いている。思えば、自分が子供の頃はみんな(※正確な割合はわからないが便宜上「みんな」と表記する)ジャンプでドラゴンボールを読んでたし、みんなファミコンでドラクエやってたし、みんなTVで志村けんのだいじょぶだあを見ていたが、今は娯楽が多様化していて子供たちは共通の話題が少ないと聞く。アニシャド世界はやや近未来的な描写もあるが、描きたいものはもしかしたら90年代あたりのみんなが娯楽を共有している世界なのかもしれない。
【レオン・オーランシュ】登場。作中では明らかにならないが、公式サイトによればなんとシャドバ開発会社の社長らしい。前回の感想では金髪の青年と書いたが地位的にもしかしたら中年かもしれない。名前的にはフランス人っぽい。CVはベテランの森川智之さん。個人的にはGS美神のピートやジョジョ4部の吉良吉影でおなじみ。グランドマスターは世界に数人ということなので現実よりはるかに条件が厳しそうである。
勝てばマスター、負ければ最下位ランク落ちという条件でバトルするヒイロ。スマホを賭けてバトルしたりとギャンブル要素の多いアニメである。命懸けでシャドバする日も遠くないかも知れない。
レオンのバンクも公開。流麗で美しい。クラスはビショップでメインキャラの糸目の少年に先んじてのお披露目になる。
「これって…アミュレットカード?」「「ええ?!」」
ええ?!じゃないよ。AAまでプレイしてアミュレットを知らないはずがないと思うがいつものお約束。【獅子の聖域】はアニメオリジナルカードであり、選択不可効果はスペル除去の多いウィッチ対策として使われることがあるが歴史上あまりトーナメントシーンに出ることはなかった。しかしそれを軽めのアミュレットで全てのフォロワーに永続付与できるのはなかなか強力なのではないだろうか。
「ええ?!な、なんでだ?!」
「言っただろう、獅子の聖域が場にあるかぎり私のフォロワーは能力で選択できない」
【ファイヤーリザード】の効果が発動せずうろたえるヒイロ。この子また記憶障害に……(2週ぶり3回目)選択不可能力の紹介とはいえもうちょいまともな見せ方がありそうなものだ。すっかりヒイロがアホの子になっている。「人の話を聞かない」と通信簿に書かれるタイプ。
レオンのオリジナル切り札【セイクリッドレオ】登場。必殺と交戦時ダメージなしと聖域下で自動進化、さらにフォロワー破壊時に【獅子の祝福】を自分と相手に加えるという効果てんこもりでテキストがクソ長そうなフォロワーである。レオンは獅子の祝福で0コストのセイクリッドレオを得て2体並べているが、攻撃力が0なのでここは2体並べるより温存したほうがいい局面。実際ここで使ったせいで後半ヒイロの【イグニスドラゴン】を処理できなくなったので敗北に直結したミスということになるが……。
リタイアすればDランク降格は取り下げようというレオン。優しい。しかしレオンの口ぶりから察するにヒイロを試していたのは明白で、ここでリタイアを選んでいたらヒイロはレオン的に「失格」だったのではないだろうか。そう考えるとプレイミスと言ってもいいセイクリッドレオ2体並べもここで圧をかけるためと、ヒイロに撃破の道筋を残すためという合理性が生まれてくる。
【ジュエルドラゴン】の効果がようやく判明。それプラス獅子の祝福でイグニスドラゴンを2連続で呼んでセイクリッドレオ2体を突破するヒイロ……んん?1ターンに2回進化してないか??イグニスドラゴンの効果は「進化ポイントを使わずに進化”できる”」かと思っていたが、自動で進化するのか?1話を見返すと「進化ポイントを使わずに進化”する”んだ!」とどちらとも受け取れる言い方になっている。今回の描写を見る限り自動進化なのだろう。強い。
レオンが回復でイグニスドラゴンの射程から逃れた分を【海剣竜】で詰めてヒイロの勝利。毎度おなじみトップ解決ではあるが、「引いたカードを見ない」という演出でちょっとヒネってきたことは評価したい。カードゲームには「先ドロー」というセオリーがあり、カードを複数プレイできる場合はまずドローカードからプレイし、引いてから再度検討・判断するというものである。「カード見ない」行動は「引いてから判断する」セオリーに完全に反しているのだが、だからこそヒイロの型破りな性格を描く意味では効果的な演出と言える……かも。まあ、これを見ている良い子は見てから行動しようね。
勝利のご褒美にミモリとカズキまで招待してくれるレオン。太っ腹。リスクを背負った自分と比較してほとんど棚ぼたで出場権をゲットした友人を素直に祝福できるところにヒイロの性格が現れている。
冒頭のお姉さんがレオンの秘書だと明らかに。この人もバトルするんだろうか。秘書というポジションだとロイヤルクラスっぽいイメージだが果たして。レオンが最初からヒイロに目をつけていた事が推察できるが理由が気になるところである。親父の関係者だろうか。
次週から全国大会へ。トーナメント表を見るとワクワクするジャンプっ子は僕だけではないはずだ。ミモリとカズキが普通に予選を突破してるっぽいのがすごい。ヒイロの対戦相手は明らかにあの子。真のバンクに期待が持てる。
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