2020年05月05日
シャドウバース 4話感想 ひたすら可愛いミモリ&アリスと爽快なコンボ決着が見どころ
#04「特別なもの」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
個性的なアイドル「黒羽アリス」に憧れるミモリは謎の少女と遭遇する。
少女は自分に勝てたらアリスに会わせるという条件でミモリとバトルする。
バトルはミモリが勝利し、少女は自身がアリスであることをミモリに明かす。
感想
【黒羽アリス】画面に登場。かわいい。別に個性的と言われるほど変な格好でもないのでは?と思うのは変なアイドルが山ほど出るゲームをプレイしているせいかもしれない。四葉のクローバーの髪飾りをつけることに対してミモリが多少躊躇していたのが推察できるのだが特にそういうセリフはなく、わりとハイコンテクストな描写。ちょっと子供っぽいと思ったのかもしれない。
わかりやすいパスを出してもらったのに創作ラーメンに夢中でプレミ(プレイミスの略)しまくる男子たち。お前ら……。まあ明らかに小5男子マインドのこの二人に聞くのが間違っている。カイとかルシアなら……ダメそうだ。「興味ないから」とか言われるのが目に見える。そもそも対戦ゲームの真髄とは「相手の嫌がることをやり続ける」なので、対戦系ゲーマーは「相手の喜びそうなこと」を察する回路を持ち合わせていない可能性が高い。先週のヒイロの言葉をもじるなら「シャドバやってるやつにろくな男はいねーな!」である。ちなみに黒いラーメンといえば北陸民には「富山ブラックラーメン」がおなじみ。塩っぱい系が好きな人にオススメ。
謎の少女登場。一体誰羽アリスなんだ……。まあミモリはアリスのファッションを含む「個性」に魅力を感じているわけで、そこがサングラスと私服で隠れていたら気づかないのも無理はないかもしれない。「作ったみたいな笑顔じゃない?」は自己評価ということになるが、そのへんをテーマにしたメイン回がいずれあるのかも知れない。
「アリスに会わせてあげる」にほいほいついていくミモリ。手を引いているのが年下の少女だからいいものの属性によっては完全に事案である。ミモリが素直な性格であることは何度か言及してきたがもうちょっと疑うことを知ったほうがいいかもしれない。多分シャドバもそのほうが強くなると思う。
ミモリのバンク公開。かわいい。スカートがひらりと波立つところがとてもいい。完全に日曜朝のアニメである。アリスのバンクも公開されたが服が変装のままなので、やはりアイドルコスチューム版のメイン回が今後ありそうである。サングラスにくいっと手をかけるところがあるので、アイドル版はポーズもちょっと変わるかもしれない。
バトル前半はネクロマンサークラスの特徴、破壊時効果の「ラストワード」と墓場消費の「ネクロマンス」を紹介するものとなっている。【スカルビースト】、お前犬だったのか……。(ついでに【よろめく不死者】も女性だったのか……。)毎度ながらフォロワーの作画が良い。ミモリが不死者の効果に驚いているあたりがいつものツッコミどころだが、まあミモリは初心者っぽいのでこんなものか。ちなみに不死者は早めに処理したほうが傷が浅く、フェアリーをプレイしてから倒している(不死者の効果が【エルフの少女・リザ】に行く確率を半分にしている)ので特にまずいプレイとは思わない。
「ヒイロさん!……進藤カズキ。」
この一瞬でのテンションの落下は笑うしかない。ちなみに先週書き忘れたがカイのCV種ア敦美さんもなかなか変わった人で、シンデレラ声優間では彼女の演技力を「天才」と称する人もいるのである意味カイに似ているところがあるかもしれない。
墓場を消費して強力な盤面を形成するアリス。いちいち仕草がコケティッシュで可愛らしい。フォロワーまでもノリが同じで笑ってしまう。アリスのCVは原作ゲームにおけるルナ役でおなじみ小倉唯さん。極めてキュートな演技の中にたまに混ざるアリスの悩みや葛藤のようなものを感じさせる低いトーンが印象深い。
「だってあなたの名前、知りたくなっちゃったから!」
ミモリの興味が「モニタ越しのアイドル」から「目の前の対戦相手」に移ったことを端的に表現するよいセリフ。余裕のある小悪魔的態度だったアリスの赤面する表情が大変かわいい。アリスは言葉の端々から自身の虚像に対する葛藤が見られるので、それらを隠した実像にも興味を向けてきたミモリにここで強く惹かれたことが想像できる。これらも言語的に解説されないので、やはり低年齢向けとしてはかなり心理描写のコンテクストが高い作風と言える。
ミモリの切り札【ブリリアントフェアリー】登場。ミモリの最終ターンのドロー【自然の導き】からの【フェアリーサークル】は2連続トップ解決ではあるのだが、ブリリアントフェアリーは前ターンに引いて温存しており、さらに前ターンに【フェアリーブリンガー】でフェアリーのコストを0にしたのも最終ターンに利用している。貯めておいたものを一気に開放し大ピンチから13点疾走で勝利する流れは爽快感があり、ヒイロのトップ解決とは趣の違うエルフクラスの特徴「複数プレイによるコンボ性」が表現されていて大変見ごたえのあるバトルだった。
「あたしの名前は『黒羽アリス』だよ。」
ここからのミモリの表情がすべてかわいい。さらにアリスは誰に促されるでもなくミモリの髪飾りについても褒めていて、ミモリの「特別なもの」の象徴である髪飾りが「特別な人」であるアリスに認められたことになる。この瞬間のミモリの多幸感に共感すると誰しも顔がにやけてしまうのでは。まごうことなき神回と言っていいだろう。男性ユーザーの多いゲームではあるが女性ユーザーにもおすすめしたいエピソードである。アリスの切り札が公開されなかったことを思うとやはりメイン回がまたあることは確定か。その時はミモリが彼女の手を引いてほしいものである。
次週はついにヒイロとカズキの親友対決か。完全に噛ませ犬キャラのカズキくんであるがここで巻き返すことができるのか。今回が神回だっただけにさらに荷が重くなったと思わなくもないが……期待しよう。
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