2020年12月16日
シャドウバース 27話感想 強力な「伝説のカード」とマウラの過去に注目
#27「究極のドラゴン!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
ヒイロは伝説のカード「インフィニットフレイムドラゴン」を獲得しシロウに勝利する。
一方、カイとアリスはそれぞれ自身のクラスの遺跡に到達し、ジュスティーヌ姉妹と対決する。
感想
「それがどうした!勝てればいい!!」
「シャドバは私を裏切った!!」
「もういい!壊れてしまえ!!」
ルシアに負けたときも紳士然とした様子だったシロウが実のところは強さや勝利に固執する性格だったことに意外性を感じる。プロ選手なら当然かもしれないが。セイヤと比較して小柄なので幼く見えるがそれなりの年齢なのかもしれない。ちなみに「チャンピオンズバトル」では早い段階から人気のプロ選手として登場するが、ジュスティーヌ姉妹の妹ビビアンにすらさくっと負けるザ・噛ませ犬待遇なのでこの憤りもむべなるかな。CV梅原裕一郎さんの演技がすさまじい迫力。喉の酷使が心配になるレベル。
【古き森の白狼】のラストワードからついにシロウの相棒カード【アイヴィーキング】が登場。なんとコスト18で8/8、突進を持ち、攻撃時にターン終了時までダメージを0にする。アニメでは明かされないがチャンピオンズバトルによればゲーム中にフェアリーが破壊された分だけコストが低減される。……うーん、前々から存在が明らかだったわりにびっくりするほど弱い。ちょっとオマケがついた【フレイムデストロイヤー】程度。フレデスは【次元の超越】の打点としての役割が強かったがこっちは強力なコンボ相手もおらず、専用のデッキを組んで頑張って出しても必殺その他で除去されるのがオチである。こんなの入れてるから負けるのでは???
「た、立たないでくれえッ!!」
「シャドバは……最後までわかんねえ……!」
10/5まで育った【シャドウコマンダー】の攻撃で2点までライフを削られ、相手の場には巨大なフォロワーが複数並ぶ絶体絶命のピンチでも立ち上がってくるヒイロ。攻撃で精神ダメージが行く仕様になっているはずなのでヒイロの「心の強さ」が伺える。まあヒイロくんのシャドバ狂ぶりは過去2クールでさんざん周知なのでむしろ怯えるシロウに共感してしまう。
「お前の意思、お前の心、しかと受け取った」
来たーーーーッ!!どう見てもキャラデザの雰囲気が違うこの男性は【ローウェン・ドラグスピア】、本家シャドバにおける主人公の一人にしてドラゴンクラスのリーダーである。竜を討伐した結果、感情が昂ぶると黒龍に変身してしまう呪いを受けた悲劇的な人物。彼のエモート「助かる。」は本家シャドバプレイヤーに広く(ネタにされて)愛されている。CVは杉田智和さんで代表作多数だがこのブログ的には「だがしかし2」の枝垂紅豊役でおなじみ。どうやら恒常的に物語に参加するわけではなく、伝説のカードを授けるピンポイントな出番のようだ。残念な気もするが妥当なところか。
「汝は灼熱、天を灼く業火!俺に力を貸してくれ!」
そしてドラゴンの「伝説のカード」【インフィニットフレイムドラゴン】登場。10/10/10、ファンファーレで相手リーダーに5点、進化で体力5以下のフォロワーを全破壊、破壊した分相手リーダーにダメージ、そして攻撃時に相手リーダーに10ダメージと、状況次第ではこれ1枚で20点を与えられる、小5感あふれる「ぼくのかんがえたさいきょうのドラゴン」である。ただ進化時の破壊で敵のフォロワーが全滅する可能性が高いので意外と10点飛ばすのは難しいかもしれない。コスト低減もなく、【イグニスドラゴン】と違って自動進化もないので活用するには後半まで進化権を残しておくそれなりに高度なプレイングが求められる。
つまりヒイロはここまで進化権を残していたことになる。見事なプレイング……と言いたいところだが、バトル展開を見返してみると、交戦すると無条件で負けるシャドウコマンダーのせいでたまたま進化を使うタイミングがなかったと見るのが自然か。まあそもそも、「2クラス混成のインチキデッキ」VS「超強力な知らないカードが外から降ってくるデッキ」という超特殊なレギュレーションで普遍的にプレイングを評価するのも変な話かもしれない。これまでストーリー展開とバトル展開の両面で感想を書いてきたが、3クール目は後者の評価が難しそう。
【シャドバト情報をお届け】
— 「シャドウバース」TVアニメ・ゲーム公式 (@shadowverse_anm) December 11, 2020
『シャドウバース チャンピオンズバトル』に、TVアニメで活躍中の「伝説のカード」が登場決定
本日はドラゴンの「伝説のカード」をご紹介️
⚔️インフィニットフレイムドラゴン⚔️
「伝説のカード」は2021年2月上旬頃登場予定️続報をお楽しみに️#シャドバト pic.twitter.com/HwxKlGQEjI
伝説=レジェンドなので、英語圏ではゲーム上の「レジェンドカード」と区別されているのだろうか?
「……もう一度、シャドバをやり直したい。」
インフィニットフレイムドラゴンたった1枚ですべてひっくり返してヒイロの勝利。これで正気に戻れるシロウ、平時の人間性が出来すぎている。バトル途中のヒイロの言葉が効いていたのもあるのかもしれない。個人的にはこういう「天才へのコンプレックスを拗らせた秀才」系のキャラクターが好きなので今後の登場にも期待したいところ。やり直しはデッキからアイヴィーキングを抜くところからはじめような、シロウ……。
場面が変わってアリス&カイのところへ。アリス親衛隊らしき連中がアリスをさらって遺跡まで連れて行く……なんだこの展開。しかし彼ら、虚ろの影に取り憑かれても推しには危害を加えないのはオタクの鑑だな。心に拠り所があれば闇の誘惑に負けない「心の強さ」が得られるという描写かもしれない。知らんけど。カイはアリスを追おうとはせずウィッチの遺跡へ。【スカルビースト】のストラップを回収したのでまた合流することにはなりそうだ。
そして遺跡でそれぞれアリスとカイを待ち受けるジュスティーヌ姉妹。すごいなこの二人、闇落ちしても全く変わってないぞ。チャンピオンズバトルだともうちょい愛嬌のあるキャラなのだがアニメだと完全に悪人である。
「なぜ、立ち上がらない。なぜ、何もしない。なぜ、お前はここにいる」
レオンはやはり三回重ねる言い回しを好むようだ。マウラがレオンに拾われて育てられた過去が明らかに。スマホを託されるシーンで【レディアンスエンジェル】が映っており、20話でこれを「レオン様のカード」と言っていた布石が回収されている。マウラはヒイロと二度バトルしたにも関わらずキャラクターの変化が乏しく仲間になった感じがしなかったのだが、第3クールでは毎回のように描写が挟まれるので彼の物語も大幅に進展すると見ていいだろう。
マウラはすでに伝説のカード【インペリアルセイント】を手に入れたようだが、色がついていないのが気になる。本家シャドバでは持ってないカードはこんな感じの灰色で表示されるので、入手はしたが使用はできない状態というところだろうか。ヒイロのようにバトルで「心の強さ」を示す必要があるのかもしれない。
場面が戻ってアリスVSビビアン、カイVSヴァネッサの戦いへ。ビビアンはエルフとネクロのカードを使っており、ヴァネッサは今のところネクロしか見えないがおそらく双方ともエルフ&ネクロの混成デッキと思われる。【侵食する災い】はスペルであらゆる場所のフォロワーを「シャドウ化」するカード。シャドウ化は20話で出てきたワードではあるが、あの時は8コストの【暗黒の帳】で1体だけしかシャドウ化できず効果はかなり強力だった。今回は軽いコストであらゆる場所のフォロワーを対象にしているので別の現象と思われる。ややこしい。次回で詳細が明らかになるだろうか。
「そもそも世の中に意味なんてないんです。そんなものにこだわるなんて、くだらないんですよ貴方は」
ヴァネッサのこのセリフ中にマウラが映るのが意味深。マウラも何かしらの「意味」を求めているのだろうか。
「勝てるわけねえんだよ」
「勝利なんてありえない」
ワイルドなビビアンとセクシーなヴァネッサ、口調は違っても精神性が近いことを感じさせるセリフのシンクロ。ビビアンはさておきヴァネッサのほうは完全に場で圧倒されているのにこの余裕が恐ろしい……まあこのアニメのキャラクターは全然優位じゃないのになぜか勝ち誇ったりするのだが。オリジナルアミュレットカード【虚無への道】の効果とは。イラストは色調がシャドウ寄りになった【冥府への道】だが果たして……というところで次回へ続く。
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