2020年08月20日
シャドウバース 18話感想 カイのメンタルを支えるカズキの器量が見どころ
#18「卑劣な罠!ズオウ&コウ!」
※原作ゲームプレイヤーの方はコメントありでの視聴をオススメします。
あらすじ
カイは九鬼ズオウとバトルするが、その仲間である蛇神コウに手札を覗かれる。
カズキが現れ、カイ&カズキ、ズオウ&コウでタッグバトルとなり、カイたちが勝利する。
感想
ゴリラその他に追われたあげくスマホをサルに取られたというカズキ。ろくに大会参加できてなくてかわいそう。運営仕事しろ。わりと深刻な事態だと思うがあまり焦っていないところがすごい。おおらかなやつ。
【九鬼ズオウ】が登場しカイとバトルに。すげー胸毛だなと一瞬思ったけど黒のインナーシャツだろうか。使用クラスはドラゴンでヒイロ以外では初の登場になる。
【蛇神コウ】と協力して相手の手札を覗いていたズオウ。この様子だとシルバーランクに至るまでに何度かやってるようだが……運営仕事しろ。まあカイの受けた被害は4T目に【デスドラゴン】を取るのに苦労した程度でその後は普通にバトルしてるのでタイトルがいまいち内容に沿ってない気はする。
スマホを取り返したカズキが合流し、やはりタッグバトルに。ていうか途中から乱入なんかできるのか。このバトルシステム、任意で手札を公開できたりと随分フレキシブルなつくりになっているようだ。そしてズオウ&コウはバンクなしなので今回限りの出番か。
コウはヴァンパイア使いのようだ。リリムの作画がかわいい。フォロワーの作画は毎回キレイな印象。
「まあまあはまあまあです。(中略)〜と言った意味ですよ、わからないですか?」
「そういうことじゃねえんだよ」
相変わらずカズキを軽視しているカイ。まあ実際にカズキが良くも悪くも軽いタイプなので、揉めてはいるが視聴者にストレスもない程度になっている。この久々のやりとりがあるからこそラストの展開にカタルシスがある。
【竜呼びの笛】登場。このカード、シャドバ初の新弾パック「ダークネスエボルブ」でドラゴンのレジェンドとして登場したのだが大変弱く、当時はレジェンド追加が各リーダー1枚だけだったのでドラゴン使いの失望を大いに買ったハズレレジェンドの代表格である。ただアニシャド世界はオリカも多く、何より今回はタッグバトルなので活躍を見せるかもしれない。
「自分の手札にコスト3以下のカードが加わるたびにそのカードを【ヘルフレイムドラゴン】に変身させる」
「竜呼びの笛はなあ!覚醒時に場に出せば、自分の手札のコスト3以下のカードをヘルフレイムドラゴンに変身させられるんだよ!」
同じ説明を2回しなくても……。まあコウは「手札に加わったカード」でズオウは「元々手札にあったカード」の説明をしているので別の事象であるといえばそうなのだが「元々手札にあったカードも対象になる!弱いカードを強力なドラゴンに変えられるんだよ!」的なセリフのほうが自然なのでは。【ゴブリンの招集】はオリジナルカードでおそらく2コストか?なるほど、こういう手札を一気に増やすカードがあったら竜呼びの笛の評価も違っていたかもしれない。
アイキャッチ後は別のキャラの動向が描かれる。ルシアに敗れた霧山シロウが再登場。しれっとオリカの【アイヴィーキング】をプレイしているので今後の出番が期待できそう。ゴールドランクがすでに50人ということで、ポイント総量的に少なくとも545人以上の参加者がいることがわかる。
「マジックミサイルを3枚プレイ!」
先ドロー警察だ!ホールドアップ!スペブデッキは他のデッキより特に先ドローを徹底すべきなのだがまあマジックミサイル×3をまとめて表現したかったのかもしれない。それにしても序盤に【ウィンドブラスト】、後半に【炎の握撃】も3枚引いてたし今回のカイの手札はかなり事故っている印象。君ポーカー上手いね。
「まだ負けてないってことは、まだ勝てるってことじゃんねえ!」
論理的にはそりゃそうだろうとしか言えないフレーズなので、戦術や戦略ではなくメンタルに作用するものと言える。3話感想で書いたがカイはスペルブーストというデッキ特性も相まって(スペブカードはトップ解決に向かない)メンタルが折れやすい性格をしているので、(論理的な)彼にこそ刺さるセリフと言えるだろう。カズキがそこまで理解して言ったわけではなさそうなところが11話のヒイロを思い出させる。ヒイロとカズキは親友だけあって性格も近いがカズキのほうが兄貴分要素が強い印象。弟妹が多い設定も年下であるカイとの関係性を描くためのものかもしれない。
10T目に重役出勤してきた13コストの【クロノウィッチ】を【魔力の蓄積】で3スペブ、0コストの炎の握撃3枚で3スペブして7コストでプレイ可能に。先に蓄積を打ったことから握撃3枚は最初から0コストではなかったと推定できるので、これはなかなかテクニカルなプレイ。実際、諦めやすいタイプだと見逃しがちな状況なので、諦めないメンタルをカズキに補佐されたおかげと言える。タッグ形式を活かしたストーリーかつゲーム展開で見ごたえがある。
「次のターンで、あなたたちは敗北する!」
3話以来の宣言である。序盤のセリフが後々コールバックされる展開が個人的に好き。コウが守護を張って粘るもカズキが【アレクサンダー】で突破し、宣言通り【ビクトリーブレイダー】とクロノウィッチでフィニッシュ。相棒カード2体の同時攻撃は燃えるものがある。カッコいい。
「カズキさんのおかげで……勝つことができました。」
カイくん素直でかわいいな。赤面しているのが破壊力が高い。フルネーム呼び捨てで扱いが雑なのも面白かったのだが、長いスパンをかけた関係性の進展はやはり良いものだ。カズキは生意気な年下に威厳を示そうとするのではなく、カイを支えることを意識した印象なのが素晴らしい。おおらかなやつ。カイのメモ帳には「まだ負けてないってことは、まだ勝てるってこと」が刻まれたことだろう。
いいお話で終わると思ったら謎の昭和オチで草。この表現がよく使われたアニメってなんだろうな……?次週は急展開の予感。この仮面の人は髪型から運営スタッフのあの人のように見えるが果たして。
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