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2020年04月25日

とある科学の超電磁砲T 12話感想 緩急をもって表現されるラスボス・木原幻生の魅力

12話 外装代脳(エクステリア)


※原作未読の方はコメントオフでの視聴をオススメします。
あらすじ
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暴走した美琴は当麻と軍覇の対抗をよそにレベル6への進化を一段階進める。
黒子は初春と佐天の協力のもと警策本体の所在に目星を付けて追い詰める。
一方、食蜂は才人工房のセキュリティを利用し「多才能力」を持つ幻生に対抗する。
幻生は食蜂の策を看破し彼女の記憶からエクステリアのリミッター解除コードを得る。
感想
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次のフェイズへと進化する美琴。どんどん神様か天使のような外見になってきている。アニメでは具体的な変形動作が見られるのでより禍々しい印象。軍覇が反応できなかったことから戦闘力も飛躍的に上昇していると思われる。当麻が吹き飛んだ軍覇に対して「削板…っ?!」と叫んでいるが、原作だと名前で呼んでいるので明確な意図のある改変がなされた印象。まあお互い名字呼びのほうが自然ではあるがなかなか細かいところ。当麻は禁書のほうでも日本人は基本名字呼びなのでそれを踏襲させた形だろうか。

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多才能力(マルチスキル)で食蜂が仕掛けるセキュリティを突破していく幻生。幻想御手(レベルアッパー)を使用しているなら当然使える能力だが、シリーズ初期ボスの能力を後のボスが使用してくる展開は燃えるものがある。対する食蜂は心理掌握を相殺されているのでただの運痴少女であり、絶望的な能力格差ゆえにセキュリティを利用した知略戦をせざるを得ない状況。

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「安定したレベル6にはなり得ないが〜〜その結果白色矮星のように〜〜」
なるほどわからん。しかしわからなくてもストーリーは楽しめるようになっている。目的が達成されると学園都市は吹き飛び、そのためには食蜂しか知らないリミッター解除コードが必要ということだけ分かれば大丈夫。こういうよくわからない話に53%がどうのという具体的な数字などが付与されることで、世界観を楽しむフレーバー(風味づけ)として機能しているように思う。

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「科学の発展に犠牲はつきものだろう?」
「何を言ってるのかわかってるのかしらぁ?」に「何を言ってるんだい?」を返すところに異常性が見て取れる。目的のために自身の命すら度外視する行動は狂気の表現としてそれなりに見るものだが、幻生の目的は「美琴を一瞬レベル6にするだけ」という合理性も生産性も欠いたものである。学園都市の研究者の利己的な邪悪さ、モラルの低さは全シリーズで入念に語られてきたが、どれも合理的かつ生産的なものだった。幻生はそれらをぶん投げることで、対比的に有象無象を超越した恐ろしさが表現されている。

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「万象をゼロで割るがごとき破格の観測ッ!」→「し、しまったぁ?!」
年甲斐もなく興奮するおじいちゃんがチャーミングと言わざるを得ない。知略戦とは……。幻生は間違いなく邪悪な存在だが同時にユーモラスで憎めないところがあるのは否めない。無印やSで出てきたときは黒幕的な象徴でしかなかったが、今シリーズで大々的に出演するにあたってラスボスとして魅力的なキャラ付けがなされたように思う。何その女子みたいなポーズ。緊迫した状況にこのシーンが存在することで緩急が効いている。

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「(御坂さん、)アナタのことは一週間くらいは忘れないわぁ」
冗談っぽいセリフだが結構本気でそう思ってそうなのが興味深い。詳しくは次回の感想で。それはさておき食蜂さん、走る姿ひとつとっても「ゾンビよりはかろうじて速そう」くらいにしか見えない運痴ぶりで笑う。

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警策を追い詰める風紀委員チーム+佐天さん。「警策本体がどこにいるのか」がこの戦いの解答で、漫画では背景を詳しく描かないことでうまく隠しているのだが、アニメでは表現上描かざるを得ないので結構なヒントになっている。初春佐天の「佐天さんちょっと黙って!」「あ、はい」のやりとりはアニオリだがこちらも緩急の「緩」の部分として機能している。

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黒子VS警策は思索する黒子のモノローグがメインで進行していくのでCV新井里見さんの凛々しい演技が光る。その中では「嫁入り前の大事な身体ですのよッ!」というセリフは「緩」の部分だが美琴の記憶があったら言わなさそうなセリフに思えるのが印象深い。

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「このまま挟み込んで…!」
原作通りのセリフだが、アニメでは解説力を発揮している間に派手に落下しているのでどこに挟み込むのかよく分からない。このグラビトンパネルもそうだが黒子の動体検知シートなど、学園都市の超科学アイテムに脚光が当たるエピソードになっている。それにしてもこのおじいちゃん、エアロシューター能力の熟練度がすごい。研究の合間にマルチスキルの練習もしてたんだろうか。想像するとちょっと和む。

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「まあへし折ろうにも腕がないんだけどね」
この結末だとたまたま義手だったから助かったように見えるかもしれないが、食蜂の戦略が「初手で嵌められれば良し、見破られても油断を誘って二手目、三手目が本命」というものなので、幻生が相手に次の手があることを看破できる以上、必然的な敗北だったと言える。先述の緩として使ったシーンも全身義体の伏線になっていてお見事である。幻生の絶叫からの哄笑がノリノリで最高。CVの高岡瓶々さんの熱演が光る。高岡さんは56歳、つまり無印の頃は40代ということに……お若いのに見事なジジイボイスである。出演作を拝見するとCSIやクリミナル・マインド等有名海外ドラマがずらりと並んでいてそちらのファンには特におなじみの声優さんだろう。

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以前別アニメの感想で「ジジイの戦いは名勝負と相場が決まっている」と書いたが今回も多分に漏れずいい勝負だった。実写ドラマでもジジイ回は面白いものが多く、ジジイ役の人は俳優さんも声優さんも上手い人ばかりだからかもしれない。さて、次回の13話は再び延期になった模様。放映日は今のところ発表されておらず、昨今の世界情勢を思えばやむなしか。全てのスタッフさんが健康・安全に仕事ができるよう願うばかりである。




posted by ぺーた at 12:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ
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