https://goin.jp/12836
毎回こういった記事を読むと思うのだが、
長寿に関して「フランスでは」とか「イタリアでは」に
何の意味があるというのだろう。
みんな早死にはしたくないらしく
健康法には関心があり、
赤ワインが良いらしい
ココアが良いらしい、
などと話題になるとすぐに飛びつく。
でも世界的に長寿の国といえば日本なのだから
なにも外国のものにまで手を出すことはないと思うのだが。
実際海外の人達からは日本の食は注目されていて
それまで食べる習慣のなかった生魚を食べるようになったのだ。
だいたい食習慣というものは
その土地々々で育まれてきたもので、
その土地の人に合ったように構成されているはずだ。
つい最近テレビでやっていたが(ホンマでっかテレビだったかな?)
明治維新の時に外国人が日本を訪れ
飛脚の驚異的なスタミナに驚いた。
外国人は飛脚にいつも何を食べているのか尋ねた。
飛脚は玄米と漬物と汁だと答えた。
それでは力が出ないだろうと毎日肉を食べさせた。
するとみるみるうちにその飛脚は走れなくなった。
そして再び玄米と漬物と汁の食事に戻したら
元のように走ることができるようになった。
欧米人にとって肉が力の源なのは
欧米人が長いことそういった食事をしていたからであって、
それをそのまま別の地域の人間に当てはめようとしても
消化する習慣がなければ体が受け付けないのだ。
どうもこのワインは健康に良い、という話は
酒好きがワインを飲むための言い訳に使われているように思える。
「健康に良い」という理由があれば
周りも納得するし、自分も気兼ねなく飲める。
まあ好きなら飲めばいいし、
好きでもないなら健康のためなどと考えずに
飲まないほうがよほど良い。
何より健康に悪いのはストレスを溜めること。
ただ飲み過ぎれば健康に良くないのは当然。
過ぎたるは及ばざるが如し。
何事もほどほどである。
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