ちょっと前にNHKでやっていた「隠れ脂肪肝」
の特集を見ていてもそう思ったのだが、
とどのつまりは人間は文明が進んで
歩かなくなったことで新たな健康的リスクを生んでしまっている。
この脂肪肝にしても
現代人の象徴的な病である高血圧、糖尿病、骨粗鬆症などにしても
大体の成人病は対処として歩くことが推奨される。
逆に言えば歩かなくなったからこそこういった病に罹ってしまうわけだ。
文明の利器として乗り物が発達して、
みんながそれを使うようになって
わずか100年程度である。
交通網が発達して本格的に歩かなくなったのは
おそらく50年程度のこと。
人間という動物が2足歩行を始めてから数百万年の間は
ずーーーっと歩いて移動していたわけだから
体の仕組みが乗り物に慣れた状態になるには
まだまだ全然時間的に足りないということかもしれない。
けど、
環境に合わせて体が変化することを
「進化」とか「退化」とか言うのだろうが、
意外とそれって簡単に起きることなんじゃないだろうか。
あまり歩かなくなると体は
「ああ、あなたはあまり歩かないのね。
じゃあ骨を作っても仕方がないからそれはやめて、
骨を作るエネルギーを他に向けるね」
てな感じで骨粗鬆症となって骨はスカスカになる。
キリンって首が長くなる途中の化石が見つかっていないために
どうやって首が長くなったのか謎らしいのだが、
人間なんて歩かなくなって数年で骨がスカスカになるんだから
意外と首が伸びるのも早いのかもしれない。
2019年04月07日
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