アフィリエイト広告を利用しています
ファン
<< 2023年02月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
最新記事
カテゴリアーカイブ
コーヒー(150)
手作り品(76)
(109)
大相撲(48)
健康(45)
社会(308)
生業(133)
お菓子(10)
生活(190)
宗教(12)
美術(8)
物理(4)
スポーツ(76)
哲学(54)
テレビ(67)
世界(58)
心理(19)
政治(190)
メディア(130)
経済(179)
日別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2015年09月24日

「まれ」と認知バイアス

NHK朝ドラ「まれ」にイラッとする人の目線
http://toyokeizai.net/articles/-/85266



最近色んな現象が
「認知バイアス」に関係しているように思えてならない。

認知バイアスとは何かといえば
ざっくり言うと「偏った思い込み」だろうか。

この「偏った思い込み」のせいで
大小様々な問題が起こっている。

謂れのない偏見や差別。
それによるイジメ。
ネットの炎上。
あまたあるハラスメント。
宗教問題、民族問題。

小さいところだと
うちの店の商品が偏って売れる問題。
果物屋の親父が袋はいらないというのに
何が何でも袋に入れようとする問題。
そして
このドラマ「まれ」である。

私自身このブログで「まれ」については2回書かせてもらったが、
この記事にも同じような意見が載っていて
世間も同じようにこのドラマを見ていることが面白かった。

この記事に書かれていないことで
一つとても激しい認知バイアスだと思えることを書きたい。

主人公が世界一のパティシエを目指すのは構わない。
だがその主眼がコンテストというのはいただけない。

このドラマ、事あるごとにコンテスト・コンクール、
テレビ番組でのお菓子作り対決などというものが出てくる。
どうもパティシエとアスリートを混同しているようだ。

現実にお菓子作りのコンテストは存在するのだから
それを目指す姿勢を否定するつもりはないが、
世界一に対する認識がコンテストしかないというのは
発想が貧弱すぎではないか。

アスリートが他人との比較で
自身の優位性を確認するのは分かる。
その最たるものがオリンピックなどの競技大会で、
彼らにとってはそれしか指標はない。

だがパティシエは違う。
味の好みは人それぞれで、
誰かがものすごく美味しいと感じるものを
他の誰かもそう感じるとは限らない。
誰かが美しいと思った作品を
他の誰かは悪趣味と受け取っても不思議ではない。

コンテストに勝つことは一つの物差しではあるが、
それはあくまでそのコンテストにおける評価であって、
パティシエとしての総合的評価ではない。
総合的評価が下せないものを
世界一などと呼べるだろうか。

「ドラマだから視聴者に分かりやすく
コンテストという舞台を選んだ」
と言うかも知れないが、
それこそ「偏った思い込み」を視聴者に植え付ける行為ではないか。

また、パティシエとアスリートを混同して
コンテストで世界一などというのが
脚本家やプロデューサーの「偏った思い込み」なのだ。
もっと深く、真摯にパティシエという職業と向き合っていれば
こんな物語にはならなかったはずだ。

記事にあるように
出演している役者がいいだけに
実に残念なドラマである。

太鳳ちゃんは次のクールで
「下町ロケット」に出るようだ。
「まれ」の評価にめげることなく
のびのびと演じていって欲しいと願わずにはいられない。




posted by 黒豚猫 at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/4202344
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
最新コメント
タグクラウド
プロフィール
黒豚猫さんの画像
黒豚猫
プロフィール
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。