今回は、第1弾として、プレカタログで判明したあらたな内容、そして注目の特別仕様車LC500コンバーチブル”Stractural Blue"の販売方法についてレポートいたします。
今回のプレカタログは、LCクーペとコンバーチブルがセットになっています。
■記者発表日について
まずLCクーペ/LCコンバーチブルの2021年モデルのプレスリリースですが、一部メディアで6月27日とありましたが、実際は「6月18日」のようです。少し早まったのかもしれません。
■LCコンバーチブルの「車名」は?
次に、LCコンバーチブルの「車名」ですが、いつまで経っても商標登録されないので不思議に思っていたのですが、なんと「LC500」です(笑)
そのため、リア中央のロゴエンブレムは「LC500」のままです。てっきり「LC500C」になるかと思っていたのですが・・・
■ACAとLSDの同時併用は?
LC2021年モデルでは、コーナリング時のアンダーステアを抑制する「アクティブコーナリングアシスト[ACA]」の正式導入も発表。もともとトヨタ、レクサスのSUV系モデルから先行して取り入れられましたが、クーペ系での導入は初と思います。
これについて、”S Package"など、トルセンLSDを装備するグレードとの違いなどが疑問でしたが、ACAとLSDは同時装備できないことがプレカタログでも明記されました。
■軽量材・異素材の採用
LCコンバーチブルで追加された各種補強パーツについては、アルミニウム製で軽量化に寄与していることが判明。また、ソフトトップルーフに使用している金属には、「マグネシウム」を使用していることも明らかになりました。
■ウィンドスクリーン(DOP)の採用
標準装備のウインドディフレクターの他に、ディーラーオプションで準備される「ウインドスクリーン」も明らかになりました。(正直、これは全車標準でも良いのではと思いますが・・・)日本の高速道路の法定上限速度でも社内を快適に包むことができるようです。
また、ネックヒーターの吹出口が手動で調整できることも判明
■モデリスタフルエアロ/ホイールの詳細
LC発売から3年が経過する、このタイミングでモデリスタフルエアロが新規設定!
このため、LCでは外装の変更を伴う改良、いわゆる「マイナーチェンジ」の概念がない?と思わせてしまいます・・・(来年マイナーチェンジがあるならこのタイミングでフルエアロの設定はないはずですからね…)
個人的にかなり好みの21インチ鍛造アルミホイール&タイヤセットが左右専用のデザインで有ることが判明・・・これかっこいい〜!!
リヤスタイリングキットが4本出しマフラーライクになっているのもいい感じです。
■TRD/CFRP リヤウィングの詳細
モデリスタに負けじと、TRDもこのタイミングで新規アイテムを追加投入。派手めのリヤウイング、新型鍛造アルミホイール、そしてパフォーマンスダンパーを新設定。噂ではツインパフォーマンスダンパーも出来るのでは?との話。
コンバーチブル専用のCFRP製「リヤウィング」はかなりド派手! 価格が気になるところ・・・
■外装カラーバリエーションの違い
LCクーペでは、特別仕様車で設定された「テレーンカーキマイカメタリック<6X4>」の設定がないことが判明。
しかし、コンバーチブルの内装カラーが定番の3色しかないのは残念過ぎます。
■コンバーチブルの装備体系
具体的には以下のとおりです。
・ホイールは20インチ鍛造。ただし、新色の「ダークプレミアムメタリック塗装」
・レスオプションで、「20インチ鋳造ノイズリダクションホイール」の選択可
・ブレーキパッドは新設定の「中摩擦ブレーキパッド」
・後席シートも合成皮革の「L-tex」
・スカッフプレートは「ステンレス(パッド付き)」
・ヘッドレストの上下は電動ではなく手動(そのため、パワーシートの表記は8way)
■特別仕様車”Stractural Blue”販売方法
さて、最後に気になる特別仕様車”Stractural Blue"の設定ですが、これも判明しました。
まず、特別仕様車は通常モデルと同時に発売、レクサスでは初のパターンで、輸入車によくある「ファーストエディション」的な販売です。
数量限定、なんと日本国内ではわずか「60台」です。
これに関し、購入を前提とした「商談予約」を行う形態となり、抽選した方のみが購入の権利を得ることができるようです。
うち、現在レクサスLCにお乗りのオーナーの方(またはレクサスオーナー?)の優先予約枠が「40台」、残り「20台」は、webでの一般予約枠となります。トヨタ・「ヤリスGR」や「マークX GRMN」でも行われたような手法のようですね。
この限られた台数かつLCコンバーチブルの発売と同時ということもあり、抽選となるのは間違いありません。予定価格は「1650万円」という高額車両ですが、かなりの激戦モデルとなるのが間違いないでしょう。
予約受注期間は非常に短く、「5月20日」までとなります。その後、月内には当選が決まり、「6月14日」までオーダーをすることが必要とされています。
なお、現時点では特別仕様車”Stractural Blue”の装備内容が不明です。
「21インチ鍛造アルミホイール&タイヤ」、「ヘッドアップディスプレイ」が装備されているのは確実で、あとはおそらく「カーボン(CFRP)スカッフプレート」が装備されるものと推測されます。あとは、ブレーキキャリパーがブルーになれば最高なのですが・・・。
*「マークレビンソンリファレンスサラウンドサウンドシステム」、「トルセンLSD」、「寒冷地仕様」はメーカーオプション
ちなみに内装のカラーリングは 「ライムストーン/マリンブルー」というネーミングのようです。
画像で見る限りは、LCクーペの「ブリージーブルー」の配色に近いですが、色自体の違いがあるのかもしれませんね。
残念ながら、現在のコロナウイルス環境で高額車両の買取価格、下取り価格がものすごい下落しています。
LCも例外ではなく、おそらく2017年当時に購入されたLCオーナーの方が”Stractural Blue”を購入しようとすると、追金は「900〜1000万円」近くになるものと推測されます。
来年、LCのマイナーチェンジがあるかどうかはまだわかりませんが、もう少し世間の経済状態が安定してからの方が下取り/買取価格が高価であることも考えられますので、非常に厳しい時期に「LC500 コンバーチブル」はデビューすることになります。
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