今回は北米での発表ということもありますが、ルーフの収納スペースと販売比率からもV8ガソリンモデルのみの発売であり、「LC500hの設定はない」と考えるのが自然でしょう。なお、パワートレーンに変更がないのはある意味嬉しいことで、これが本当に最後のV8・NAエンジン搭載車となりそうですね。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/30609731.html?padid=ag478_from_kv
まずは既存モデル(LC500/LC500h)との違いを公式画像でチェックしてみたいと思います。
外観は残念ながら?プロトタイプで違いがあった、「バンパーロア」部分の意匠変更や「鍛造アルミホイール」の変更はなし・・・
オプションで22インチホイールの採用があるかどうかはまだ不明ですが、スペック的に見送りされた可能性はありますね。
目玉は新構造の(4層)ソフトトップルーフ。 ブラック、オーカーの2色の他、特別仕様のブルーも存在します。
確かにニュースリリースどおり折り目が目立ちにくく、きれいな形状のルーフですね。
違いはインテリアにあり!
まずはシートの形状がクーペとは大きく異なります。
クーペでは2タイプのシートがありました。(「アルカンタラ-&本革スポーツシート」&「セミアニリン本革シート)
今回のLC500コンバーチブルでは、全車、新デザインの「セミアニリン本革シート」が採用されているようです。
写真は「ホワイト&アクセントブルー」の組み合わせですが、クーペの2種類のシートをミックスしたような仕上がりで、とても素敵です。
注目の装備は、欧州車のコンバーチブルモデルではおなじみの、首元からのエアー吹き出し口(エアスカーフ)ですね。
また、肩口のシート部分のパーフォレーション(孔)もスポーティさを感じさせます。
リヤシートはクーペよりも更にシートバックが垂直っぽくなっており、4人乗りとはいえ完全に「高級物置場」になっています。
クーペモデルでは、耐久性も考慮し本革ではなくあえてL-texまたはアルカンターラを使用していましたが、コンバーチブルの素材はどうなるのでしょう?
また、大変細かいですが、シートベルトについに「イルミネーション」が追加されました。
夜間のリヤシートは大変暗いので、ここにイルミがつくだけでも幾分変わると思います。(LSと同様のパーツと思います)
ドアトリムの微妙に変更されており、アルカンターラではなく、新素材(合成皮革?)が使用されているようです。
ここは詳細情報を待ちたいところですが、賛否分かれそうですね〜
シフトノブの形状は変更なし。ホワイト内装の場合は、シフトノブもホワイトになるのは新しいですね!
これはぜひクーペにも採用してほしいところ。
リモートタッチパッドのパームレスト部分は「開閉式」になり、なんとここに「ルーフの開閉スイッチ」がついています。これには驚きました。(もう一つのスイッチはウィンドウ関係でしょうか?)
ヘッドレストには、「L」エンブレムの刻印があるのは嬉しいワンポイントですよね。
ステアリングもホワイトで非常にキレイです。汚れは心配になりますが・・・
リヤには風の巻き込みを軽減するためのウィンドウディフレクターが。
特にロゴなどは入っていませんね。(ここにLEXUSまたはLCロゴが入っているなどの遊び心がほしかった気も)
さて、インテリア全景ですが、上位以外はクーペと変わりないようです。
残念ながら、助手席の「シートポジションメモリ」も不採用のようですし、スイッチ・レバー類の意匠についても変更はないようです。このあたりは2021年頃のLCベースモデルのマイナーチェンジを待たねばならないのでしょうね。
またLC専用だった、ドアトリム上部のセキュリティLEDランプは廃止されているようです(残念!)
インテリアに関しては、新色の「フレアレッド」が採用されるようです。(クーペでは「ダークローズ」)
定番カラーですが、人気が出そうですね。
トランクスペースは期待できません。
クーペよりさらに容量が減っており、奥行き部分が明らかに狭くなっています。おそらく、LC500h(ハイブリッド)と同等のトランクスペースに縮小しているものと思います。(ただ、私的には日常使いやショートトリップには十分実用に耐えます)
また床下の素材なども変更されているようですが・・・
その他、ボディ構造において(当然)ルーフを廃することでのボディ剛性強化のため、ブレース類の追加、リヤサスペンションタワーブレースには形状自由度が高く、軽量かつ高剛性なアルミダイキャストを採用、また微振動軽減のため「パフォーマンスダンパー」をリヤに追加するなどの構造変更も行われているようです。
ボディカラーについては特に専用色はないようですが、従来のLCクーペにはないカラーとして2色が採用されています。
1つはオレンジ系。これはUX(UX200/UX250h)で先行採用された、「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング〈4Y1〉」のようです。
もう1つのボディカラーはLC特別仕様車「PATINA Elegance」で採用された「テレーンカーキマイカメタリック〈6X4〉」。
このカラー、意外にクーペにマッチするんですよね。
なお、北米においては画像の「ストラクチュラルブルー×ブルールーフ×ホワイト内装」は、限定100台(LC Inspiration series)としてリリースされるようで、通常モデルではルーフは「ブラック」または「オーカー」、内装は「ブラック」、「オーカー」、「フレアレッド」の3色となるとのことで、もう少しバリエーションが欲しいように感じます。
もっとも日本では、日本仕様は海外にない内装・外装の組み合わせがあることも期待できますので、続報を待ちたいところです。
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ハワイなどでレンタルして乗ってみたいです。気持ちいいでしょうね。
レクサスとしては、ソフトトップはないと今までのSC、IS-Cの流れから思っていたのですけど、やはり北米市場からの要求でしょうか。
結構色々と新機能が備わっているのですね。シートがとてもイイです。
トップの操作スイッチが普段隠れているのもいいですね。
主力市場の北米で重視される横転事故への対応に、新しさが見られないのも残念です。咄嗟に身体をガッチリと固定する手段など、何か新機軸を打ち出して欲しかった。
幌で心配な、落雷対策も考えて欲しかったです。
コルベットC8が圧倒的とも言えるコストパフォーマンスで攻めているので、厳しい戦いになりそうな気がします。あちらのコンバーチブルはメタルトップな上に、うまく荷室も確保されています。
インテリア・エクステリアのカスタマイズの幅が豊富で、シートベルト色やブレーキキャリパーのペイントまで選べますし。。
でも、客層が違うのでしょうか。