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2018年12月24日
タイでの日常生活(38)――果物 3
タイの果物をトピックにして、今まで、2回書いてきました。2回くらいで終える予定でしたが、第2回が意外と長くなり、第3回も設定しました。下手をすると、第4回も?第3回次第ですが、第4回の可能性も出てきました。それでは、第3回の果物編を書き始めます。なるべく泥臭く、庶民的に。努力します。
《メロン》
メロンは誰でも知っている果物でしょう。だが、日本のメロンは本当に高い。お歳暮とかに知り合いに贈ることがあるのですが、2個で6千円。もっと高いのになると、1個で6千円。これでももしかしたら安いのかも知れません。それに比べて、外国のメロンは本当に安い。アメリカでも、写真のようなネットメロンが1ドルでした。10年くらい前の話なので、今はもっと高いかも知れません。しかし、雲泥の差とはこういうのを言うんですね。タイでも、メロンは安いです。ブランドだから仕方がないと言えばそれまでですが、これでは国際競争力が全くないに等しいと思うんです。
例えば、私が住んでいる近くのよくいく街で、サコンナコンというところがあります。そこに「夕張メロン」と名前をつけているメロンが一個300バーツで売っていました。オリジナルは、夕張からの輸入品であることは間違いないのですが、300バーツと言うと、約1200円くらいです。「輸入品」と書きましたが、アイディアとかブランドの「輸入」の意味です。そこは、水耕栽培のファームです。だから、メロンも育てているのです。写真は「バンコク竹亭日記」のブログにサコンナコンの「夕張メロン」のことが載っています。そこの写真をお借りしました。この値段でも、タイの普通の人は買わないと思います。お金持ちでも年にせいぜい2回か3回。殆どの商品はパーティか何かで使われるようです。それを販売していた水耕栽培の店には、何度も行き、何度もスタッフと話しましたが、日本の夕張メロンが5000円はくだらないと話すと、びっくりしていました。日本では、日本の品物は付加価値が高く海外で高級品として取り扱われると言っているのをよく聞きました。その通りかも知れません。しかし、その商法は広く商売をする人には、とても成功する方法とは思いません。少し品質や形などが落ちるかも知れなくても、ほぼ同じような商品を海外でも作っているからです。競争力という点では到底勝てないと思います。
《柿》
柿は私の大好きな果物の一つです。タイでも写真のような柿を食べることが出来ます。中国にいるときも同じように、柿を売っていました。柿は暑いところではならないので、私が住んでいる所では、柿を育てることが出来ません。一度、柿の種を日本からもって来て、植えたのですが、育ちませんでした。植えた時期も悪かったのかも知れませんが、残念でした。タイ人に聞いてみると、やはり南のタイでは育たないようなことを言っていました。それでは、どうしてタイの私が住んでいるような所でも食べられるかというと、タイの北のチェンマイやチェンライのあたりで、栽培しているのだということでした。
食べ方は、皮を剥いて四つ切りにして食べるのが最も一般的な食べ方のようです。スイカと違って、種は食べません。でも、日本人は柿の種を食べますね。オッと、それはクラッカーだったか。亀田の・・・
干し柿はめったに見ることは出来ませんが、本当にたまにスーパーに出ています。値段は普通の柿より大分高く、手が出ませんでした。また、中国の話になりますが、中国ではどこに行ってもて、干し柿を食べることが出来ます。私は西安にいたのですが、何時でも食べることが出来ました。しかも安く食べられます。これは、恐らく寒いところで作って、中国の全土に配送して販売しているのだと思います。土産物店でも、必ずと言っていいほど、干し柿を売っています。日本の干し柿も美味しいですね。和歌山産の柿が一番ですね。
《ブドウ》
ブドウの食べ方です。日本にいた頃は、ブドウは皮を剥いて食べるとか、皮から中の実を搾るようにして口に出して、食べるのが普通でした。しかし、タイのブドウは皮が柔らかいからでしょう。そのまま食べます。皮も食べるという意味です。これをどう思いますか?私は実は、皮も食べることには慣れているので、驚かないのですが、最初は驚きました。驚いたのはアメリカにいた時のことです。車に乗っている時に、ブドウを食べない?って差し出されました。これは困ったな、とその時思いました。その理由は、皮や種をどうするか、ととっさに思ったのです。ためらっていると、アメリカ人の友人がブドウをそのままかじるようにして食べるのを見て、なんだそのまま食べるのかと思わされました。皮をそのまま食べるのです。しかも、そのブドウは種なしブドウだったのです。外国に行くと、知らないことだらけですね。この経験があったので、タイでも、種のあるブドウでも、そのまま口に入れて、種があれば出すという感じで食べています。皮も食べているということです。
《ミカン》
ミカンは、日本人は殆どの人が好きな果物ですね。特に、冬になると、こたつに入ってミカンを食べるのが、以前は家族の楽しみでもありました。特にお正月はミカンを一箱とか買って、毎日食べたものです。最近ではそういった光景は少なくなっていることと思います。私は広島の出身なので、ミカンは本当によく食べました。友達もミカンをよくくれました。瀬戸内海はミカンの産地です。
アメリカでも、日本と同じミカンを食べます。ミカンは英語でTangerineといいます。Orangeとはちょっと違います。殆ど見かけませんが、時々スーパーに売っています。アメリカ人はあまり好んで食べるようなことはないようです。タイでも、ミカンは購入することが出来ます。日本のミカンとほぼ同じ感じです。中国のように、小さいのもありますし、日本のような大きさのもあります。タイでミカンというと、日本と比べてみて、面白いことがありました。
一つ目は、皮のむき方です。日本人は、私は、皮をミカンの上、或いは、下から剥いて、ミカンの外側の皮が人手の葉っぱの形になるように剥きます。ミカンを食べた時、実の外側の袋を食べないので、その外側の皮に捨てれば綺麗に食べることが出来るからでしょう。タイ人はそんなご丁寧なことはしません。(アメリカ人もですが)外側の皮は、むしり取るように剥いていきます。だから、剥き終わった時は、外側の破片で一杯になります。じゃ、食べた後の実の袋はどうするのか?食べるんです。これで、二つ日本との違いを示しました。
もう一つ。ミカンの実の袋についている白い糸のようなものは皆さんどうしますか?写真の外側の白い糸のようなものです。綺麗に取りますよね。タイ人はそれも食べます。その理由は、その白い糸のようなものにも栄養素があり、体にいいのだそうです。初めはやや躊躇いがありましたが、今は、郷に入れば郷に従えで、タイ人と同じように食べています。所変わればなんとやら。
やはり長くなってしまいました。果物の第3回はこの辺りで、お仕舞いにしたいと思います。
今日は馴染みのある果物ばかりになりましたが、少しずつ日本と違うところが面白いですね。こういった小さな違いは、話として面白いですね。文化が違うと、違いに目くじらを立てたりしがちですね。しかし、本質は同じなんですね。思い出してみると、私は、21世紀に入って、他の人に、「21世紀は共存の時代だ」と大見栄を切りました。それからそろそろ、20年近くになります。最近、何処かの国で、カードゲームが好きそうな大統領が出てきて、それをぶち壊そうとしています。一国強調主義とかなんとか言って、ですね。本とは、自分の懐を温かくするためなんでしょうがね。なんとも情けないおっさんです。(この例えは日本でのみ通用する例えですのであしからず)
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
2018年12月23日
タイでの日常生活(37)――果物 2
今回は、果物の2回目をお送りします。
ネットを見ていると、ブログ、或いは、ブログのようなサイトでは、タイの果物について書いている人は何人もいますね。あまりユニークなトピックではないみたいですね。ですので、なるべく泥臭く書いてみたいと思います。泥臭くと言っても、泥の匂いという感じの意味ではなく、生活に基づいたと言った感じのことを書いてみたいと思います。日本と比べながら。
《マンゴ》
マンゴは恐らく日本人の殆どの人が知っている果物ですね。でも、日本では特別の所を除いて栽培している所はないかも知れません。マンゴの生育の仕方は変わっています。(もしかしたらタイだからかも知れませんが)花が咲いてくると、沢山のハエがよって来ます。勿論、蜂も来るのですが、圧倒的にハエの数が多いです。そこでは勿論、蜜を吸っているのですが、同時に、雄花と雌花を合体させる役も担っています。その結果、沢山の実がなってきますが、時間が経つにつれて、弱い実は落ちていきます。自然の摂理ですね。最後まで残ったものを食べているわけです。我が家にも何本かマンゴの木がありますが、いつもなるのは限られています。なぜだか分かりません。その木に実がなって大きくなると、袋を被せると、順調に成長します。2ヶ月くらい目に、沢山のマンゴを収穫(?)しました。沢山出来たので、近所へもお裾分けしました。
それに、いつもなるマンゴの木は、他の人の家の木と違っているようです。去年も、2ヶ月位前にマンゴがなり、収穫しました。その後、また花が咲き、1月頃に食べ頃になりました。12月1月にマンゴがなることは珍しいようです。その為、昨年は我が家を訪れた人が、マンゴだ!!!!と言って、何個も無断で取って言ったのです。これって、窃盗じゃありませんか。でも、タイでは他所の家に出来たものを断りなく、取って行くんです。これは日本ではあり得ませんね。食べたいからなのだそうです。じゃ、金出して買えよ!!!
マンゴの食べ方は、黄色く熟すと、皮を剥いて、手の平に乗せて、真ん中の大きな種を避けるようにして、実を切ります。その後、それを縦、或いは横に適当な大きさに切って食べます。切るとき、ヌルヌルしていて、私にはあまりうまくいきません。中国にいるときも食べたことがあります。食感は同じですね。当然ですが。また、マンゴと餅米を一緒に食べるのがタイ人は大好きです。
もう一つマンゴの食べ方。タイ人は青いマンゴを手のひらにのせて、包丁でチョップして縦に千切りにします。ゴボウの千切りの感じです。それは青いですから、ゴボウの食感とよく似ています。その千切りマンゴにタイ式の辛いタレとレモンやトマト、タマネギ、小魚などお好みで混ぜてよく食べます。それだけでは辛いので、大抵、野菜やご飯を一緒に指でつまんで食べます。辛いのでふーふーと、息を吐きながら、辛さとゴボウのようなカリカリ感を楽しみながら食べるのです。私にはまだ出来ません。
《パパイヤ》
パパイヤもいろんな種類があるみたいですね。私の知っているパパイヤは写真のように、やや焦げ茶色の、ヘチマのような形をしたものです。私の家にもありますし、大体どの家にもパパイヤの木を見かけます。大きい木から小さい木まで、様々です。小さいから実がならないという訳ではなく、小さくても実がなります。私の知人の日本人は、家の塀の外に、パパイヤの苗木を買ってきて、植えていました。大分大きくなって来た頃、牛に食べられたと言って不平を言っていました。不平を言うぐらいなら、塀の中に植えればいいと思うのですが、そんな人なんです、彼は。
大体黄色がかってくると、取って食べます。最初、小さな白い花が咲きます。丈夫な花が徐々に大きな実をつけてきます。木の下から上へとなっていきます。勿論、下の熟しかけた実から食べていきます。その木に上まで実がなると、その木の命はおしまいです。来年その木に実がなることは殆どないようです。時々、木の上を切っている人がいますが、実を期待しない方がいいようです。
食べ方は、皮を剥いて、中の黒い種を取って、食べやすい大きさに切って、食べます。やや薬臭い感じが私にはします。販売は、スティックにしてそれをナイロン袋に入れて売っているのをよく見かけます。ジューシーですから、一本くらいはいいですね。
《パイナップル》
これはどうしても、書きたい果物です。誰でも知っている、パイナップル。多分知らない人が多いと思えることを書きます。知っていたら、ごめんなさい。
その作り方を皆さんにもDENJYUしますね。No charge(ロハ、ただとも言います)です。私に出来たのですから、誰にでも出来ます。パイナップルをまるごと購入。皮のむいでないもの。そして、写真のように上を切ります。そして、土に(上に書いたようにバケツで作ったんですよ)切ったパイナップルの頭の部分を埋めます。そして、水を毎日やり続けます。季節や温度が重要かも知れませんが、タイで育てたので、寒くはないことは確かです。土も何でもOK。パイナップルファームでは、真砂土に植えていました。灌漑などの設備はなかったですが、水はやっていたでしょう。多分。こんな感じです。タイでは4ヶ月くらいかかった気がします。子供が顔を出すのに。試してみて下さい。何でも自分で育てるのは楽しいですよ。家にこもって、パソコンに向かって、せこせこするだけが人生ではありませんよ。
《スイカ》
スイカはタイでは安い。他の果物も、然り。今12月頃は、スイカの旬だそうです。どのスーパーに行っても安いです。スイカはフルーツデザインの材料にする人が多くいるようですね。しかし、私の近辺にはいませんし、私が住んでいる近くでも、見たことがありません。お金持ちのお遊びですかね?
スイカのことを、日本人でも知らない人はいないでしょうね。食べ方も、日本人もタイ人も大きな違いはないようです。切り方が違うなと思ったことがあります。日本では料理研究家?みたいな人が出てきて、スイカの切り方は斜めに切った方がいいです。なんて言っていましたね。味が均等になるからだそうです。ほんとぉ?それを細長く切って食べる場合が多いですかね。タイ人は、細長く切って食べる人もいますが、大雑把なところがありますから、4つ切りくらいにして、包丁で、実だけ切って、少々皮の方に赤い実がついていても、平気で捨てますね。元々、安いですから。食べ方は、日本人の中には塩を掛けて食べる人を私の周りではよく見かけました。タイに来て、今だ、塩を掛けて食べる人は見たことがありません。しかし、砂糖を掛けて食べる人にはお目にかかったことがあります。あなたはどっち?そのまま。塩、砂糖?えぇ、胡椒?それはないでしょう。
それともう一つ。皆さんはスイカを食べるとき、種を出しますか?それとも種も一緒に食べますか?私の知っているタイ人は種を出さないんです。つまり、一緒に食べてしまうのです。実は私の父がそうでした。その人に聞いてみると、タイ人は種も一緒に食べるんだそうです。マイペンライの世界でしょうか?それで、日本ではスイカの種飛ばし大会があるくらいだと言うと、勿体ないって感じの反応でした。所変われば・・・ですね。
ちょっと長くなって来ました。第2回目も8個くらいの果物について書こうと思っていたのですが、一つ一つを書くのに、興奮しすぎたようです。続きは、第3回として、次回にします。失礼しました。
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2018年12月22日
タイでの日常生活(36)――果物 1
今回は、タイの果物をトピックにお送りします。
タイの良さと言えば、何時でも美味しい果物が食べられる。しかも安く食べられます。旬に買って食べれば、日本の半分以下で楽しめます。しかも、限りなくあるのではないでしょうか。ないものがない感じですので、私が見たものに絞ってお送りします。
《ジャクフルーツ》
《ドリアン》
匂いと言えば、ドリアン。これは日本人でも多くの人が知っている名前ですね。しかも、匂いがきつい果物として、有名?ですね。私は何度もドリアンは見たのですが、まだ食べる勇気がありません。皆さんドリアンのことを「果物の王様」と言いますから、食べてみないといけないのですが。スーパーでもよく売っていますし、道路沿いで個人が並べて売っているのも時々見かけます。
《ドラゴンフルーツ》
ドラゴンフルーツは私は比較的よく食べる果物です。外見はとげとげした(トゲではないのですが)感じの葉っぱが出ていて、その下に皮があり、右の写真のように、一度切って、皮をむく感じで、中の実を取り出して食べます。黒い小さい種がありますが、それは一緒に食べます。味は薄味で、甘みは弱くて、食後はすっきりした感じです。健康にいいようです。特に糖尿病や高血圧の人にはいいようです。私にもいいようです。
《ランブータン》
これは見た目には、とても食べられそうにありませんが、美味しい果物です。中程度の堅さの髭が全体を覆っていて、もし知らなかったら、これを開いて食べようとはしないかも知れません。皮を剥くと、中から白い甘い果物が出てきます。果物はやや繊維質ですが、とても美味しいです。美味しいですが、果肉の下には大きな黒い種があります。勿論、種は食べません。
《マンゴスチン》
これは中の果物の果実の部分は「ランプータン」に似た感じです。しかし、外見は全く違います。外側は一見柿のような形をしていますが、色は焦げ茶色です。柿を知っている人は、そのまま食べるのかって思ったりしますが固い皮ですので、ナイフか何かで写真のように、割ってその実を食べます。果実の並び方は一見、ニンニクの並びに似ていますね。果実は繊維質でヌルヌルして甘いです。この果物の果実の中にも黒い種があります。割と種に果実の繊維がくっついている感じです。美味しくて、私の好きな果物の一つです。
《リュウガン》
これは食べるときは、房から一つずつとって食べます。感じとしては、ブドウの房のようにして売っています。中国でもこの果物は見かけたことがあります。ロンコーンに似た感じの果物です。売り方も同じように、5房ぐらいを束にして紐で留めて売っています。大体スーパーには売っていると思います。また、道路沿いでも売っているのを時々見かけます。周りは薄いやや固い皮に覆われていて、それを指で剥いて食べます。剥くとなから、丸い果実が出てきます。これにも果実の下は大きな種が出てきます。これもジューシーで甘くて美味しい果物です。色は違いますが、外見は、次のライチーと似ていますね。味も。
《ライチー》
《バナナ》
これは説明はいらないですかね。バナナ。誰でも知っているバナナ。写真のバナナは「Monkey banana」と言って、短いバナナです。味は割と甘めのバナナです。タイの人たちは殆どの人が家の庭にバナナを植えています。私の家にもバナナを植えています。ただ、バナナの木は、最初はいいのですが、だんだん時間が経ってくると、見た目葉っぱが、汚い感じになって来ます。小まめに切ればいいのですが、怠け者でして、それが疎かになるのです。日本にいるときは、バナナの実がなるのを見たことがありませんでしたが、タイに来て初めて見ました。バナナの木の先に葉っぱとは違う塊が出てきて、徐々に太さを増してたれてきます。それが徐々に濃い色になってきて、伸びてきます。周りの皮が一枚ずつむけてバナナの房が先から徐々の大きくなってきます。それにつれて実の枝も大きく重みを増してきます。そのバナナの房がどんどん大きくなって来て、食べ頃の頃は、房を切って、一時期置いておいて、黄色のなってくると、食べます。そのまま食べるのも美味しいですし、沢山取れる人は、バナナを干して、食べます。これがまた、甘みを増して、とてもいいですね。おやつにもってこい。バナナは葉っぱもよく使われます。食べ物包んだり、何かの貢ぎ物をする時に下に敷いたりも染ます。タイ人の生活の一部になっている果物です。それだけ、種類も多いようです。
《スターフルーツ》
恐らく、スターフルーツは日本でも馴染みのある果物と思います。タイ人もどんどん食べるという果物ではないようですが、ちょっとしたおやつ的に食べるようです。私の家の庭にもこの木は植えています。数年実はならなかったのですが、今年になってなり始めました。植えてから、4年目になります。写真のような感じで、木になります。周りの木の葉っぱの色と実が同じなので、なっているかどうかはっきりしない感じです。食べるのを楽しむと言うより、飾りにして楽しむのかも知れません。味は特に美味しいと言う感じではありません。やや渋みがあり(苦みと言った方がいいかな?)シャキシャキした食感です。写真のように、切って食べたり、そのままかじったりして食べていました。
いかがですか。果物が好きな人は、タイに来ないといけませんね。安く、美味しく食べられます。日本は高すぎる。野菜と同じで、自分で育てるのも楽しみです。今回は8種類の果物を紹介しました。次回、残りの果物を紹介したいと思います。タイには果物が沢山あるので、独断と偏見で、自分の知っている、馴染みのある果物の紹介になりますが、お許し下さい。
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2018年12月21日
タイでの日常生活(35)――車
今回は、タイで使われている車をトピックに記して見たいと思います。
タイで有名なのは、車の渋滞です。私もタイに来る前は、バンコクの車の渋滞のニュースを何度もテレビで見ました。朝から晩まで、道路は車、車、車です。私もバンコクで、一度渋滞に引っかかり、普通は1時間ちょっとで行けるところを、3時間間近くかかり、飛行機の乗り換えに失敗したことがあります。それだけ、バンコクは車が超沢山走っています。
《タイの国産車》
結論から言うと、タイには自前の国産車はありません。日本の企業との合弁会社が車を作っていますが、タイ独自の車製造会社はないのです。ネット上の何処かで、トゥクトゥクをその候補に挙げている記事を見ましたが、以前にも書いたように、トゥクトゥクは日本の三輪自動車を改造して作られたものです。地方で活躍するトゥクトゥクは、更に改造され、バイクの後ろに荷台をつけたもので、自動車とは言えない感じです。それでも、エンジンで走るのだから、自動車か?中型から大型のトゥクトゥクも荷台を改造したものです。元のトラックはタイ製ではないのです。
日本だけでなく、インドのタタとの合弁会社もあります。また、タイサミットグループという部品メーカーも車を作っていますが、部品の会社です。
自動車製造は技術的に大変難しいようです。その為、自前の車がつくれる国は世界で30カ国くらいしかないと言うことです。それだけ、複雑な構造になっているのでしょう。また、近年、車の構造はどんどん複雑化してきているので、自前の車が作れるようにはなかなかなれないようです。
《タイでの人気の車一位》
タイでは日本の車会社との現地合弁会社、現地法人、が中心になっています。日本車の現地合弁法人は、約75%を占めています。その為、タイで周りを見渡すと、私たちが見慣れた日本車だという状況になるのです。
マークラインズの集計データによると、タイで最も多く販売されている車は、トヨタです。トヨタはなんと、前年比41%増の38000台を売っています。車全体のシェアは33%です。トヨタの車をよく目にする筈です。私は以前Yarisにのっていましたが、半年前に、奮発してCHRというSUVに乗り換えました。タイでもSUVが人気を高めています。
《タイでの人気の車二位》
販売台数第2位はいすゞで、前年比18%像で、17000台。第3位はホンダで、前年比7%増の11000台販売しています。続いて、ホンダ、三菱、日産、マツダと続きます。
タイ人は、所謂、ピックアップトラックがお好みのようですが、乗用車だけに限って増加率、人気度を見ると、トヨタ、ホンダ、マツダ、日産、三菱、スズキの順になります。ホンダのシビックをよく見かけますが、乗用車部門だけ見ると、健闘していることが分かります。
《その他のタイでの車》
最近よく見かけるのは、ホンダのCRVです。これは、私の家の前に住んでいる女性が乗っています。その他、知人、友人が乗っている車をおさらいしてみると、スズキSwiftも人気があります。私は初めて車を買うとき、このSwiftも候補の一つだったのですが、ドアを開けたときの幅が少し狭いので、乗り降りが難しいかも知れないと思って止めました。1200ccで、名前の通り、すいすいと走っている感じです。
最近、見かける回数が増えた車の一つに日産のJukeがあります。SUVですが、トヨタのCHRによく似た感じです。特に、後ろのドアの開閉取っ手がないかのような作りになっている所はCHRと同じ所です。一見、クーペの2ドア車のように見せる仕立てになっています。パジェロを日本人の知り合いが最近乗り始めました。パジェロのことはよく分からないのですが、友人の購入したパジェロはディーゼルですね。音が大きい。しかし、私のCHRのように、いくつもセンサーがついていて、安全性は高くなっているようです。
《バスについて》
《今後のタイの車の方向性》
マークラインの集計データでは、2017年から2018年の一年間の国内新車販売台数は前年比約21%増で、約93万台になっています。(ただ、タイ工業連盟(FTI)の発表している数字もあり、若干違っていますので、少し弛めに見る必要があるかも知れません)タイのバンコクや大都市を見ると、車の数はとても多いと感じます。特にバンコクでは車は飽和状態に達していると言ってもいいようです。しかし、地方に行くと、まだまだ、車の量は少ないです。道路の整備も進んでいますし、後、少なくとも、10年程度は、年間15〜20%の販売台数増加率を維持するのではないかと思います。
最近では流行に乗って、Black Roofの車が散見されます。私は、黒い屋根に取り替えるのかと思っていました。Black Roofの車に乗っている人が、たまたま、私の家に野菜を買いに来たので、聞いてみました。すると、彼曰く、黒いシートを貼っているのだそうです。なるほど、それなら安くて済むので、Black Roofが増えているんだと納得。
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2018年12月20日
タイでの日常生活(34)――最近好きなタイ料理
今回は最近よく食べるようになった、タイ料理をトピックにお送りします。
元々、最初の頃は(3年前頃)、自分はタイにロングステイして、ここで最期を迎えることになる可能性が高いと思い、或いは、自分に言い聞かせて、目の前に出されるタイ料理に、これは美味しい、アロイ(美味しいのタイ語)と言ったり、強調して、アロイ・マクマク(とてもを付加)なんて言ったりしてました。自分はタイでの生活は大丈夫、十分適応しているし、これからも問題なく適応していけると言いたかったんだと思います。
《タイ料理OKと自慢気》
しかし、年齢には勝てません。自分は、タイに来るまで20カ国以上の国を訪問し、様々な料理も食してきたので、タイ料理だって大丈夫。以前タイに来たこともあるし、タイ料理を食べた経験もあることを、自慢すらしていました。パスポートに押された各国のスタンプを自慢気に見せたり、10年有効のパスポートの頁が少なくなり、近々パスポートを更新しないといけない、なんて言いながら、悦に入っていたことを反省しています。
《体は正直です》
体は正直なもので、タイ料理を食べる回数が増えれば増えるほど、下痢などの変化があらわれはじめました。それに、辛いものは特に、胃に変化が現れ、徐々にギブアップ状態に近づいていきました。それで、朝ご飯を初めとして、辛い料理を避け、なるべく胃の負担にならないものを食すように変わっていきました。それで、今は、家で食べる料理は、出来るだけ刺激の少ないものに替えて貰っています。お陰で、体調が悪い頻度は激減しました。
《お気に入りの店》
そのような中、1年前くらいに、女房殿があるタイレストランに連れて行ってくれました。写真がその店の前側です。ちょっと分かり難いかも知れませんね。パンコーンという街にあり、国道22号線沿いにある店で、いつ行ってもお客さんで溢れています。合計で100人入れるくらいの、食事の出来るテーブルや椅子のある部屋がこの店の中にあります。決して、超綺麗という感じの中ではないですが、それなりに清潔さを維持している店です。タイの田舎では綺麗な方かも知れません。
この店(他の店も同じ感ですが)のいい点は、通りがかりの人も含めて、所謂、テイクアウトが出来ることです。タイ人はどの店に行っても、店の中で食べる人もいますが、半分くらいの人は、料理を持ち帰ります。発泡スチロールのケースに入れたり、ナイロン袋の中に入れたりして、持ち帰るのです。値段は店で食べても持ち帰っても同じです。テイクアウトは日本に比べると圧倒的に多いですね。
《店で一番気に入っている料理》
どのように作るのか興味がありました。店の表で、店員のお母さんたちが作っていました。最初、大きな鍋で何時間も具を煮込むようです。その煮込みの長さが絶妙な味を出しています。チキンにしても、豚肉にしても、すっかり柔らかくなっています。ゴーヤも柔らかくなった大根を食べる感じです。スープはこの長い煮込みの間に、とても美味しいスープになっています。お客の注文に応じられるように、大鍋で煮込んだスープは小分けにされて、写真のようにもう一度蒸すようです。そして、注文があると、それをお客に提供すると言う訳です。これは本当に美味しい。50バーツは安い。私が住んでいる所にも、他のどのレストランにもおいてない、この店の特別料理です。
《チキンのバーベキュウ》
上のスープにチキンを頼むのが私の定番になっています。写真はチキン一人前です。スープにこのチキンを食べると、もう腹一杯。イムラーオ(腹一杯の意味です)チキンは炭焼きをしています。肉をバーベキュー風に焼く料理はタイではよくあるようです。どこでもよくこの料理を見かけますが、味がもう一つ。この店の料理は何故か美味しい。外側はこんがりで、中はジューシー。肉も新しいです。肉はランダムにぶち切りしてあります。時々、爪のついた足が来たり、頭がまるごと来たりすることもあるようです。私の所にはまだ来たことはありませんが。
スープ、チキン、だけでは物足りない場合は、白ご飯を頼むことも出来ますし、焼きめしを頼むことも出来ます。白ご飯は勿論、ロングライスです。しかし、大釜で炊いているので、これも美味しい。スアイ(美味しいの意味です)。焼きめしは特に美味しいと言う訳ではありませんが、まずくはなく、ニッノイスアイ(ちょっと美味しい)です。
《店員》
おばさんたちが店を切り盛りしています。殆どが近辺のお母さんという感じです。役割分担がはっきりしていて、注文を取ったり、片付けをしたりする人、食材を処理したり、それを煮たり焼いたりする人、店の表で、テイクアウトのお客に対応したりする人、等々のようですが、皆さんよく働きますね。食材を処理する人は、店の横や裏で仕事をしているようですが、偶然その仕事具合を見て、関心しました。とてもよく働きます。私が以前日本で働いていた所の職員と比べると、比べようがありません。彼らは文句ばかり言って、どうやってサボろうかとばかり考えている感じの人たちでした。だから、凋落の道をまっしぐら。この店はさすが店員の誠実さがあるが故、多くのお客の訪問が得られているのだと思います。
《おまけ》
最後のもう一つ。
おまけに、宝くじのおじさんを紹介します。タイでは、宝くじ売りの人をとてもよく見かけます。ショッピングセンターに行っても、出入り口や店の中で宝くじを売っています。銀行のATMの横でも数人の人が売っていることがよくあります。宝くじ売人は、決まって開け閉めの出来る箱を持っています。その中に宝くじをホッチキスで留めています。その箱の一方を開いて、売ります。お客は自分の好きな数字の宝くじがあれば、箱の中から引きちぎる感じにして、宝くじを取ります。写真の感じです。この人は、宝くじの箱を持ち歩き、売っています。路上で歩きながら売る人もいますし、店の中にまで入ってきて、宝くじどうですか?と売る人もいます。この仕事は気楽な感じです。何処かに縛られることなく、自分のペースで販売出来るからです。お酒を時には飲んで、酒の匂いをさせながら売っている人もいます。この写真の人はそうでした。
今回は、最近気に入っているタイ料理について、記してみました。外国に長く住む時、料理は最も楽しみな点でもあり、最も難しい点でもあります。長く日本に住めば住むほど、日本人の舌が出来ているからです。新しい味に挑戦しようと思えば思うほど、葛藤があるものです。今回これを書きながら、自分も大分タイ料理の辛さに慣れて来たのかも知もれないと思っています。タイ料理のいろんなものに一緒についてくる、辛さを増すためのソースの減り具合が大きくなったなと感じることが時々あるからです。
今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。