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2018年12月24日

タイでの日常生活(38)――果物 3


タイの果物をトピックにして、今まで、2回書いてきました。2回くらいで終える予定でしたが、第2回が意外と長くなり、第3回も設定しました。下手をすると、第4回も?第3回次第ですが、第4回の可能性も出てきました。それでは、第3回の果物編を書き始めます。なるべく泥臭く、庶民的に。努力します。

《メロン》
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メロンは誰でも知っている果物でしょう。だが、日本のメロンは本当に高い。お歳暮とかに知り合いに贈ることがあるのですが、2個で6千円。もっと高いのになると、1個で6千円。これでももしかしたら安いのかも知れません。それに比べて、外国のメロンは本当に安い。アメリカでも、写真のようなネットメロンが1ドルでした。10年くらい前の話なので、今はもっと高いかも知れません。しかし、雲泥の差とはこういうのを言うんですね。タイでも、メロンは安いです。ブランドだから仕方がないと言えばそれまでですが、これでは国際競争力が全くないに等しいと思うんです。
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例えば、私が住んでいる近くのよくいく街で、サコンナコンというところがあります。そこに「夕張メロン」と名前をつけているメロンが一個300バーツで売っていました。オリジナルは、夕張からの輸入品であることは間違いないのですが、300バーツと言うと、約1200円くらいです。「輸入品」と書きましたが、アイディアとかブランドの「輸入」の意味です。そこは、水耕栽培のファームです。だから、メロンも育てているのです。写真は「バンコク竹亭日記」のブログにサコンナコンの「夕張メロン」のことが載っています。そこの写真をお借りしました。この値段でも、タイの普通の人は買わないと思います。お金持ちでも年にせいぜい2回か3回。殆どの商品はパーティか何かで使われるようです。それを販売していた水耕栽培の店には、何度も行き、何度もスタッフと話しましたが、日本の夕張メロンが5000円はくだらないと話すと、びっくりしていました。日本では、日本の品物は付加価値が高く海外で高級品として取り扱われると言っているのをよく聞きました。その通りかも知れません。しかし、その商法は広く商売をする人には、とても成功する方法とは思いません。少し品質や形などが落ちるかも知れなくても、ほぼ同じような商品を海外でも作っているからです。競争力という点では到底勝てないと思います。
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少し興奮気味になってしまいました。失礼しました。メロンの食べ方は、写真のようにしたりするのが一般的かも知れません。他にもいろいろな食べ方があると思います。日本では高いので、これくらいの食べ方しか知りません。ボール形に切って出すこともありますね。また、生牛ハムでメロンを包んでいるのも食べたことがあります。また、タイも日本も、メロンはスイカと同じように、飾りとしてもよく利用されると思います。私自身は見たことはありませんが、テレビでは見ました。フルーツアートって言うんですかね。

《柿》
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柿は私の大好きな果物の一つです。タイでも写真のような柿を食べることが出来ます。中国にいるときも同じように、柿を売っていました。柿は暑いところではならないので、私が住んでいる所では、柿を育てることが出来ません。一度、柿の種を日本からもって来て、植えたのですが、育ちませんでした。植えた時期も悪かったのかも知れませんが、残念でした。タイ人に聞いてみると、やはり南のタイでは育たないようなことを言っていました。それでは、どうしてタイの私が住んでいるような所でも食べられるかというと、タイの北のチェンマイやチェンライのあたりで、栽培しているのだということでした。
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食べ方は、皮を剥いて四つ切りにして食べるのが最も一般的な食べ方のようです。スイカと違って、種は食べません。でも、日本人は柿の種を食べますね。オッと、それはクラッカーだったか。亀田の・・・
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干し柿はめったに見ることは出来ませんが、本当にたまにスーパーに出ています。値段は普通の柿より大分高く、手が出ませんでした。また、中国の話になりますが、中国ではどこに行ってもて、干し柿を食べることが出来ます。私は西安にいたのですが、何時でも食べることが出来ました。しかも安く食べられます。これは、恐らく寒いところで作って、中国の全土に配送して販売しているのだと思います。土産物店でも、必ずと言っていいほど、干し柿を売っています。日本の干し柿も美味しいですね。和歌山産の柿が一番ですね。

《ブドウ》
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ブドウは写真のような色のブドウをタイではよく見かけます。日本によくある、あの真っ黒いブドウはまだ見たことがありません。あるのかも知れませんが。大きさは日本で見るような大きさのブドウや、小玉のブドウもあります。種なしブドウはないかと思っていたら、ありました。これは小さい球のブドウでした。しかし、種のあるブドウを食べるとき、種はやはり出すようです。だから、種なしブドウは少々値が張ります。でも、甘くていいですね。マスカットと日本で呼ばれるようなブドウもあるのでしょうが、今まで3年間で食べたことがありません。
ブドウの食べ方です。日本にいた頃は、ブドウは皮を剥いて食べるとか、皮から中の実を搾るようにして口に出して、食べるのが普通でした。しかし、タイのブドウは皮が柔らかいからでしょう。そのまま食べます。皮も食べるという意味です。これをどう思いますか?私は実は、皮も食べることには慣れているので、驚かないのですが、最初は驚きました。驚いたのはアメリカにいた時のことです。車に乗っている時に、ブドウを食べない?って差し出されました。これは困ったな、とその時思いました。その理由は、皮や種をどうするか、ととっさに思ったのです。ためらっていると、アメリカ人の友人がブドウをそのままかじるようにして食べるのを見て、なんだそのまま食べるのかと思わされました。皮をそのまま食べるのです。しかも、そのブドウは種なしブドウだったのです。外国に行くと、知らないことだらけですね。この経験があったので、タイでも、種のあるブドウでも、そのまま口に入れて、種があれば出すという感じで食べています。皮も食べているということです。

《ミカン》
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ミカンは、日本人は殆どの人が好きな果物ですね。特に、冬になると、こたつに入ってミカンを食べるのが、以前は家族の楽しみでもありました。特にお正月はミカンを一箱とか買って、毎日食べたものです。最近ではそういった光景は少なくなっていることと思います。私は広島の出身なので、ミカンは本当によく食べました。友達もミカンをよくくれました。瀬戸内海はミカンの産地です。
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また中国の話になりますが、中国人もミカンをよく食べます。特に、日本のミカンと比べて、小さめのミカンを好んで食べます。特にミカンをよく食べるのは、何かの季節と関係があったのですが、忘れました。私も敬意を示す意味で、ミカンを貰ったことがあります。外見は日本のミカンと比べて小さいので、食べ心地はもう一つのような気がしますが、食べてみると、結構美味しいです。ネット上に左の写真がありました。恐らく、ミカンと幸運とは繋がっているのでしょう。
アメリカでも、日本と同じミカンを食べます。ミカンは英語でTangerineといいます。Orangeとはちょっと違います。殆ど見かけませんが、時々スーパーに売っています。アメリカ人はあまり好んで食べるようなことはないようです。タイでも、ミカンは購入することが出来ます。日本のミカンとほぼ同じ感じです。中国のように、小さいのもありますし、日本のような大きさのもあります。タイでミカンというと、日本と比べてみて、面白いことがありました。
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一つ目は、皮のむき方です。日本人は、私は、皮をミカンの上、或いは、下から剥いて、ミカンの外側の皮が人手の葉っぱの形になるように剥きます。ミカンを食べた時、実の外側の袋を食べないので、その外側の皮に捨てれば綺麗に食べることが出来るからでしょう。タイ人はそんなご丁寧なことはしません。(アメリカ人もですが)外側の皮は、むしり取るように剥いていきます。だから、剥き終わった時は、外側の破片で一杯になります。じゃ、食べた後の実の袋はどうするのか?食べるんです。これで、二つ日本との違いを示しました。
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もう一つ。ミカンの実の袋についている白い糸のようなものは皆さんどうしますか?写真の外側の白い糸のようなものです。綺麗に取りますよね。タイ人はそれも食べます。その理由は、その白い糸のようなものにも栄養素があり、体にいいのだそうです。初めはやや躊躇いがありましたが、今は、郷に入れば郷に従えで、タイ人と同じように食べています。所変わればなんとやら。

やはり長くなってしまいました。果物の第3回はこの辺りで、お仕舞いにしたいと思います。
今日は馴染みのある果物ばかりになりましたが、少しずつ日本と違うところが面白いですね。こういった小さな違いは、話として面白いですね。文化が違うと、違いに目くじらを立てたりしがちですね。しかし、本質は同じなんですね。思い出してみると、私は、21世紀に入って、他の人に、「21世紀は共存の時代だ」と大見栄を切りました。それからそろそろ、20年近くになります。最近、何処かの国で、カードゲームが好きそうな大統領が出てきて、それをぶち壊そうとしています。一国強調主義とかなんとか言って、ですね。本とは、自分の懐を温かくするためなんでしょうがね。なんとも情けないおっさんです。(この例えは日本でのみ通用する例えですのであしからず)

今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
posted by yuchan at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活
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定年前に退職し、人生が終わるまでに何かしたいと思っていました。それまでは、アメリカに仕事で訪問することが多かったのですが、アメリカ的価値観に少し食傷気味になっていました。仕事ではなく、いわば、自分探しの感覚でアジアの国々を短期間訪問するようになりました。そして、アジアこそ、自分の余生をおくるに最適な地だと確信しました。そして、中国に1年滞在し、その後、タイに渡り、retirement visaでlong stayを始めました。昭和の日本的空気を求めて、タイの中でも後進地方のイサーンに住んでいます。とにかく人生はチャレンジ。新しい可能性を求めて、何でもしてみよう、見てみようの精神で日々を送っています。
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