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2018年12月26日

タイでの日常生活(40)――日本食レストラン


バンコクのような大都市になると、各地に日本食レストランがあります。日本から来た観光客にしても、ロングステイをしている人にしても、恋しい日本の味を見つけるのに苦労することはあまりないでしょう。
店のメニューにしても、味にしても、日本で食べるものと同じです。それは、日本料理の味のベースになる、みりんや昆布、イリコ(小魚)、酢、味噌など、日本からわざわざ持ち込まなくても、スーパーで手に入れることが出来ます。
私は40年弱前に、アメリカのカリフォルニア州のある街に住んでいましたが、カリフォルニアでさえ、本物の日本の味の日本料理を食べるのは難しかったです。日本料理と銘打っている店に入っても、味はとても日本料理とは言えませんでした。醤油ですらまともなものがありませんでした。
ですから、現在のアメリカでもタイでも、日本料理と名前がついていれば、それは本当の日本料理なのです。メニューや、店の中で示されている日本語は正しく使われていないこともあります。しかし、それも、殆どは正しく使われていると言えるでしょう。
今回は、バンコクのような大都市ではなく、私が住んでいる、タイ東北部のイサーンのサコンナコンという地方都市で私が見かけた日本食レストランを紹介します。

《コージ》
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このレストランは、個人がワノンニワットと言う私の住む街にある、日本食レストランです。写真は、店のメニューです。店主はタイ人ですが、日本食レストランと言えるほど、日本でコックの修行を積んだようです。彼は、簡単な短い日本語は話しますが、もっぱら英語です。5-6年前に店を始めて、今は、その店を奥さんに任せて、自分はサウジアラビアで日本食レストランの出稼ぎをしています。タイのレストランは、日本食レストランとして、既に定着してきたので、自分は更にお金を稼ぐために、出稼ぎをしているという訳です。(タイにはこういった出稼ぎで外国に行く人がとても多いという印象です。)
メニューには、カツ丼、寿司、ウナギ丼、天ぷら、刺身、等々、よく知られている日本料理の品々が、大体揃っています。ご主人が日本で修行を積んで来ただけあって、最近「弁当」というメニューを始めました。所謂、セットものですが、弁当と言うと、日本の響きがあるというので、始めるのだといっていました。ご主人は一年に1回か2回タイに戻って来て、新しいものを考えて、奥さんに伝えて、奥さんがそれを実践するというやり方をしています。奥さんはタイ人です。私の所の野菜も時々買いに来てくれるとてもいい人です。
メニューの品々の値段は少し高め。タイ料理もおいています。店としては繁盛していると思います。それなりに、地方の街の人々に受け入れられているということでしょう。

《おしん》
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この店は、イサーン地区でも大きめの街の、ウドンターニという所にあります。大体日本食レストランは、大きなショッピングセンターのビルの中にある場合が多いです。ウドンターニにもCentralという、全国チェーンのショッピングセンターがあります。いつ行っても多くの人で賑わっているショッピングセンターです。日本で言うと、デパートのような感じの作りです。そのセンターの中には、沢山のレストランが入っています。日本食レストランも数件あります。
こういった状況の中で、「おしん」は一軒の独立した店を構えています。日本の郊外レストラン風です。料理は98%日本料理の味でです。メニューにはタイ料理メニューも僅かにありますが、ほぼ完全に日本料理の店です。写真にあるように、コックも日本人的出で立ちです。ウエイトレスやウエイターは特にこだわった服装はしていませんが、タイ全国チェーン店ですから、同じユニフォームを着ています。メニューのメインはサーモンです。サーモンの食べ放題がここのお得意メニューです。サーモンは嫌いではないですが、ちょっと油っこいですね

《シャブシ》
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この店は、日本的な雰囲気で客を狙っている店のような感じです。サコンナコンのRobinsonというショッピングセンター(といってもウドンターニのCentralとは比べものにならない位小さいセンターです。でも、サコンナコンでは、或いはこの近辺では、一番まとまった、モダンな建物です。以前、Robinsonのことを少し書きました。)の中に、あります。以前、Robinsonの別の場所に日本食レストランがあったのですが、店をたたんで、今はStarbucksになっています。この「シャブシ」の店の形態は閉める前の店とよく似ています。共に、食べ放題が売り物です。しかし、この「シャブシ」は、シンガポール出身の「Hot Pot」と日本料理を混ぜた運営をしています。
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メニューとしては、売りは食べ放題で、寿司や、天ぷら、味噌汁、揚げ物、など、日本食的なものを提供しています。この店の魅力は、写真にあるように、少し贅沢な食材を口に出来ますよ、ということでアピールしているようです。日本的な店の雰囲気で集客を狙っているのだなということは、外見から分かりますが、失礼ながら、内実が伴っていない感じです。また、虻蜂取らずに終わっているという感じです。
その理由です。まず、名前が中途半端。「しゃぶしゃぶ」の「しゃぶ」と「すし」の「し」を合体させた名前です。「しゃぶしゃぶ」はタイでも人気の料理です。上に書いた「コージ」でも、しゃぶしゃぶは、メニューの一つであります。以前書いたMKでも、とても美味しいしゃぶしゃぶを食べることが出来ます。しかし、この店のしゃぶしゃぶは中途半端なんです。日本式のしゃぶしゃぶでもないし、タイ式の「シャブ」でもないのです。しかし、タイ式を意識してもいるんです。その為、「シャブ」という名前をこの店に付けているのです。出発点が問題なのです。因みに、タイではタイ式鍋物があり、それを「シャブ」とみんないっています。これに加えて、店の中に日本的雰囲気が全くないことが欠点です。あの個人が経営している「コージ」ですら、提灯をぶら下げたり、壁は日本風な雰囲気を出すために、壁に格子をアレンジしたりしています。そういう基本的なことがこの店には欠けているためでしょうか、来客はもう一つという感じです。いつ行っても、席が十分にあります。

今回は、私が住む地区にある、日本料理の店について、好き勝手なことを書いてみました。日本料理は食材が高いですから、値段は少し高くなりますが、外国に暮らすと、日本の料理の味が恋しくなるものです。単に名前だけで店にいくと、日本のものは何でも揃う時代にあっても、日本の本物の味を味わうことが出来ないこともあります。残念ですね。日本の味や品物はタイでは年々人気が増しています。また、昔のように、ちょっと日本の味付けをしただけで商売が成り立たない時代になっているのでしょう。人々は、自国の文化とは違っていても、本物のそれを求める時代になっているのでしょう。それだけ、他の文化への受容の姿勢が昔と比べて変わって来ているということを実感します。フジヤマと芸者だけで、「日本」という時代は一昔前のコンセプトになっているのです。

今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。
posted by yuchan at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活
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定年前に退職し、人生が終わるまでに何かしたいと思っていました。それまでは、アメリカに仕事で訪問することが多かったのですが、アメリカ的価値観に少し食傷気味になっていました。仕事ではなく、いわば、自分探しの感覚でアジアの国々を短期間訪問するようになりました。そして、アジアこそ、自分の余生をおくるに最適な地だと確信しました。そして、中国に1年滞在し、その後、タイに渡り、retirement visaでlong stayを始めました。昭和の日本的空気を求めて、タイの中でも後進地方のイサーンに住んでいます。とにかく人生はチャレンジ。新しい可能性を求めて、何でもしてみよう、見てみようの精神で日々を送っています。
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