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2018年12月21日

タイでの日常生活(35)――車


今回は、タイで使われている車をトピックに記して見たいと思います。
タイで有名なのは、車の渋滞です。私もタイに来る前は、バンコクの車の渋滞のニュースを何度もテレビで見ました。朝から晩まで、道路は車、車、車です。私もバンコクで、一度渋滞に引っかかり、普通は1時間ちょっとで行けるところを、3時間間近くかかり、飛行機の乗り換えに失敗したことがあります。それだけ、バンコクは車が超沢山走っています。

《タイの国産車》
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結論から言うと、タイには自前の国産車はありません。日本の企業との合弁会社が車を作っていますが、タイ独自の車製造会社はないのです。ネット上の何処かで、トゥクトゥクをその候補に挙げている記事を見ましたが、以前にも書いたように、トゥクトゥクは日本の三輪自動車を改造して作られたものです。地方で活躍するトゥクトゥクは、更に改造され、バイクの後ろに荷台をつけたもので、自動車とは言えない感じです。それでも、エンジンで走るのだから、自動車か?中型から大型のトゥクトゥクも荷台を改造したものです。元のトラックはタイ製ではないのです。
日本だけでなく、インドのタタとの合弁会社もあります。また、タイサミットグループという部品メーカーも車を作っていますが、部品の会社です。
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自動車製造は技術的に大変難しいようです。その為、自前の車がつくれる国は世界で30カ国くらいしかないと言うことです。それだけ、複雑な構造になっているのでしょう。また、近年、車の構造はどんどん複雑化してきているので、自前の車が作れるようにはなかなかなれないようです。

《タイでの人気の車一位》
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タイでは日本の車会社との現地合弁会社、現地法人、が中心になっています。日本車の現地合弁法人は、約75%を占めています。その為、タイで周りを見渡すと、私たちが見慣れた日本車だという状況になるのです。
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マークラインズの集計データによると、タイで最も多く販売されている車は、トヨタです。トヨタはなんと、前年比41%増の38000台を売っています。車全体のシェアは33%です。トヨタの車をよく目にする筈です。私は以前Yarisにのっていましたが、半年前に、奮発してCHRというSUVに乗り換えました。タイでもSUVが人気を高めています。
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《タイでの人気の車二位》
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販売台数第2位はいすゞで、前年比18%像で、17000台。第3位はホンダで、前年比7%増の11000台販売しています。続いて、ホンダ、三菱、日産、マツダと続きます。
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タイ人は、所謂、ピックアップトラックがお好みのようですが、乗用車だけに限って増加率、人気度を見ると、トヨタ、ホンダ、マツダ、日産、三菱、スズキの順になります。ホンダのシビックをよく見かけますが、乗用車部門だけ見ると、健闘していることが分かります。

《その他のタイでの車》
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最近よく見かけるのは、ホンダのCRVです。これは、私の家の前に住んでいる女性が乗っています。その他、知人、友人が乗っている車をおさらいしてみると、スズキSwiftも人気があります。私は初めて車を買うとき、このSwiftも候補の一つだったのですが、ドアを開けたときの幅が少し狭いので、乗り降りが難しいかも知れないと思って止めました。1200ccで、名前の通り、すいすいと走っている感じです。th1C7LQZNP.jpg
最近、見かける回数が増えた車の一つに日産のJukeがあります。SUVですが、トヨタのCHRによく似た感じです。特に、後ろのドアの開閉取っ手がないかのような作りになっている所はCHRと同じ所です。一見、クーペの2ドア車のように見せる仕立てになっています。パジェロを日本人の知り合いが最近乗り始めました。パジェロのことはよく分からないのですが、友人の購入したパジェロはディーゼルですね。音が大きい。しかし、私のCHRのように、いくつもセンサーがついていて、安全性は高くなっているようです。

《バスについて》
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乗用車ではないですが、バスについて少々。タイでは、近距離はトゥクトゥクで、中距離は一階建てのバス、長距離は二階建てバスで、と言う感じで構成されています。一階建てのバスは新しいものから古いものまで走っています。時に、古いと言うと、本当に古くて、クーラーは効かないし、あちこち錆が出始めています。二階建てのバスは概して、快適です。それは例えば、バンコクからブンカーンとか、チェンマイ、チェンライまでとか、一晩に10何時間も走るようなバスですから、ボロいバスだと、客が敬遠しますから。勿論、クーラー付きです。途中、バスターミナル(タイ語でボコソーと言います)に止まって、トイレ休憩などをするようです。日本の長距離バスと似ていますね。

《今後のタイの車の方向性》
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マークラインの集計データでは、2017年から2018年の一年間の国内新車販売台数は前年比約21%増で、約93万台になっています。(ただ、タイ工業連盟(FTI)の発表している数字もあり、若干違っていますので、少し弛めに見る必要があるかも知れません)タイのバンコクや大都市を見ると、車の数はとても多いと感じます。特にバンコクでは車は飽和状態に達していると言ってもいいようです。しかし、地方に行くと、まだまだ、車の量は少ないです。道路の整備も進んでいますし、後、少なくとも、10年程度は、年間15〜20%の販売台数増加率を維持するのではないかと思います。

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最近では流行に乗って、Black Roofの車が散見されます。私は、黒い屋根に取り替えるのかと思っていました。Black Roofの車に乗っている人が、たまたま、私の家に野菜を買いに来たので、聞いてみました。すると、彼曰く、黒いシートを貼っているのだそうです。なるほど、それなら安くて済むので、Black Roofが増えているんだと納得。


今日も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。コメントなどありましたら、お願いします。また、ご訪問下されば幸いです。

posted by yuchan at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活
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定年前に退職し、人生が終わるまでに何かしたいと思っていました。それまでは、アメリカに仕事で訪問することが多かったのですが、アメリカ的価値観に少し食傷気味になっていました。仕事ではなく、いわば、自分探しの感覚でアジアの国々を短期間訪問するようになりました。そして、アジアこそ、自分の余生をおくるに最適な地だと確信しました。そして、中国に1年滞在し、その後、タイに渡り、retirement visaでlong stayを始めました。昭和の日本的空気を求めて、タイの中でも後進地方のイサーンに住んでいます。とにかく人生はチャレンジ。新しい可能性を求めて、何でもしてみよう、見てみようの精神で日々を送っています。
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