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2018年10月27日

タイでの生活(4)ーー日本と比べていいな!! って思うこと


たった3年くらいの居住で、偉そうに、タイのこの面がいいなって言うのはおこがましいのですが、今日はそれに挑戦してみます。独断と偏見に基づいた記述かな?

1.物事を厳格に片付けようとはしない。以前、「緩い社会・・・」でも書きましたが、肩肘を張らなく、いきり立つことが少ないように思います。

店で商品を購入するとき、いつも大体このくらいかなって、感じで品物を売ってくれます。
勿論、予定より少ないということはなく、多めになるので、買う方は嬉しいですね。
日本ではきっちりとはかって、10グラムも越えないようにしますね。大らかに、大体・・・で行けば、軋轢も少ないのではないかと思います。
当然、いいことばかりではないでしょう。
この前、知人が「あそこの店はもう行かない。あなたも行かない方がいいわよ。」と言っていました。
理由を聞くと、前回同じものを注文したのに、今回は、前回と比べものにならない位、量が少ないというのです。
「店の主人は本当にいい加減なんだから」と怒っていました。
そうです。いい加減なんです。それがタイ人なんですが、許せないときもあるのです。
また、日本でもタイでも、土地の境界線は重要なポイントですが、大体ここまでが家の土地だと言って、隣の土地の人も、ここまでが家の土地だと言って、大喧嘩になったことがありました。
どこまでがよくて、どこまでが悪いとはなかなか言えませんが、大らかに、大らかに。

2.レストラン(食堂)に食べ物や飲み物を持ち込むことはオーケーです。

ある小さな日本人レストランに行きました。
そこで、「今晩は、ビールでも飲むか」と思って、ビールを注文したのですが、今冷蔵庫に置いてないと言うんですね。
それならしょうがないと諦めかけたとき、あそこのコンビニで買ってくればいいはよと、次に言いました。
えっ??!!って感じです。日本にも持ち込み自由のレストラン(食堂)があるのかも知れませんが、私は行ったことがありません。
中国のディズニーランドでしたかね。食べ物も飲み物も持ち込み禁止。これはとんでもなく厳しいルールですね。
アメリカの中では、レストランにもよりますが、ワイン持ち込み可のレストランがたくさんあります。
少し前の話ですが、ある大学のカフェテリアに女子学生が弁当を持ち込んで、そこで友達と一緒にランチしていたのだそうです。
すると運営者が出てきて、ここの醤油やお茶を使ってもらっては困る。ここでランチを注文してないからだと言ったという話を聞いたことがあります。
これは昔の話ですが、ここまで来ると、いただけないですね。
その大学は凋落の道をまっしぐらでしたね。当然でしょう。

3.お寺は文字取り、駆け込み寺?

社会が複雑になればなるほど、病める心を持った人の割合が増えてくるような気がします。特に日本のような、正確さを求める社会では、そのようなことが言えるように思います。
このように書くと、どのくらい増えたのだ、はっきりした数字を示せとかといった意見が出て来る場合がありますね。ちょっとしたことじゃないかな?と思えるようなことが、針小棒大に取り上げられる時代になってしまいました。
針小棒大ではないですが、政治家の麻生さんが、「未曽有」を「みぞうゆ」とか言ったというので酷くたたかれたことがありました。最近では相撲の日馬富士が別の力士を殴ったとかで、日馬富士は相撲を辞めてしまいました。
「炎上」という言葉がよく使われるようになりました。
「無責任なことを言ったんだから、ちゃんと謝れ、謝れ、謝れ」と顔のない人々が、これでもかとその人を攻撃するようになって来ました。
無責任だと言って大騒ぎをする人の方がよっぽど無責任なんですが、その人を特定することは、普通の人には殆ど不可能です。
私にもそのような面があるだろうと思うので、自戒の意味を込めて書いているのです。
人々はちょっとしたことで、行き場を失ってしまう。そして、世捨て人のような人生を送ることを余儀なくされる。悲しいことです。

タイの世界でも、日本のようなことが全くないかというと、そういうわけでもありません。
しかし、私がいいなと思っている面は、世の中が、人生がいやになったら、お寺でお坊さんになればいいのです。
そして、そこで修行を積んで、或いは鋭気を養って、また、人生を始めればいいのです。
お寺と社会を行き来する人も(お坊さんも)結構、いると言います。
今度、誰々さんは、お坊さんになるのだとか、誰々さんは、この前までお坊さんをしていたと言う話を聞くことがあります。
全体のお坊さんの数からすると、「行き来する」お坊さんは決して多くはないと思います。しかし、タイ人にはそのような緩さがあるのです。困った時の「駆け込み寺」。やはりいい社会ですね。
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posted by yuchan at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活

2018年10月26日

ショートショート(超短編)(1)ユアーズでの出来事

このタイトルで、短いお話を、世の中では短編と言いますが、お送りいたします。世に言うミニマリズムを目指したものです。お楽しみ頂けるかどうか? 材料は、殆どが日本になりますが、タイの材料も使いたいと思います。
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第1話 ユアーズでの出来事
 あぁ、もしかして、平田さんじゃない?久美子はユアーズで前に買い物をしていた時から、今度また会うのではないかと思っていた。そう思ってもう、3年近くが過ぎていた。それでも、前回偶然ユアーズで目が合った時、どこかで見たことがある人だという程度の気持ちが心の中に残っただけで、それ以上は深く考えなかった。それでも、久美子の心の深いところで、誰だったかなって、どこで出会ったんだろうという気持ちがうごめいていたことは確かである。それでも、それ以上考えようという気持ちにもならなかったし、久美子の意識の表面には出てこなかった。でも、気持ちの中ではどこか気になっているところがあり、3年前のその日の夜、夫の仁と一緒に夕食をとっているときに、ちょっと口にしようかと思って止めていた。今日ね、ユアーズでちょっと気になるって感じなんだけど、男の人が買い物していてね、どっかで見たことがある人なんだよね。それがどうも思い出せないのよね。そう言おうかと思ったのだが、口にしないで終わっていた。別に夫にその話をしても誰だか思い出してくれるわけも無かろうと思ったし、買い物中に何をしているんだって言われるのが関の山だと思ったからだ。でも、50を過ぎた年増女なんだから、などとも思ったが、それ以上のことには進まなかった。
 えぇ?あぁ、そうですけど。どなたでしたっけ。平田は普段この店で買い物をすることは殆ど無かった。なのに、こともあろうに年増の女に声をかけられるとはどういったことだととっさに思った。若い美人の女ならともかく、いい加減にしてくれよ。それに平田は離婚してから、買い物恐怖症にかかっていた。今まで、沢山の人たちに、この前買い物をされていましたね。沢山買われるんですね。大変ですね。などといわれていて、ほっといてくれよって怒鳴り声を上げたくなるほど、買い物、中でも、食料品を買うのが億劫になっていた。先日は年増も年増のおばあさんに、おっと失礼、買い物をした後、ナイロン袋に買ったものを詰めていると、お上手に買い物をされるんですね、私なんかへたくそで、駄目だ駄目だっていっつも主人に言われるんですよ。どうしてそんなに上手に買い物されるんですか、なんか書いてくるの?なんて長々と喋られて、はあ、はあっというだけで、いい加減にしてくれよって心の中で思っていたのだった。それに俺はあんたが誰だか知らないんだよ、それに俺が上手に買い物しているってあんたには分からないでしょ、それに、それに、それに、・・・と思いつつ、はあ、はあを繰り返すうち、汗が出てきて、暑いですね、なんて言ってしまったものだから、その老婆はここぞとばかりに、長々とまた話をしだしてしまったのだ。 えぇ、あぁ、そうですけど、どなたでしたっけ、などといいながら、平田はしまったと思ったが、もう時は取り戻せなかった。
 しかし、そう思いながら、平田の頭の中では以前、この人とは会ったことがあるという印象を直感的に持った。誰だったかな?どこで会ったんだろぅ?どこでお会いしましたかね?といいながら、この女、あぁ、あの高校時代の同級生の・・・と思ったが、すぐには名前が出てこなかった。久美子には確信がその時にはすでにあった。以前会った後、何も考えることはしなかったが、今度同じところであった時、全ての時間が一気に集約されるように、この男は高校時代の同級生の平田和夫だと頭の中で断言する声が聞こえたのだった。高校生時代、特別な感情が平田に対してあったわけではないのだが、2度目の再会で久美子の気持ちは一気に高まってしまった。確か、平田君でしょ。平田君という言葉を聴いて、和夫の中でも確信が持てた。しかし、名前が出てこない。平田自身もこの女性に、高校時代特別な感情を持ったことは無かった。うん、こいつだ。こいつ、こいつ。変わってない。ほくろの位置まで変わっていない。今も、デブだな。まぁ、髪型がおばさん型か。しょうがねぇよな、30年以上も時間が経ってんだからな。でも、よく俺だと分かったな。それでも、直ぐに、はいそうですなんてのも、こっ恥ずかしいって気がして、平田はすぐには自分を自分だと認めず、ちょっとじらしていた。どこでお会いしましたかね?どなたでしたっけ?しかし、そのような質問に時間が多く費やせるはずもなく、すぐに認めることになった。
 いや、偶然ですね。何年ぶりですかね?今、どこにお住まいなんですか?そうね、もう30年、いやもっと前でしょ。貴方今54歳でしょ。いやだ、貴方54歳でしょなんて言っちゃって、私だってそうなのよね。これから17年を引けばいいのよね。だから37年も昔の話よ。そうですね。37年も前ですね。貴方、全然違う人みたいな感じね。考えてみると、そうじゃなくて、こうしてよく見ていると、全然変わった。どうして私分かったのかしら。そうでしょ。普通の人にはわかりにくいと思いますね。ちょっと病気しましてね、顔が少し変わったんですね。少しじゃないわよ。いや、ごめんなさい。私馴れ馴れしくって。でも、・・・。ほんと、全然違う人みたいな気がするわ。ちょっとニヒルになったのね。ニヒルね。もう54にもなってニヒルもないけどね。君は変わらないね。相変わらずデブしょ。いや、そういう意味ではなく、・・・。いいのよ、デブはデブなんだから。そういった屈託のないのが良いね。昔と変わらないね。
 「この曲はね、女房が好きだった曲なんだ。陽水が大好きでね。お陰で俺も聞いているうちに好きになってしまって、車に乗るときは大概この曲を聴くんだね。この時代なんだね。こういった時代に青春していたってことなんだね。いろんなことがあったけど、いい時代だったね。」
 「平田君って、結構ロマンチストだったんだ。わたしってこんながさつな女でしょ。昔から。だから、いつも友達にも言われていたんだけど、悩みなんて貴方にはないんでしょ、ってね。私だって人間だから悩みはあるんだけど、表に出すのが下手なんでしょうね。別に夫とうまくいっていないってわけでもないけど、でも、今日、平田君に会えてほんとによかった。」
 「結構、君もロマンチックだったよ。また、今度会う?」
「いいえ、これっきりにしましょう。青春ってやっぱりいい思い出。青春。」


posted by yuchan at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活

2018年10月25日

タイでの日常生活(3)ーーペット(犬)




タイではペットと言えば、犬だと言えます。圧倒的に犬の数が多いです。猫にとってはとても住み難い社会です。

犬が多い理由

正に、ペットと言うより、番犬として犬を所有している家庭が多くあります。一家で一匹ということは稀で、多くの家が三匹、四匹と犬を飼っています。いつの間にか、五匹になっていたということがよくあります。下の写真は、我が家の犬の写真です。私がタイに来た頃、茶色の老犬と薄ベージュの犬が既に飼われていました。その二匹の犬の茶色の方は、車にはねられて瀕死の状態で持ち込まれたようです。生死の境をさまよった挙げ句、生き残ったと言うので、皆さんとても幸運な犬として可愛がっています。ベージュの方は、捨て犬を拾って来たということでした。そのほかの犬も、白が二匹、濃い茶色の大が一匹、小が一匹、いますが、道を歩いていると、生まれたばかりで、可哀想だったので拾ったと言って、飼い始めました。残りのシベリアンハスキーは飼い主が扱いきれなくなったので、引き取り手を探しているということで、家で引き取ることになったのです。こんな風に犬がどんどん増えていき、この先どうなるのか、逆に心配しているような有様です。現在八匹飼っています。

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都会はともかくとして、タイの田舎では、犬の数がとても多いのに驚きます。動物を大切にする、可愛がると言うことは間違いないのですが、犬の避妊手術をあまりしないというところにも、犬が増える要因があります。動物病院はあるし、治療費も、日本に比べると決して高くなく、むしろ安いのですが、不要な出費として、避妊手術をする家庭は少ないのです。それに、捨て犬となっている野良犬には手術がされていませんから、いつの間にか妊娠して、子供を産み、そこら中で犬の数が増えるという原因になっています。私は毎朝、犬を連れて散歩しているのですが、その途中で何度も、野良犬や飼い犬に吠えつかれます。殆どの家庭では犬をつないでいないのです。また、狂犬病などの、予防注射をしている家庭も少なく、まして、野良犬は注射をしていませんから、咬まれるということが時々おきます。私はまだ、咬まれたことはないのですが、咬まれた人を何人も知っています。すぐ病院へ行って、注射をしてもらうという、皮肉なことが起こるのです。

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タイでは、特に、東北部では犬が食用として飼われていました。この話を聞いたことがある人も多いと思いますが、今の時代では考えにくいことです。日本でも、昔は犬を食べていたと言います。父がマジ顔で、赤犬が一番旨いんだって行っていたことを思い出します。タイや中国(おそらく、東南アジアの他の国々)では、今は犬肉を食べる人は少なくなったと言いますが、まだ、好んで食べる人がいるようです。幸か不幸か私はまだ行ったことがないのですが、犬肉を食べさせるレストランがあるということです。Youtubeで飼い犬ハンティングをする不届き者の映像が出ているのをみたことがあります。他所の家の飼い犬を、夜棒で殴って失神させて連れ去り、食べるということです。実際のところはよく分からないのですが、私の隣の家に犬が飼われていたのですが、急にいなくなったのだと悲しそうな顔で話していました。タイ人の悪いところですが、人のものと自分のものとの区別がつかない人がいます。もっとも、タイ人だけでなく、日本人も同じですけど。

タイでもペットブームになりつつあります。

3年くらい暮らしたのでは、偉そうなことは言えないのですが、タイのペットブームの始まりを感じます。その理由は、小さな街にも動物病院があることが第一です。ペットが病気をすると、すぐに連れて行って、医者の診察を受けて、処置をしてもらって、薬をもらうということが、日本と同じように行われます。病院を構えているので、日本の動物病院とは違って、大もうけはしないでしょうが、なんとやっていけるだけの需要はあるようです。加えて、ペット用品店も何軒も知っていますし、街中のスーパーにもペット用コーナーがあります。ペットフードだけでなく、遊び道具、首輪などの道具を取りそろえています。スーパーでもかなりのスペースを割いています。それだけ必要な人が多いということでしょう。

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タイではこれからペットビジネスが栄える時が来ると思います。タイの動物に対する、特に犬や猫に対する、姿勢は、将来、現在の日本のように、一大ブームになると思われます。それは日本だけでなく、海外の国々をみてみても、この数十年で大きく変わりました。動物愛護という意識が高まって来ました。家族の一員として、人間と同じように扱う飼い主が殆どです。飼い方にしても、昔のように人間の食べ残しを与えるだけで十分だという家庭は少なくなり、犬猫用の食べ物を買い与える場合が多くなっています。50〜60年前の日本と比べると雲泥の差です。単なる番犬としてではなく、単なるねずみ取り用としてでなく、自分の子供のように、兄弟のように、生活を共有したいと飼い主たちは思っているのです。だから、日本では、ペット保険も充実したものになって来ていています。人間と同じように、アルツハイマーに罹る犬猫もいるでしょうし、糖尿病に罹る場合もあるでしょう。そのために、人間と同じように、十分な治療をしてあげたいという思いは、家族ですから、強く持っていて当然でしょう。ペットにとってはいい世界になりました。

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posted by yuchan at 11:45| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活

2018年10月24日

タイでの日常生活(2)ーー日本食材





タイの田舎に住んでいると、日本食に、やや不便な思いをすることがあります。


しかし、全般的に、日本食材は、一部を除いて、殆どのものが手に入ると思っていいでしょう。

ショッピングセンターには日本食材コーナーが、韓国や中国品と並んで、設置してあるところが殆どです。写真に撮った日本物を下に載せてみます。

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そばやうどんは、冷凍物ですが、食べてみると、日本で食べるのと全く変わりません。ラーメンは即席ラーメンしかみたことがありませんが、生麺も売っているかも知れません。マヨネーズはタイ人は大好きです。また、タイに来て驚いたのは、味の素がたくさん売られているということです。写真は小さなパックですが、大きなカンでで売っています。日本では50年位前に販売を禁止しているか自粛していると思っていたのですが、意外や意外です。味付けの商品で、他には、醤油味噌は勿論のこと、様々なソースも販売されていています。また、みりんもお酢も鰹節もあります。日本料理用の味付けに困ることはありません。ただし、「味ぽん」にだけはお目にかかれません。また、さすが、漬物や納豆という、とても日本的なものは、田舎では見つけることは出来ません。Kakigoriとあるのは、あるレストランのメニューです。

しかし、殆どの日本食材は値段が高く、一般のタイ人は日常的には手をださないようです

日本食だけでなく、日本のものには人気が高いようです。日本の100均のような店が、Justbuyと言う名前で店を開いています。いつ行っても若者を中心に店は賑わっています。

40年位前に、初めてアメリカのフレズノという田舎町で生活しました。その頃と比べても、食事の面から言うと、タイに住むことはあまり困難を伴わないようです。気候もいいし、人も穏やかだし、とても住みやすいところと言えます。

ここまで、読んで頂き、ありがとうございました。まだ初心者で下手くそですが、徐々に改善しますので、懲りずにまたご訪問下さい。



posted by yuchan at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | タイ生活

2018年10月23日

タイでの日常生活(1)ーー病気の話

外国に行くときの心配は、病気ですね。
継続して、海外に何年も滞在したことがないので、病気をしたらどうしよう?と悩んでいました。
一般には、海外傷害保険を買う人が多いですね。
私も、アメリカに仕事で、2回ほど、それぞれ一年間住んだことがありました。そのときは高い保険を買って行った覚えがあります。中国には1回1年間住みましたが、同じように保険を買いました。

タイでは違います。はじめ、同じように、悩みましたが、結局、保険は買わないことにしました。

今日はこの、タイでの病気の話を書きたいと思います。

年を重ねるうちに、病気をしがちになるものです。これはどこに住んでいても同じです。
私は、中年の頃、難病の一つの後縦靱帯骨化症と言う病気に罹ってしまいました。やや昔ですから、大手術になり、40日も入院していました。また、小さい頃から、皮膚が弱く、簡単に湿疹が出来たりする体質でした。だから、よけいに海外に住むとなると、心配が募り、準備をしっかりしなければならないと、自分に言い聞かせていました。

案の定、タイに来て、数々の病気に罹りました。まず、大きな病気は、チフスに罹ったことです。激しい頭痛が一晩中、一分おきに襲って来て、本当に死ぬかと思いました。近くのウドンタニーと言う中程度の都市の大きな病院に4日入院しました。また、日本でいう、3大成人病にも、例外なく、罹りました。UVアレルギーに罹りました。蜂に何回も刺されました。下痢や腹痛はしょっちゅうです。風邪はあまりひきませんが。

このように、いろいろな病気に罹りましたが、費用の心配はあまりする必要が、これまでのところは、ないと受け止めています。

その理由は、医療費がとても安いと言うことです。


入院は2万円くらい払いました。それも、病室は個室で安いホテルの一室の感じで、シャワーもついている部屋で、3食付きでした。3大成人病も、街中のクリニックに行って診断してもらって1000円くらいで足ります。その後は街の薬局で同じ薬をさらに安く買えます。病院の投薬と全く同じ薬を街の薬局で買えるのです。私の住んでいる街には公立の病院がありますが、クリニックと同じような費用ですみます。

こういうことで、保険ナシの生活をおくっていますが、不便でもなく、不安でもありません。迷っているとき、買わなくてよかったな、と今では思っています。

しかし、これはどこにどのように住むかによりますので、滞在予定の状況を事前によく調べる必要があることは言うまでもありません。







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定年前に退職し、人生が終わるまでに何かしたいと思っていました。それまでは、アメリカに仕事で訪問することが多かったのですが、アメリカ的価値観に少し食傷気味になっていました。仕事ではなく、いわば、自分探しの感覚でアジアの国々を短期間訪問するようになりました。そして、アジアこそ、自分の余生をおくるに最適な地だと確信しました。そして、中国に1年滞在し、その後、タイに渡り、retirement visaでlong stayを始めました。昭和の日本的空気を求めて、タイの中でも後進地方のイサーンに住んでいます。とにかく人生はチャレンジ。新しい可能性を求めて、何でもしてみよう、見てみようの精神で日々を送っています。
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