2016年09月23日
コレステロール値が高い人は卵を食べてもいいのか?
健康診断でコレステロール値が引っかかってしまう
そんな方が多いのですが、私たちはこのコレステロールをどう考え、
どのように食べ物に気を遣っていく必要があるのでしょうか。
例えば、
卵には多くのコレステロールが含まれています。しかし一方で、
卵には多くの栄養も含まれているのです。
健康でコレステロール値に全く問題のない人であれば気にせず
食べられるのですが、既に高コレステロール血症と診断されている
人などは、食べ過ぎないほうがいいようです。
しかし、最近ではこんなことも言われ始めているようで...
【食事からの影響は少ないコレステロール値】
皆さんは、「食事摂取基準」というものをご存じでしょうか。
これは、日本人が健康を維持・増進するために摂取するべき
各栄養素やエネルギーの基準量で、厚生労働省により5年ごとに
発表されていました。
(過去形です)
2010年版では、コレステロールの目標量は、成人男性は1日750mg未満、
成人女性は1日600mg未満だったのです。しかし、2015年版では、
このコレステロールの摂取基準(目標量)がなくなってしまったのです。
いったいなぜ?
それは、「コレステロールは体内で合成される脂質で、食事で摂取する
コレステロールの影響は少ない」ということが分かってきたから。
つまり、コレステロールを多く含む食品の影響はあまり受けないから、
極端な食事制限はしなくてもいい、ということなのでしょうか?
「食事からの影響が少ない」
具体的にはどういうことなのでしょう???
【食事ではなく、肝臓がコレステロールを作り出している】
まずはじめに、最近の研究では「食事で摂ったコレステロールのうち
吸収されるのは、体内でつくられるコレステロールの1/3〜1/7程度」
ということがわかってきています。
そして、食事で摂取するコレステロールの量が少なければ体内で多く合成され、
食事で摂る量が多ければ、少なく合成されることもわかってきているのです。
つまり、常に一定量が保たれるようになっているため、食事からの影響は
少ないということなのです。
じゃあ、コレステロール値は全く気にしないで食事していいの?
そんな疑問もありますよね。
そこで、まずはこちらからご覧いただきましょう。
【コレステロールを多く含む食品】
コレステロールを多く含む食品の代表格である卵はかつて、
1日1個までと常識のように言われ続けてきました。
今でも、それを守っている人も多いことでしょう。
《コレステロールを多く含む食品(mg)》
・卵の卵黄 1個(16g) 224
・卵 丸ごと 1個(50g) 210
・フォアグラ 1切れ(60g) 390
・鶏レバー 焼きとり2本(60g) 222
・豚レバー 80g 200
・牛レバー 80g 192
・若鶏手羽肉 80g 96
・うなぎの蒲焼き 1串(100g) 230
・するめいか 刺し身1皿(60g) 162
・子持ちかれい 1切れ(110g) 132
・シシャモ(生干し) 3尾(50g) 115
・大正えび 3尾(60g) 96
・まだこ(ゆで) 刺し身1皿(60g) 90
・すじこ 1口大(25g) 128
・たらこ 1/2本(25g) 88
卵以外にも、鶏レバーやうなぎなどもコレステロールを
多く含んでいますねー。
さて、ここからが大事です。
【コレステロールを食事でどれくらい摂るべきかは人による】
何とも曖昧な結論になってしまい申し訳ないのですが、
「体内でコレステロールを合成する量や使われ方には個人差があり、
遺伝もあります。つまり、コレステロールを食事でどれくらい摂るべきかも
個人差があるのです。健康な人であれば制限する必要はありません。
しかし、既に高コレステロール血症と診断されている人や、親が
高コレステロール血症の人は摂り過ぎには注意したほうがいいでしょう」
そういうことなのです。
【まとめ】
日本人間ドック協会によりますと、高コレステロールは健診で引っかかる
人が非常に多い項目。しかも、近年急増しているようです。年代的には、
40代、50代は要注意!
そして、卵に関する専門家の見解は2つに分かれているのが現状です。
「卵はコレステロールが多いから卵を食べなければ上限が守りやすいよ。」
「いや、卵は血液中のコレステロール値に影響しないから普通に食べても大丈夫だよ。」
いったいどっちの言葉を信じればいいんだぁ〜〜〜???
「食べても問題ない」という説に従うならば、
卵黄に含まれるレシチンには、LDL(悪玉)コレステロールを減らして
HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあり、余分なコレステロールが
血管に沈着するのを防ぐのだとか。
う〜む...
やっぱり体質や現状の体調などは個人差があるので、信頼出来る医師
に相談して決めていくしかないのかもしれませんね。
《結論》
● 食事がコレステロール値に与える影響は少ない
● とはいえ、高コレステロール食品のとり過ぎには要注意
(特に高コレステロール血症の人や親が高コレステロール血症の人)
● 卵は適量摂取を心がける
これらの点をふまえて、食生活を見直してみてはいかがでしょうか
そんな方が多いのですが、私たちはこのコレステロールをどう考え、
どのように食べ物に気を遣っていく必要があるのでしょうか。
例えば、
卵には多くのコレステロールが含まれています。しかし一方で、
卵には多くの栄養も含まれているのです。
健康でコレステロール値に全く問題のない人であれば気にせず
食べられるのですが、既に高コレステロール血症と診断されている
人などは、食べ過ぎないほうがいいようです。
しかし、最近ではこんなことも言われ始めているようで...
【食事からの影響は少ないコレステロール値】
皆さんは、「食事摂取基準」というものをご存じでしょうか。
これは、日本人が健康を維持・増進するために摂取するべき
各栄養素やエネルギーの基準量で、厚生労働省により5年ごとに
発表されていました。
(過去形です)
2010年版では、コレステロールの目標量は、成人男性は1日750mg未満、
成人女性は1日600mg未満だったのです。しかし、2015年版では、
このコレステロールの摂取基準(目標量)がなくなってしまったのです。
いったいなぜ?
それは、「コレステロールは体内で合成される脂質で、食事で摂取する
コレステロールの影響は少ない」ということが分かってきたから。
つまり、コレステロールを多く含む食品の影響はあまり受けないから、
極端な食事制限はしなくてもいい、ということなのでしょうか?
「食事からの影響が少ない」
具体的にはどういうことなのでしょう???
【食事ではなく、肝臓がコレステロールを作り出している】
まずはじめに、最近の研究では「食事で摂ったコレステロールのうち
吸収されるのは、体内でつくられるコレステロールの1/3〜1/7程度」
ということがわかってきています。
そして、食事で摂取するコレステロールの量が少なければ体内で多く合成され、
食事で摂る量が多ければ、少なく合成されることもわかってきているのです。
つまり、常に一定量が保たれるようになっているため、食事からの影響は
少ないということなのです。
じゃあ、コレステロール値は全く気にしないで食事していいの?
そんな疑問もありますよね。
そこで、まずはこちらからご覧いただきましょう。
【コレステロールを多く含む食品】
コレステロールを多く含む食品の代表格である卵はかつて、
1日1個までと常識のように言われ続けてきました。
今でも、それを守っている人も多いことでしょう。
《コレステロールを多く含む食品(mg)》
・卵の卵黄 1個(16g) 224
・卵 丸ごと 1個(50g) 210
・フォアグラ 1切れ(60g) 390
・鶏レバー 焼きとり2本(60g) 222
・豚レバー 80g 200
・牛レバー 80g 192
・若鶏手羽肉 80g 96
・うなぎの蒲焼き 1串(100g) 230
・するめいか 刺し身1皿(60g) 162
・子持ちかれい 1切れ(110g) 132
・シシャモ(生干し) 3尾(50g) 115
・大正えび 3尾(60g) 96
・まだこ(ゆで) 刺し身1皿(60g) 90
・すじこ 1口大(25g) 128
・たらこ 1/2本(25g) 88
卵以外にも、鶏レバーやうなぎなどもコレステロールを
多く含んでいますねー。
さて、ここからが大事です。
【コレステロールを食事でどれくらい摂るべきかは人による】
何とも曖昧な結論になってしまい申し訳ないのですが、
「体内でコレステロールを合成する量や使われ方には個人差があり、
遺伝もあります。つまり、コレステロールを食事でどれくらい摂るべきかも
個人差があるのです。健康な人であれば制限する必要はありません。
しかし、既に高コレステロール血症と診断されている人や、親が
高コレステロール血症の人は摂り過ぎには注意したほうがいいでしょう」
そういうことなのです。
【まとめ】
日本人間ドック協会によりますと、高コレステロールは健診で引っかかる
人が非常に多い項目。しかも、近年急増しているようです。年代的には、
40代、50代は要注意!
そして、卵に関する専門家の見解は2つに分かれているのが現状です。
「卵はコレステロールが多いから卵を食べなければ上限が守りやすいよ。」
「いや、卵は血液中のコレステロール値に影響しないから普通に食べても大丈夫だよ。」
いったいどっちの言葉を信じればいいんだぁ〜〜〜???
「食べても問題ない」という説に従うならば、
卵黄に含まれるレシチンには、LDL(悪玉)コレステロールを減らして
HDL(善玉)コレステロールを増やす働きがあり、余分なコレステロールが
血管に沈着するのを防ぐのだとか。
う〜む...
やっぱり体質や現状の体調などは個人差があるので、信頼出来る医師
に相談して決めていくしかないのかもしれませんね。
《結論》
● 食事がコレステロール値に与える影響は少ない
● とはいえ、高コレステロール食品のとり過ぎには要注意
(特に高コレステロール血症の人や親が高コレステロール血症の人)
● 卵は適量摂取を心がける
これらの点をふまえて、食生活を見直してみてはいかがでしょうか
タグ:コレステロール
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